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小さな失敗を成長に繋げるための5個...(続き2)

自分を客観的に見る良い機会になる

誰しも失敗をするとあわてるし、落ち込みます。

しかし、一度落ち着いて失敗の原因は何だったか、よく考えてみましょう。

すると、自分の欠点が見えてきて、次同じ失敗をしないためにはどうすればよいか改善点が見えてくるはずです。

得てして、その人自信は自分の欠点を見つけたいとは思わないし、失敗を失敗だと思いたくないものです。

しかし、周りからすると、つまり客観的に見ると、「この人はこういう残念なところがある」とか、「ここを直せばとてもいい人なのに」いう目で見ています。

この「客観視」という能力はなかなか身につけられるものではありませんが、失敗を良い機会と考え、自分を客観視するよう努力しましょう。

その努力自体が自分にポジティブな考え方ができるような精神力をつけさせ、人として成長させることができます。

だから、失敗をしてもせずとも、客観的に自分自身の事を見られる人は、人として毎日自分をアップデートしているわけで、非常に優れた人格者になれます。

失敗を素直に反省することで周囲の人から一目置かれる

失敗してもあわてず、落ち込むことなく、自分の成長の糧となるのだとポジティブに考えられる人は大変すばらしいと思います。

そういう事をここまで述べてきました。

例え一度は取り乱したり、落ち込んだりしたとしても、失敗を失敗と捉え、自分に非があると認め、失敗の原因から自分の欠点を割り出し、改善点を見つけるという行為を「反省」と言います。

この反省ができる人とできない人では大きく差がつきます。

言い換えると、失敗という、人として成長できるチャンスを余さずモノにできて成長し続ける人と、成長できずに、歳をおう毎に周りからの評価が下がっていく人ということになります。

また、反省は必ずしも何か失敗したときだけしなければならないわけではありません。

大盛況に終わったイベントでも必ず反省会があるように、成功したことでも、成功の要因を見つけ出すことも、次回また成功させるために必要なことです。

つまり、常に自分のことを客観視し、省みることができる人は、それだけでかなりの人物と言えるでしょう。

そこで、何が言いたいかというと、いつなんどきも反省することは大事だが、とはいっても反省とはとても難しい行為であって、そう簡単に出来るものではない。

どちらかというと、人は反省できるチャンスとなる失敗というもの自体したくないし、自分の非を認めたくないもの。

また成功したとしても、次に活かせる成功の要因探しをするよりも、しばらくは成功の余韻に浸りたい。

世の中ってそういうものなんです。

だからこそ、素直に反省ができる人は、周りから一目置かれる存在となるんです。

失敗に対して素直さと謙虚さが必要

いかがでしょう?失敗を成長につなげるには、この素直さと謙虚さが実に大事だという事がお分かりいただけるでしょうか。

そして、失敗自体は減点されることであっても、この素直さと謙虚さによって乗り切ることによって、自分自身も周りの評価もかなり高得点が得られることになります。

周囲の人はあなたの失敗をしっかり見ています

失敗しても素直に反省する謙虚さを周りは高く評価してくれるということは、裏を返せば、周囲は人の失敗をしっかり見ているということです。

どんなに自分の失敗を隠そうとしても、もしくは気づかないふりをしても、周りはそれをしっかり見ていて、ちゃんと評価しています。

人間の性のようなもので、自分は自分の非を認めたがらない人ほど、他人の欠点や失敗には目ざといのです。

そんな周囲に「おっと、この人はちょっと違うぞ」と思わせるには、やはり、話は元に戻りますが、素直に失敗を認めて反省することが必要なわけですね。

この経験を自分の後輩にも教えられる!

失敗というのは、人生で経験していくいろんな出来事の一つです。

ちょっと、大きな話になりますが、この人間社会の文化や文明というのはどのように発達してきたと思いますか?「失敗の連続」と言う人もいるでしょうし、いやいや「成功を重ねてきた」お陰だと言う人もいるでしょう。

いずれにせよ、人の「経験」とその伝承が現代社会を構築していると言っていいでしょう。

失敗を含む自分の経験を後輩に教えていくことで、後輩に失敗する事への恐怖心を取り除き、心構えを培わせます。

また、もちろん自分が成功した話をすることも悪い事ではありません。

その成功談から学ぶことや勇気づけられることは多いはずです。

ですが、やはり「成功の陰に失敗あり」。

失敗と改善を重ねてきたからこそ、成功があるということを忘れてはなりませんよね。