会社の取り分は本来自分のもの、と勢いよく独立してはみたものの、どこからも仕事がもらえなかった、というのも一方では現実です。
自分の考えていることは正しいのか、業界で通用するのかどうか、利害関係のない相談のできる人に相談するのが一番です。
9. 実際の頑張りに見合うだけの給料を全然貰えない
これは勘違いであることも多いので考え方をどう持つかによって変わります。
東日本大震災の直後、全原発の停止による電力逼迫で、東京電力以外の電力会社でも賃金の調整(カット)がありました。
それをある九州電力の社員が、そのせいで娘たちにプレゼントも買ってやることもできない、とブログで嘆いたそうです。
するとたちまち炎上しました。
被災者たちが大変な目にあっているというのに何を寝ぼけたことを言っているのだという非難と、もうひとつは地元・九州からのものです。
「おまえは九州で九州電力以上に恵まれた、待遇もよい職場がどれだけあると思っているのだ。」という内容です。
この人は二重にうかつだったのです。
世間の風を全然理解していませんでした。
このようにならないよう、自分世の中の標準に照らしてどうなのか、という視点は必要です。
10. 結局都合よく会社に利用されサービス残業をさせられている
宅配便最大手のヤマト運輸の動きが最近話題となっています。
労働組合がこれ以上仕事を受けないように要求したり、時間指定配達の一部取り消し、未払いの残業代の支払いについて、などがニュースとなりました。
残業代は数百億円にも上ります。
急速に改善が進んでいます。
やはりトップ企業が姿勢を正すことの影響は大きいものがあります。
世の中は正しい方向へ向かっているようです。
また労働基準法でも残業時間が制限されることになりました。
無駄を省く効率的な業務が求められる時代となっています。
サービス残業は拒否するのことが、会社の経営にとってもプラスです。
11. 会社ではさばき切れない仕事を家に持ち帰ってやっている
パソコンを家に持ち帰って作業したために、これまでどれくらいのデータが流出したことでしょうか。
よく話題となるのは学校の先生です。
生徒の住所、名前はおろか、成績や内申書の内容まで流出してしまい、その都度全国規模のニュースとなりました。
中小企業のデータ流出 は ニュースにはなりませんが、あってはならないことなのは同じです。
今ではパソコンを持ち出さなくてもデータだけ持ち出すことは簡単です。
流出の恐れがあるとして、会社が自宅作業を禁止すべきです。
危機管理のできていない会社だとバレてしまいます。
12. ノルマ主義で成果を強要する
これは営業担当であるかぎり避けられません。
数字は常につきまといます。
そして扱う商品のデータや数字に精通していなければ営業活動そのものがうまく進みません。