ここで大切なのは、行ったことがない場所に旅をして、そこで見た世界や、そこで得た新たな体験で、新しい自分に生まれ変わっていることに気づくことです。
自分の存在が、過去のためにあるのではなく今、そして未来のためにあることを。
自分が見ていた世界は、広い世界のほんの一部に過ぎないということを。
これらを旅先で得た新たな体験で実感することができれば、自分がやるべきことは何かも見えてくるでしょう。
旅先で、自分が新しく生まれ変わっていくことを実感できたなら、いつもの場所に帰ってきたあなたも、一皮向けたあなたになっています。
6.たくさんの人と会話をする
新しい自分に生まれ変わる方法6つ目は、『たくさんの人と会話をする』ことです。
生まれ変わりたいと思うほど苦しいとき、きっとあなたは、自分の価値観に囚われている状態です。
そうなってしまうのには周囲の影響も確かにありますが、ほとんどの場合は自分自身が物事を決めつけて、事実ではないことまで事実だと思い込んでいるのです。
つまり、あなたの苦しみも悩みも、あなた自身が作り上げた妄想の世界によるものだったりするということです。
悩みを抱えやすい人は、自らその悩みを深めていきがちです。
たとえば、失恋をキッカケに、自分には魅力がなく、誰からも愛されない人間だと決めつけたり、仕事でミスをして、自分は何をやってもダメな人間だと決めつけたり…。
その思い込みによって、さらに自分には価値がない、人生すべてが終わった…と、悩みを深刻化させていってしまうのです。
こうした思い込みのループから逃れるには、たくさんの人と会話をすることが一番です。
そして、あなたの考えが事実に基づいたものかどうかを確かめましょう。
そうすると、悩んでいたことのほとんどが、事実では無いことにも気付くことができるはずです。
偏見がなくなり心が広くなる
人と会話しないでいると、どうしても自分の考えだけに偏りすぎてしまいます。
自分に浮かんでくる考えが正しいと思い込み、それに囚われて平衡感覚を失っていくのです。
たくさんの人と会話をしてみると、人は一人一人違うこと、それぞれが違う考えや価値観を持っていることも分かります。
そのとき、大事なのは自分の考えと照らし合わせてジャッジしないことです。
この人の考えは間違っている、あの人の考えは正しい。
とジャッジするのではなく、十人十色だということを受け入れるのです。
そう考えると、あなたが追い求めていた正解が、必ずしも正解ではないことにも気付くと思います。
あなたが思い込んでいたことが事実とは違かったり、偏っていたりすることも分かるでしょう。
人は十人十色で、一人一人違っていて良いということが分かってくると、あなたの過去への後悔も手放すことができるはずです。
人は人からの偏見に苦しめられることがありますが、実は自分が偏見を持っていて、その偏見で自らを苦しめていたりもします。
たくさんの人と会話してフラットな感覚を取り戻すこと、事実に目を向けていくことを意識すれば、もう、過去を引きずって生きるあなたではなくなっているでしょう。
7.自分を大事にする
新しい自分に生まれ変わる方法7つ目は、『自分を大事にする』ことです。
これまで、さまざまな“新しい自分に生まれ変わる方法”をご紹介してきましたが、そもそも、自分を大事にしていないと生まれ変わることもできません。
というより、実際には生まれ変わっていても、自分の気持ちは満たされないままになってしまうのです。
「新しい自分に生まれ変わりたい」と新しいことに挑戦したり、外見を磨いてみたり…。
そうした努力を重ねていけば、人は確実に生まれ変わっていきます。
でも、生まれ変わった自分を認めてあげることができなければ、いつまでも生まれ変わったと思うことができませんよね。
だから「生まれ変わりたい」と苦しみ続けるいつもの自分のままなのです。
ですから、生まれ変わりたいなら自分を大事にすることを忘れないでください。
きっと自分を大事にすることができるようになれば、あなた自身が大きく生まれ変わった実感をもてるはず。
そして、自分を好きになったり、自信が持てるようになったりもするでしょう。
自己否定からは何も生まれません。