人は基本的に組織に属して周囲との関りを築きながら生活してます。
生まれたときから家族という輪の中に加わり、学校への入学を経て社会へと進出していきますが、
いずれにせよ大きな組織の一員となっていることに変わりはありません。
いわゆる集団行動では、それぞれにポジションや役割が与えられます。
ただし、そこで与えられるポジションは必然であり偶然ではありません。
能力や性格など各個人の持つ個性によって与えられるものだったり、自ら適性を見極めて選ぶものです。
あなたはこれまで、集団の中でどのような立ち位置でしたか?
リーダー的なポジションで集団の中心人物だった人、いつも誰かの意見を優先して自分の意見を隠すことが多い人、
集団から外れて一人で行動する人など集団の中にはさまざまなタイプの人がいます。
ただ、中には自ら希望して得たポジションではなく、その場の流れで仕方なく不本意なポジションに収まっていたという経験がある人もいるはず。
そういう人は、たとえ属する集団が変わっても結局収まるポジションは代りばえがないケースが多いんです。
それは一体なぜなのか。
理由は“主体性”というワードに隠されています。
皆さんは自らの“主体性”について考えたことがありますでしょうか。
そもそも主体性と聞いてもあまりピンとこない人もいると思います。
今回は、誰もが持っている、もしくは持つことができる主体性について解説すると共に主体性がある人とない人の特徴や生き方について紹介していこうと思います。
主体性がない人ってどんな人?
あなたは自分に“主体性”があると思いますか?それともないと思いますか?
この質問に答えるには、まず主体性の意味をきちんと知らなくてはいけません。
そもそも主体性とは一体どんなものなのかを見ていきましょう。
主体性とは
主体性とは簡単に言うと「自ら考えて行動する」ということ。
これは一切なにも与えられていない状態で、自ら周囲の状況を判断し、なすべきことを導き出して行動することを指します。
ポイントは自分で自分のやるべき行動を決めて動けるかどうかという点です。
主体性は人が生きていく中で必要不可欠な能力であると言えます。
誰からの指示を得ずとも、自分でその場に適した行動をするというのは生活でも社会でも必ず必要になるものです。
自主性との違い
主体性についての概要を大まかにお分かりいただけたところで、よく混同されがちな“自主性”についても合わせて紹介します。
主体性と自主性、聞いた感じだとほぼ同じような意味合いに思われるかもしれませんがこの2つの根本は異なるものです。
自主性は「自らやるべきこと率先して行うこと」です。
主体性との違いは、元よりやるべきことが明確なケースにおいて行動することを指している点。
やるべきことが決まっていれば、あとはやるだけです。
その行動が迅速で積極性に富んでいることを「自主性がある」と言います。
主体性はそのやるべきこと自体を自ら考え行動できるかということになるので、「自主性がある人」と「主体性のある人」では求められていることが違います。
自主性はあってしかるべきもの。
主に企業などが求職者に求めている能力は主体性です。
自主性は主体性の一部だと考えることもできます。
主体性があればおのずと自主性はついてきます。
主体性がない人の7個の特徴を紹介
それではここからは「主体性がない人」の特徴をひとつずつチェックしていきましょう。
自分に当てはまる項目がないかどうか照らし合わせながらご覧ください。
1.人まかせ
まず主体性がない人の大きな特徴として「人任せ」というものがあります。
主体性に欠ける人は、自分で何をすべきか考えることができません。
すると自然と周りの指示を待って行動することが多くなります。
自分から、なにか行動に起こすということがほとんど無いので、自分自身の意見を主張するシーンもほぼなくなります。
自分で考えずとも周りが導いてくれるのであれば、それはもう自分の意志なんてなくとも行動できるので、楽かもしれませんね。
ですがその周囲の人からすると実にいい迷惑と言ったところです。