不安がないのですから笑顔にもなるはずです。
7.脳が笑いを制御できなくなっている
脳が笑いを制御できないというのは、失笑恐怖症や情緒不安定、強制笑いなどの精神疾患が該当します。
医師の診断ありきの話なので、断定的な話は回避しますが、先天的・後天的に限らず、この症状が出る人は少なくないようです。
症状であることが分かった場合、精神安定剤の処方とカウンセリングを並行して治療していくことになるでしょう。
これらの症状をよく知る人は日常生活では少数です。
そのため、周囲から「何をふざけているんだ」と叱咤されてしまうことがあります。
それによってむしろ緊張状態が過度になり、症状が悪化することもあるので、自分のことをよく理解するためにも、まずは病院に行ってみましょう。
8.自分をよく見せたいから
大人ぶってる人にありがちなのが、自分をよく見せたいがための笑顔です。
笑顔を絶やさぬことで余裕のある姿を演出し、他者よりも秀でた人間に見せようとしています。
しかし、実際に余裕があるわけではありません。
自分をよく見せたいという欲望を持つ時点で自分のことを認めていない、本来の自分を見せる自信がないということですからね。
この自信の無さが緩和されない限り、必要以上に笑っているため違和感を与えることもあります。
9.話を聞いていないからとりあえず笑っている
適当人間もよく笑いますね。
話を聞く能力が無いのではなくて、興味がないから聞かないだけ。
もう話を聞かないことは前提になっていて、どうせ聞かないにしても真顔や怒り顔でいるよりは笑顔でいた方が怒られないことを心得ています。
話を聞いていないのがバレないまま「楽しかったよ!じゃあね!」と言われればラッキーだし、「もう聞いてるの!?」と言われても笑っていれば「まったく仕方ないなぁ」と言ってもらえる確率が高いです。
この笑顔は、店のカウンターで客にやたらと絡まれている従業員を見れば分かりますよ。
客の世間話なんて全然聞いていないのに「そうなんですねー」「あはは」「それは面白いですねー」と笑顔で口にしています。
客の言うことをいちいち心に留めていたらパンクしてしまう、接客業のあるあるです。
よく笑う人がモテるのはなんで?
よく笑う人の周りには人が集まりやすいです。
それだけでもモテる理由が見えてきます。
周囲に1人しかいなければ、その人が好きになってくれなきゃどうしようもありませんが、100人集まっていればその内の1割が好意を抱くだけでも10人からモテるということになりますからね。
では、何故笑顔の人の周りには人が集まるのかについて見てみましょう。
一緒にいて楽しい
いつも仏頂面の人より、笑顔の人といる方が楽しいです。
そして、一緒にいると楽しいと思った経験の積み重ねが恋心に発展します。
居心地が良い
笑顔は「敵意が無い」ことの証だといわれています。
まだ人間が動物だった頃は、口を開けて歯を見せることは威嚇を意味していました。
単独で行動する動物なら周囲の音に反応して威嚇するだけでも良かったでしょう。
ところが、霊長類は群れで暮らし、ボスを中心として他の動物よりもやや複雑な関係性が存在します。
そこでうっかり、草むらから現れたボスなどの“喧嘩を売ってはいけない相手”に威嚇してしまったときに、とっさに表情を緩めて敵意を引っ込めたのです。
この表情こそがまさに笑顔。
現在、人間以外ではチンパンジーくらいでしか見られないといいます。
つまり、いつも笑顔ということは、いつも敵意がないことをアピールしていることと同じ意味です。
相手からすれば、敵意があるかもしれない人より、敵意が感じられない人と一緒にいた方が居心地が良いに決まっています。