もうひとつは、異物が混入した時。
3つ目は、感情の涙です。
叱られて泣いてしまうのは、感情の涙。
叱られたことによってストレスがかかり、そのストレスを発散させるために泣くわけです。
赤ちゃんや子供がとくによく泣くのは、ストレス発散のために、泣く以外の術をまだ知らないからと考えられます。
ですから、仕事で叱られて泣いてしまう人は、過度のストレスがかかった状態であり、泣いてストレスを発散させているというわけです。
大人になっても泣くことでストレスを発散させているということは、泣く以外の方法で上手くストレスを発散できないから…と考えることもできますね。
結果的に、叱られて泣いてしまう人は、弱い存在だと思われてしまうのです。
もちろんそれは、周囲から見ても、自分から見ても“弱さ”になります。
ただ、泣くこと自体が弱さではないと思います。
本当は、叱られている事柄を、受け入れられないことが問題なのです。
人が泣くときは、自分の感情が関わっています。
つまり叱られて泣く人は、叱られる恐怖や不安、恥ずかしさ、自分が可哀そうに思う気持ちなど、自分の感情に目が向いている状態です。
叱られている、その内容には全く目が向いていないのです。
泣いてしまうほどストレスがかかるのもそのせいで、自己愛が強すぎることが弱さの原因と言えます。
したがって、泣かないような強い自分になるとき、それは涙をこらえるということではないということです。
ストレスを感じないようにするということでもなく、現実を受け入れるということなのです。
失敗が続くと気分を上げることができない時
自分って弱いな…と思う瞬間として、4つ目にご紹介するのは『失敗が続くと気分を上げることができない時』です。
失敗すると「自分はなんてできない人間なんだろう」なんて思って落ち込みますよね。
それが続くと、自分が本当にダメな人間な気がしてしまうものです。
そして…そんな自分が嫌になり、自分を弱い人間だと思うようになるのです。
確かに、失敗ばかりの自分は惨めで、失敗に凹んで切り替えられない自分は、弱い人間としか思えません。
「失敗にもへこたれない強い自分になりたい」と、願うのも当然なのでしょう。
しかし、失敗して落ち込まない人はいないと思います。
違いがあるとしたら、気持ちを切り替えるタイミングが早いか遅いかです。
その気持ちの切り替えができないうちに、次の失敗をしてしまえば、気分を上げることができないのも、仕方のないことなのではないでしょうか。
問題なのは、そこで自分を弱い人間だと決めつけてしまうこと。
弱い人間だと決めつけてしまえば、気分を上げようともしません。
つまり本当の弱さは、現実を見ずに自分を弱いと決めつけ、その状態に甘んじていることなのだと思います。
失敗に落ち込み気分を上げることができない自分を弱いと感じるのは、失敗したら気持ちをすぐに切り替えなければならないと思いすぎているからです。
強い自分とは、落ち込む自分もまるごと受け入れられる自分です。
人のSNSを見て羨ましいなと思う時
自分って弱いな…と思う瞬間として、5つ目にご紹介するのは『人のSNSを見て羨ましいなと思う時』です。
今って、他人との差を感じさせられるツールが溢れていますよね。
SNSを見ていると、他人が羨ましくなり、自分が惨めに感じたり、寂しい人間に感じたり…。
そんな風に、SNSを見ながらネガティブになっていく自分に対し、「自分って弱いな」と感じてしまう人も多いです…。
「他人のことなんか気にしなければいいのに」と思うのに、どうしても気になってしまう。
そんな他人たちに負けまいと、自分もリア充を装いたくなる。
それは、リア充な人達が世間で言う“勝ち組”だからです。