自分の足りないところに気付ける
ある物事を成功させるいくつかの要因の内、自分が持ち合わせていなかったモノがあったり、足りないモノがあったから失敗したわけです。
つまり、その失敗をしたおかげで、成功に必要なモノ、現時点では自分が持っていないモノに気付けます。
失敗しなければ、いつまでもわからずじまい、足りないところつまり欠点が欠点のまま残ってしまいます
後になって気づいて大恥をかくかもしれません。
失敗から新しいアイディアが生まれることがある
失敗とは「成功への間違ったアプローチ」とも言えます。
つまり「この方法ではダメだった」、「この道ではなかった」ということです。
その間違った方法や道順に気付いたなら、別の方法や道を探す他ありませんよね。
すると必然的に新しいアイデアが生まれてくるわけです。
最初から成功への正しいアプローチができていたなら、わざわざ他の道を通ったりしません。
だから他にアイデアも生まれたりしないでしょう。
周囲の人から良いアドバイスをもらえる
成功してしまうと、いい意味で周りも「この人にはもう言うこと無し!」と評価してくれますが、それは裏を返せば自分以外の人が経験した話を聞かせてもらえなくなるってことです。
もったいないですね。
自分以外の人の経験談を自分のものとするというのは、自分自身の成長に非常に役に立ちます。
だから小さいころから本を読むことが大事だと言われ続けているんですね。
失敗をした時も同じく、同じ失敗をした、もしくは同じ分野で成功した経験のある先輩などから、いいアドバイスを貰う事ができます。
そのアドバイスが成功につながることはもちろん、その人の人生を豊かにする肥やしにもなります。
他人の失敗も許せる心の広さが芽生える
失敗が成功への扉を開く鍵であり、失敗によってその人自身の人生を豊かにする肥やしであることが分かっていたなら、他人の失敗を許せる、というか、ちょっとこれは言い過ぎかもしれませんが、他人が失敗することも「称賛」できてしまうかもしれませんね。
「この失敗を通して大きく成長してくれるだろう」と思え、失敗を許容できる心の広さが芽生えることでしょう。
もちろん、そう簡単に許されるものではない失敗をする人もいるでしょう。
もしくは、失敗自体は許されてはならないと言う人もいるでしょう。
それでも、失敗をしてしまった人の心境がよくわかり、心の支えとなってあげられます。
自分が失敗を通して味わった精神的・肉体的な辛さは、その後成功を収めたとしても忘れることは無いでしょう。
もちろん、トラウマになるとかいうものではなく、良い経験として残るということですが、自分もそういう経験をしてきたからこそ、他人の失敗、それ自体は許されないものであったとしても、その失敗をしてしまった人の心を慰めたり、元気づけたりはできるはずです。
こんな人は最低!失敗を台無しにする人
さて、ここからは、失敗を認めず、自分に非があるとは思えず、反省をしてこなかった人について考えてみましょう。
そんな人ってどんな人かと一言で言えば、表題にもあるとおり、「こんな人は最低!」です。
その最低っぷりをご紹介しますので、みなさんくれぐれもそうならないように気をつけて下さい。
失敗を人のせいにする
最低ですよね。
あくまで本人に非があると、本人もうすうす気づいていることを前提に「失敗を人のせいにする」という行為を言うのですが、ホント最低な人です。
謙虚さゼロで性格に歪みがある
失敗したら、まず素直に反省、もしくはその前に「ごめんなさい」が必要だと述べてきました。
そういった謙虚さがないと、失敗を次へは活かせません。
何もかも自分の責任だと考えるのが謙虚なことだとは思えません。
誰の責任かわからない状態だったのなら、ちゃんとその失敗を分析し、誰の責任か突き止めることも時には必要でしょう。
それが分かって初めて失敗の責任を負う人を決定できるのです。