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強い自分になるための8個のポイント(続き5)

先ほども触れましたが、「自己愛が強すぎる」ことが弱さのひとつの原因です。

自己愛が強いということは、自分を好きな状態なのですが…自分を弱いと思い、強くなりたいと願う人の場合、自分の愛に歪みが生じていることが多々あります。

いわゆる、自己愛性パーソナリティ障害です。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分を特別な存在だと思っている傾向があります。

自分を弱いと思うのとは真逆の思考ですが、これが過剰な弱さを引き出してしまうことがあるのです。

なぜなら、その特別な自分に欠点があることを受け入れられないからです。

叱られて泣いてしまいやすいのも、失敗して落ち込み続けてしまうのも、他人に何でも合わせてしまうのも…「非難や否定される自分=弱い自分」を過剰に拒むからです。

自己愛が強すぎる結果、恐れるものが生まれてしまうわけですね。

それが、自分を弱いと思ってしまう人の、弱さの原因です。

ですから、強い自分になりたいのなら、「自分の全てを受け入れて好きになる」ことがポイントになってくるのです。

2.他人と自分を比べない

強い自分になるためのポイントその2は、『他人と自分を比べない』ことです。

自分を弱いと思う瞬間の解説の中でも触れましたが…自分を弱いと感じるひとつの原因に、他人と自分を比べてしまうことがあります。

他人と自分を比べると、たくさんの差を感じてしまいます。

成績、スポーツ、容姿、頭脳…それらの差で、自分が劣っていると感じると、相手が強く、自分は弱い立場だと思い込んでしまうのです。

そして、強い人と弱い自分がいたら、強い人のほうが立場が上で、弱い自分の立場は下。

そう思ってしまいますよね。

自分は弱い立場の人間だと思ってしまったら、自分に自信を持つことなんてできません。

弱い自分を、好きになることもできないと思います。

弱いから強い人の言うことを聞かなければならないし、弱いから人に意見は言ってはいけない。

弱いから叱られる、弱いから嫌なことをやらされる…。

他人と比べて自分を弱い人間だと思い込むことで、自ら弱い人間として振舞う道を選んでいるのです。

でも、成績が良い人が強い人?容姿が優れた人が強い人?

スポーツには勝ち負けがありますが、人としての強さと弱さには、まったく関係のないことです。

他人と比べて劣っていると感じるのは、あなた自身。

あなたは弱いのではなく、他人との優劣で自分の強さを図ろうとすることが問題なのです。

強い人は、他人と自分を比べません。

比べないから、優劣で自分を弱いと感じたり、強いと思ったりすることもありません。

強い人は、強さや弱さとは全く違う次元で、物事を判断しているのです。

他人と比べれば、違いや差があるのは当然です。

人は、ひとりひとり違うのですから。

それを比べて、優劣を決めようなんてナンセンス。

あなたはあなたを、自分で好きになってあげることが、強い自分になるということです。

3.深く考えるのをやめる

強い自分になるためのポイントその3は、『深く考えるのをやめる』ことです。

深く考えないというのは、強い自分の人が、強くいるためのちょっとしたコツのようなものです。

たとえば、失敗が続いて気持ちに負けそうなとき、一時的に深く考えるのをやめ、嫌な物事を受け流すという方法です。

強い自分を持っている人って、どんなことがあっても潰れない、強靭な精神力を持っているようなイメージがありますよね?

きっと、強くなりたい人は、そんな強靭な心を手に入れたいと思っているでしょう。

でも、強い自分を持っている人の心が、そんなにも強いわけではありません。