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「割愛」とはどういう意味?誤用され...(続き2)

惜しいと思うものを省略したりする行為

割愛という言葉を使う場合最も多い活用方法としてこの省略という意味での使用が殆どかと思います。

では省略と明確に違う条件に付いてご説明していきますね。

割愛には単に省略する事と一緒に次の意味合いが付属します。

省略する内容について本当はとっても大切な内容で省略するのは惜しいのですが時間や文字数の関係で仕方なく省略をせざるを得ないという意味が付属するのです。

単に省略するというのとは明確な違いがありますよね。

省略というのは必要ない場合でも省略すると使う事が出来ますが必要無い事を省略する場合に割愛するとは使いません。

というより使えません。

先にご説明した時間が無くて省く場合でも省く内容が省くには惜しい内容の場合は割愛と使い説明しなくてもあまり問題の無い内容(不必要な内容)であれば省略と使います。

省く内容が本当は話したいけど(記載したいけれど)やむない事情で省く場合に割愛と使うのです。

省く内容が省いても差し支えなくて話しても話さなくても(記載してもしなくても)さほど問題の無い内容は省略しますと使って下さい。

この付属する条件こそが割愛を使う上で最も重要な意味となります。

その省く内容は本当は省きたくない内容であれば割愛と使って下さいね。

それでは分かりやすく例を用いてもう少しご紹介していきますね。

例1.「他にも言いたいことはあるけれど、ここでは割愛します」

この場合には本当はもっと伝えたい事はあるのに時間や様々な都合によって省かざるを得ない状況で使用することができますね。

もっと言いたい内容がある場合には最適な使い方になります。

逆に話したい内容をすべて話してしまい少し雑談をしていたら時間がきて途中まで話した雑談内容を最後まで話さないで省く場合には「この続きはあるのですが、ここで省略します」と省略を使います。

省く内容によって使い分けて下さいね。

また、この言葉の後に補足などとして「割愛(省略)した内容が気になる人は後で直接聞きに来て下さい」などその場の状況に応じて補足を入れてあげると尚良いです。

例2.「時間の関係上、割愛します」

先の例では割愛する意味として先に言いたい事はあるけれどと、補足して割愛しますと伝える方法でしたが、この例の場合は時間の関係上と本当は話したい(伝えたい)内容があるのですが、時間の関係でこれ以上は大変惜しいのですが話すことはできません。

と言った内容の言葉になります。

先の例と同様に省く内容は本当は省きたくない内容ですと伝えながら最後に割愛という言葉を使う事で省いた内容が明確に惜しい内容であったと相手に伝えることができます。

逆に省く内容がそこまで重要性が無い場合には省略を使います。

この使い分けが出来るようになると様々な場面で相手に対して明確に自分の意図を伝えることができます。

例えば省いてしまう内容が聞いている人の事についての内容であれば省略しますと使ってしまうとあなたの事は必要ないので省きますと相手に対して非常に失礼な言い方となってしまうのです。

相手に対しての礼儀などを考えると折角来て頂いたのですが諸々の諸事情によって省かざるを得ませんという意味を込めて割愛と使って下さい。

割愛を使う事で本当は話したいのですが諸事情などにとよって話すことが出来ない旨を相手に伝えることができます。

この様に割愛と省略を混同して浸かってしまうことで相手に対して非常に失礼な言葉となってしまう危険性もあるのです。

言葉の意味を理解して適切に使えるようにして下さいね。

具体例としてパワーポイントなどでプレゼンをする場合にスライドを使用してプレゼンをするかと思いますが時間の都合によってパワーポイントで作成したすべてをご紹介できない場合にこの「時間の都合上、割愛します」と使います。

パワーポイントで作成した内容は作成した際に全て重要だと思うことのみを集約して作成した内容かと思います。

この為省略では無く割愛を使用するのがベターですね。

さらにプレゼン相手に対して言う場合には敬語表現で伝えるとベストになります。

割愛自体は敬語表現ではありませんので、「時間の都合上、割愛させて頂きます」や割愛いたします等その場に合った敬語表現で伝える事が出来ればベストな対応となります。

ここまで考えられるようになると良いですね。

大学の教員が他の大学へ移籍をすること

割愛という言葉をここまでは省略する、省くという意味としてご紹介をさせて頂きましたが実は他の意味合いで使用するケースもあるのです。

一般的な意味としては内容を省くという意味としての仕様で間違ってはいませんが大学や公務員などの間で使用する場合は次のような意味合いで使用するケースもあります。