血液の重さは体重の1/13で、尿は1日で約180リットルが作られます。
水分を抜くと、これらの重さをわずかとはいえ減らせるのです。
しかし、一般人が何の目的もなく水分を抜けば健康状態を損なってしまいます。
サウナ後に体重が減ったように思えるのは単なる脱水症状です。
これで痩せたと思い込むのは危険なので、サウナはあくまでも血行促進などの目的で行うものと考えましょう。
見た目が痩せたいなら体重ではなく筋肉でシルエットを整えることに注力すべきです。
体重は増えたが見た目が痩せた
これこそが一番良い状態です。
先述の通り、骨や筋肉と脂肪の体積比は0.8:1.0ですから、体重が増えたのに見た目が痩せたということは、骨や筋肉が増えたということを示しています。
もし自分がこの状態にいるなら、今の生活習慣が自分に合っているということで、持続できるように心がけましょう。
筋肉量がアップした
体重が変わらずとも、脂肪が筋肉に置き換われば体積が少なくなるため見た目が痩せます。
実際に、体重が以前よりも増えたのにウエストがマイナスになっている人も多くいるのです。
体重だけでなく体脂肪率を測定することで、この状態にあるのかどうかはわかります。
ただ、大して筋肉もついていないのに見た目だけ痩せた場合は便秘を疑った方がいいかもしれません。
腕や足だけ痩せてお腹がぽっこりしているなら排便の頻度を思い出してみましょう。
バランスの良い筋肉の付き方に変わった
体脂肪率体重ともに変化なしなのに痩せたのであれば、筋肉の付き方が変わったという可能性があります。
いわゆる筋肉太りだった身体が、引き締まって欲しいところだけ引き締まり、ほどよく脂肪がつくバランスに変わると綺麗なメリハリボディに生まれ変わるわけです。
逆に、特定の運動だけを繰り返すと一部だけ筋肉がついてしまい、脚がパンパンになったり腕だけゴリゴリになったりします。
女性らしくモテるボディラインにするためには、脂肪の丸みもある程度は必要です。
やりすぎないようにしましょう。
ガリガリすぎないように注意しよう
ガリガリは見ていて怖いものがあります。
モテとは程遠いため、痩せすぎないよう注意が必要です。
細い体への極端な憧れは自分を鏡で見たときの認知をゆがませ、拒食症などを引き起こします。
日本人女性は肥満に対してあまりにも過剰反応しすぎですから、医者から「太り過ぎですよ」と言われない限りは気にしなくて構いません。
薄命な美人よりも、元気で明るい健康体がモテることを知り、しっかり食べてよく動いて元気に過ごしましょう。