ただ、ここは冷静に空き具合と空いている席の状況を見るべきです。
たとえば初対面の人が多い自由席の飲み会で、空席が3~4つほどあったとしましょう。
自分の隣以外の席が、既に酔っ払っている人、大声で話している人、巨漢の隣しかなければ、自分の隣が選ばれる可能性は大です。
好意を持たれているから?
その場限りの相手に好意を持つことは稀です。
小説や漫画では、毎朝同じ電車になる人をなんとなく気にしていて、その後ラブロマンスに発展なんて話もありますが、現実ではまずありえません。
たしかにイケメンや美女だとつい見てしまうことはあるでしょうけど、好意というほどの感情でもないでしょう。
「目の保養だわ」くらいのものです。
一方、飲み会やパーティなどの、知り合いやこれからも会う機会がある人達との集まりでは好意を持っている可能性はあります。
とはいえ、先述のように、他にも席はあるけど実質無いのも同じ状況であれば話は別です。
好みのタイプではない場合は逆にガッカリ?
電車などの極めて偶発的な場面においては、好みのタイプが隣に来る機会の方が少ないでしょう。
好みのタイプというプラス要因がなければ、席が狭くなったことにガッカリすることが多いと思われます。
とくに太っている人が隣にくると肌が密着するので勘弁してほしいものです。
座っているときの仕草がやたらとウルサイ人も避けられがち。
ガッカリというよりは、単に迷惑なので、隣で耐えることに限界がきて離れていきます。
若い人達に多い傾向があるのがこの考え方
若い人は、よほど好みの相手でもない限り隣に座られただけで残念な気持ちになります。
とくに、そこそこ空いている車内にも関わらず隣に座られると、運が悪いとすら思ったりします。
この考え方が若い人たちに多いのは、年齢が高い人ほどマナーが悪い傾向にあるからです。
「最近の若い奴」の方がよほどマトモだと思える場面はいくらでもあります。
年配の方々は、会社で偉い立場になっている人が多いためか、立場の関係ない人に対してまで態度がデカイことが多いです。
あるいは、年配にはなったものの社会的に認められた経験に乏しく、自分のことを知らない人にだけ高圧的な態度をとるクレーマー体質の人もよくみられます。
こういう人は金輪際会うこともない相手と思うと横暴になるようです。
平気で新聞を広げたり、人様のスマホを覗きこんだり、太い図体を無視して体をねじこんできたりします。
あとは周囲におかまいなしにベラベラベラベラ、デカイ声で話し続ける集団や鞄の中をガサガサ漁って肘をぶつけてくる人も多いです。
若い人はこのような迷惑人間にイライラしているので、隣に誰が座ろうとまず身構えます。
「コイツはマトモか!?」と疑ってしまわざるをえないのです。
マトモじゃなければ席を立ちます。
それでも異性だから少し姿勢を正すなどをしてしまう人も
単にタイプではないだけでマトモな人であれば、隣に座った異性に迷惑がかからないように姿勢を正すこともあります。
とくに男性の場合、隣に座った女性にセクハラだと思われることを懸念して、手の位置はやたらと気を遣うことがあるでしょう。
身を守るような体勢をする人もいる
偏見によるものではありますが、セクハラをしそう、盗みをやりそうという印象を相手に対して抱いてしまうと、自然と身を守る体勢をとります。
荷物を抱え込んで小さくなることでガードを固めるわけです。
ちょっと変な人が隣に座ってきたときも身を守ります。
音楽を聞きながら首を振ってノリノリだとか、歌っちゃっているとか、なんか息が荒いとか、酔っ払いすぎているとか…。
このような“ヤバめの人”が隣に来ると、露骨に席を立つのも何だか怖いので「何も起こらないでくれ!」と祈りながら縮こまって耐えたりします。
ガッカリどころか気持ち悪いこともある
電車に関しては、女性はとくに、空席が目立つ車内にも関わらず男性が隣に座ってくると若干の恐怖を覚えることがあります。