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思い出せない…どうしても思い出せな...(続き2)

目を閉じで視界をシャットダウンすることで、外からの余計な情報が入ってこなくなり思い出したい記憶を辿りやすいのです。

さらに目を閉じることで、思い出したいことを詳細にイメージすることができるので、思い出す確率もアップするという訳ですね。

実は思い出したいときだけでなく、情報を記憶するときも目をつぶると覚えやすいのだとか!

暗記をした後に目を閉じて15分休むと、覚えた記憶を脳に留めるまでの時間ができるので、休まなかった時よりも暗記した内容を覚えているのだそうです。

時間を置く

その場でなかなか思い出せないときは、一旦時間を置いてから再度思い出してみるのも効果的。

緊急なときは使いにくい方法ですが、すぐに思い出さなくてもいいことであれば、時間を置いて気持ちをリセットしてからの方が思い出せる確率は上がるはずです。

時間が空けば気持ちも落ち着くはずですからね。

それから、似た理由で場所を変えてみるのもオススメ!

同じ場所にいると同じ刺激しか受けないので、思考が単調になりどうしても思い出し難くなってしまいます。

そこで場所を移動して新な刺激を与えることでそれが気分転換になり、ふと思い出す可能性も高まるのです。

記憶をたどる

パッと思い出せないときは記憶を辿ることで、目的の記憶が思い出されることもあるでしょう。

例えば、車の鍵の置き場所が分からなくなってしまったとき、鍵を手放すまで何をしていたかを頭の中で思い返してみるのです。

「最後に車の鍵を使ったのはいつか?」その時点から、自分がどんな行動を取ったかを順を追って、できるだけ細かく思い出してみます。

「エンジンを切って、車から降りる時に鍵を手にして、そのまま家に入り荷物を整理して…そういえば、その時に上着のポケットに入れたかも…!」と、上手くいけばこんな風に思い出すことができるはず!

同じような状況を作る

記憶を辿るヒントとして同じ状況を作るのもオススメです。

人間の脳は記憶するときに対象物だけでなく、その時の状況も一緒に覚えているもの。

つまり、記憶した時と同じ状況に身を置くことで、それが刺激となって思い出す可能性が上がる訳ですね。

先程の車の鍵を失くした例で言うなら、「車から降りて家の中に入って…」というルートを実際に歩くことで、鍵を上着のポケットに入れた瞬間を思い出せるかもしれないということ。

「同じ状況を作ることで思い出しやすくなる」というのは見方を変えると、記憶するときに特殊な状況下で覚えれば記憶に残りやすいとも言えるでしょう。

つまり、どうしても忘れたくないことは、何か印象に残りやすい状況(スクワットしながらとか、踊りながらなど)で覚えればなかなか忘れずに済むという話ですね。

関連したものを探す

記憶は様々な情報と複雑に絡み合っているので、関連したものを探したり思い出していくと、対象の記憶が思い出せる場合があります。

例えば、「前回のデートでは、どのアクセサリーをつけて行ったんだっけ…?」となったとき、前回のデート服(=関連するもの)を見れば、その時つけて行ったアクセサリーも思い出せそうじゃないですか?

思い出す対象のイメージ(色、形、音、におい、味、肌触りなど)が断片的にでも分かれば、そこから答えが導き出せるでしょう。

仮に関連したことが核から少し外れていても、情報は連鎖しているはずなので芋ずる式で思い出せるかもしれませんよ。

記憶は五感で覚えられているものなので、別の刺激と一緒にして覚えれば忘れにくいとも言えます。

みなさんも経験があると思いますが、単語や文章だけよりも図や表・イラストが一緒の方が覚えやすかったり、語呂合わせで覚えたことはなかなか忘れないってことがありますよね?

よく、「書きながら(手を動かしながら)覚えたり、声に出しながら(自分の声を聞きながら)覚えると良い」とも言われますが、それも別の刺激と一緒に記憶するから覚えたことを忘れ難いという話なのです。

一旦諦める

何度思い出そうとしてもダメなら、(「何が何でも思い出さなくてはならない!」ということでなければ、)一旦諦めるのも手です。

何回かトライして思い出せなかった場合、それ以上考えても思考回路は同じものになってしまいがち…。

同じことをグルグル考えているだけでは、思い出すのも難しいでしょう。

一旦諦めることで気分が切り替わったり、「思い出さなきゃ…」という(無自覚の)プレッシャーからも解放され心に余裕ができるので、ふと思い出せる可能性があるのです。

思い出せなくてモヤモヤする気持ちも、「今は思い出せなくてもいいや…(後で思い出せるかもしれないし)」と考えて、上手く断ち切れる様になると良いかもしれませんね。

キーワードを出す

上で説明した「関連したものを探す」とも似ていますが、対象のキーワードを出してみるのも思い出すきっかけになることがあります。

例えば、人の名前が思い出せないとき、「確か“6文字”だったはず」「苗字には“川”がついていた」「頭の音は“あ”で始まる名前だった」と出していくのです。