対象の全体を思い出せなくても断片的には覚えているもの。
その断片的な記憶(ここではキーワード)を繋ぎ合わせていけば、対象の全体も浮かんでくる可能性が高いという訳ですね。
記憶力がいい人の特徴とは
「思い出せない!」ということが頻繁にある人にとって、記憶力が良い人は羨望の対象になり得ると思います。
では、記憶力の良い人とそうでない人とでは、どんな違いがあるのでしょうか?
という訳で、“記憶力がいい人の特徴7個”をまとめてみました!
みなさんも、自分が“記憶力が良い人の特徴”にいくつ当てはまるかチェックしながら見てみて下さいね。
仕事ができる
記憶力が良い人は、仕事を覚えるのが早いので即戦力にもなりますし、仕事に取り組んでいる時の集中力も非常に高く結果もきっちり出すことができます。
なので職場では、仕事ができる人として周りから一目置かれたり、上司や部下からの信頼も厚いという特徴があると言えるでしょう。
記憶力が良い人の頭の中には仕事の知識はもちろん、作業を効率的に進める上で必要な情報がしっかり入っており、新しい情報が次々に入ってきてもそれを難なく覚えることができ尚且つ忘れることがないので、ミスや失敗も少ないのです。
例え失敗やミスを犯したとしても、同じ過ちは二度と繰り返しません。
というのも、記憶力が良い人は分析能力にも優れており、「どうして失敗したのか?」「何が間違いだったのか?」を徹底的に解析し正解の対処法を導き出すと共に、失敗した時の状況もしっかり覚えているので、同じ失敗をすることなく、その経験を次にしっかり活かすことができるのです。
感受性が豊か
記憶力が良い人は感受性が豊かという特徴もあるでしょう。
普通の人と感受性豊かな人が同じ刺激を受けても、それぞれが感じる衝撃の大きさはかなり異なり、感受性が豊かだと心を大きく動かされる機会も多いと言えます。
例えば、そこそこ綺麗な景色を見たとき、普通の人なら「綺麗だな」とその場では感動しても、しばらく経ったらどんな景色だったか忘れてしまうでしょう。
一方、感受性が豊かな人は「なんて綺麗な景色なんだ!」と大きな衝撃を受け、その景色が頭の中に鮮明に焼きついて時間が経っても離れないのです。
みなさんにも経験があると思いますが、今まで生きてきて心の底から感動した事・嬉しかった事・悲しかった事など、大きな感情を感じた出来事はいつまで経っても頭や心の中に残っているものですよね?
感受性が豊かだとそういう出来事も多くなるので、色々なことを覚えていられるのです。
また、感受性が豊かなのは何でも受け入れる柔軟性がある証拠でもあります。
なかなか覚えられないのは、「覚えられるはずがない!」「覚えるのが面倒くさい!」などと無意識に拒否してしまっているからとも考えられます。
しかし柔軟性があればそういった障害もなく、「よし、覚えるぞ!」と素直に受け入れることができるので、そこまで苦労せずに色々な情報が頭の中に入ってくるのでしょう。
勉強が好き
記憶力が良い人は勉強が好きで、記憶作業が習慣化されています。
つまり、勉強を通して“覚えて思い出す”ということを日常的に行っているので、記憶力が自然と鍛えられているのです。
誰だって何度も繰り返して練習すれば、個人差はあれ上達するものですよね?
記憶力も同じで、覚えて思い出す機会が多ければ得意になり少なければ苦手なまま…。
記憶力の良い人は普段の勉強を通して、記憶力そのものを鍛えるだけでなく、(物事の)整理力・理解力・想像力・解決能力なども鍛えているので、それらの能力が高いのも“思い出したいときに思い出す力”に繋がっていると言えるかもしれませんね。
綺麗好き
記憶力の良い人は綺麗好きという特徴もあります。
ただ、この場合の「綺麗好き」は、ホコリやチリ一つないという衛生的(清潔さ)な意味よりも、「部屋に無駄なものがない」とか「物がきっちりと並べられている」といった見た目の美しさの意味が強いかもしれません。
というのも記憶力の良い人は整理整頓が得意で、必要な物と不要な物の分別もつき、あるべきものがあるべき場所にあることを良しとする傾向にあるのです。
そういう人にとって、出したら出しっ放しとか、元あった場所とは別の所に物を仕舞う、というのは絶対に許せないでしょう。
集中力が高い
上の「仕事ができる」の説明でも触れましたが、記憶力の良い人は集中力が高いという特徴もあります。
記憶力の良い人は短期記憶を長期記憶にするのが得意なのですが、それは覚える時に高い集中力で頭に情報を叩き込んでいるから。
短期記憶は脳が「不要な情報」だと判断したらそのまま忘れてしまうので、その前にしっかり覚えて長期記憶に変える必要があるのです。
覚えることの選別が上手い
記憶力の良い人は覚えることの選別が的確です。