なぜなら、感謝はポジティブな感情だから。
問題が起きたことに感謝してみると、不思議と勇気が湧いてきて、真っ暗だった目の前に道が開けるようになります。
感謝がポジティブな感情をどんどん引き寄せて、今かかえている問題すら解決に導いてしまうのです。
実際、感謝することは、脳の血液量に変化を起こすことも明らかになっているそうです。
感謝の感情が芽生えると、脳の血液量は大きく増加すると言います。
逆に問題に直面してストレスを抱えているときは、血液量が減少して脳の機能が鈍くなるのだとか…。
問題が起こるとパニックになって頭が真っ白になる感覚、あれは、実際に脳の機能が働かなくなっているからなのかもしれません。
このように、感謝することには問題解決の力もあるのです。
仕事での問題も解決するようになる
感謝することで問題が解決するということは、もちろん仕事での問題も解決するようになるということです。
問題にはプライベートな問題や人間関係の問題などもありますが、仕事での問題は成功を阻害する要因になりますよね。
ですから、仕事での問題は速やかに解決したいと誰もが思うでしょう。
でも、仕事で何かひとつ問題が起きると、まるで芋づる式のようにさまざまな問題が浮上したりします。
そうなると何から手を付けていいのか…そのまま失敗に終わることも少なくありませんよね。
でもそんなとき、「感謝すること」を思い出すと、その問題が起きたことすら感謝になります。
問題は気づきを与えてくれるものであり、その問題に気づかずに先へ進むことはできなかったということ。
つまり、その問題をクリアしない限り成功もできないということです。
ですから、問題は感謝すべき事柄。
「気づかせてくれてありがとう」その気持ちが持てた時、ほとんどの問題はすでに解決しています。
5.人間関係がよくなる
「感謝すること」の幸せ効果その5は、『人間関係がよくなる』ことです。
感謝することで得られる最大の幸せ効果は、きっとこの、「人間関係がよくなる」ことだと思います。
これは、仕事などの成功が感謝に由来するものだと気づくことより、もっと身近で、その場で実感できる感謝の幸せ効果になるでしょう。
感謝することを忘れない人は、常に良好な人間関係を築いています。
なぜそれができるかというと、感謝できる人は人に好かれるからです。
自分が感謝されたときのことを考えれば、分かりますよね。
小さなことにも感謝してくれると嬉しくなり、その人のことを好きになるのではないでしょうか?
些細なことにも気づいてくれることに感激して、感謝の気持ちが芽生えたりもします。
感謝する人はこうして、周囲の人との良好な人間関係を築くことができるのです。
周りの人達が良い人ばかりになる
今、あなたの周りは悪い人だらけだと感じていませんか?
嫌な人ばかりが周りにいるからイライラするし、とても感謝できるような人は周囲にいない…。
そう思っていませんか?そんなあなたは、もしかしたら感謝していないことが原因で、周囲が悪い人だらけに見えているのかもしれません。
ネガティブな感情は、自分をネガティブモードに押しやってしまうばかりではなく、周囲の人にも伝染します。
そのネガティブな感情が「自分に向けられているのでは?」と感じれば、人は警戒しますよね。
自分を守るために、敵意を向けてくることもあるでしょう。
ネガティブな感情とポジティブな感情は、一緒に存在できないと言います。
つまりネガティブな感情をもつ人間関係も、決してよい関係にはなれないということです。
一方で、感謝というポジティブな感情持ち始めると、ネガティブな感情は一掃されます。
感謝でいっぱいになったとき、周囲の人も良い人ばかりになっているのです。