そういった意味でコミュニケーション能力というものは、これから先の長い人生を生きていくにおいて必須の能力と言えるでしょうね。
相手のことを考えられる人
言葉選びが上手い人の特徴の最後の7つ目は「相手のことを考えられる人」です。
これは先ほどの「コミュニケーション能力」とリンクする特徴と言えるでしょう。
つまり相手が喜ぶようなことや感激できるような事を察知する事も出来ない人に真のコミュニケーション能力は定着しないからです。
もしあなたがどうしても相手の事を考えるのが苦手なら、一度、接客業のアルバイトをされてみてはどうでしょうか?
接客業は、お客様のニーズを掴み取れない事には始まりません。
お客様が何を求めどうしてもらいたいのか、それをいつまでに行えばいいのか、といった事を自分本位ではなくお客様最優先の立ち位置で考えて行動しなければいけない職業なのです。
この仕事のツボを会得出来た人はきっと言葉選びの達人になれる事でしょう。
反対に接客をやってお客様を怒らせてばかりの人は根本的に言葉選びが出来ない人かも分かりませんね。
言葉選びの上手い人になって会話を楽しもう!
如何だったでしょうか?「言葉選びの上手な人」というテーマに則ってご紹介して参りました。
では、今回の大きなテーマをもう一度、振り返っておきますと、
・言葉選びが上手い人の特徴とは?
・言葉選びの上手い人がやっている6個のテクニック!
という事になっていました。
さて、80年代からテレビの常連、お笑い界の大御所として今も君臨するのが「明石家さんま」さんですね。
この人のトーク、まさにマシンガン並みの速さで言葉が湯水のように口から放たれてきます。
聞いている方はもう圧倒されっぱなし。
よくもまあここまで次から次へと言葉が出てくるものだ、と感心せずにはいられません。
まあ、さんまさんに限らずお笑い芸人さんたちの至上命令は人に楽しんでもらう事、の1点にかかっています。
そのためにあらゆる手段を尽くして笑いを誘えるようなトークを連発していきます。
そのための努力たるや、相当なものだと思うのです。
さんまさんのピークはまだ終わっていません。
思えば70年代の後半から現在に至る迄約40年以上、第一線で活躍中です。
そして彼の冠番組に呼ばれるゲストもいつしか彼より相当年下の人物ばかりになってきています。
人間、自分よりも若い世代の文化や考え方をマスターするというのはなかなか出来ないことです。
しかし、さんまさんは苦にする感じもなく自分よりも20歳も30歳も若い人達と対等にトークを繰り広げています。
いやはや、本当にこの向上心、頭が下がる思いです。
人間の老害は頭が硬くなる事も一因があるでしょう。
そういった意味では、さんまさんの会話の上手さというのは言葉選びの上手も手伝って他の追随を許さない領域に入っていると言っていいでしょうね。