目上の人に憧れや尊敬の気持ちを込めて「感心します!」と言ったつもりが、何故か相手を怒らせてしまった経験はありませんか?

こちらは褒めているつもりでも、言葉の使い方によっては相手の気分を害してしまうこともあるんです。

今回はそんな「感心する」という言葉を目上の人に使う際の、正しい使い方をご紹介します!正しく言葉を用いて誤解を生まないように気を付けましょう。

「感心する」を目上の人に伝える時ってありますよね

目上の人の能力や秀でた部分を褒める際に、「流石は○○さんですね。

感心します!」と口にすることがあると思います。

部下から見て仕事のできる上司は憧れの対象ですし、目上の人が優れた人格や能力を持っていると、自然とその人に対して賛辞の言葉が浮かんでくることもあるでしょう。

しかし、だからと言ってそのときに「感心します」という言葉を使ってしまうと、相手を褒めたつもりが反対に怒らせてしまったり、気分を害させてしまったりすることがあります。

「なぜ『感心する』という言葉を使ってはいけないのか?」その理由が分からない人は、そもそも「感心」という言葉の意味自体をきちんと理解できていないのかもしれません。

日頃は当たり前に使っている言葉ほど、案外その言葉の本来の意味を知らなかったりするものです。

しかし、今正しい意味や使い方を知っておけば、この先失敗したり恥をかいたりしなくても済みますので、この機会に「感心する」の正しい使い方を覚えておきましょう!

間違った使い方をすると失礼になる

「感心する」という言葉は、間違った使い方をすると失礼になってしまいます。

自分では相手を褒めているつもりなのに、相手に対して失礼になってしまうなんて理不尽に思えるかもしれません。

けれど言葉というのは、使い方一つで相手に良い印象も、悪い印象も与えてしまいます。

良い印象ならばまだしも、こちらは好意的なのに相手に悪く捉えられてしまうなんて嫌ですよね。

相手の誤解を避けるためには、自分が言葉の扱いに気をつけなければなりません。

「感心する」という言葉も、一般的には相手に対して良い印象となる言葉ですが、それを使う相手によっては悪い意味になってしまうこともあります。

「この言葉は使い方が合っているだろうか?」「相手に誤解を与えてはいないだろうか?」ということをいつも気にしておけば、迂闊に間違った使い方をしてしまわずに済みます。

自分の言葉が相手に対して失礼に当たらないかどうかは、とくに目上の相手と話すときには常に気をつけておきたいものですね。

目上の人に伝えるときは実はNG?


「感心する」という言葉そのものは良い意味の言葉です。

しかし、良い意味だからといってそれを誰に対して使っても良いというわけではありません。

「感心する」という言葉に関しては、部下や同僚、立場が似通った相手に対しては使ったところで何ら問題はないでしょう。

しかし、同じ言葉でも目上の相手に対して使ってしまうと、途端に失礼な意味になってしまうこともあります。

もしあなたがいくつも歳の離れた部下から「いや~○○さんの行動には本当に感心しますね。」と言われたらどう思いますか?「何だこいつ、上から目線に物を言って。」と思ってしまう人の方が多いでしょう。

よく漫画やドラマなどの世界では、上司が部下に対して「いや~感心感心!」と告げるシーンがありますよね。

もしもそれを部下から上司で言ってみたらどうでしょうか?「感心」と部下に言われた上司は、途端に顔を真っ赤にして怒ることでしょう。

「感心する」という言葉は、実はそれだけ目上の人に対して使うことはNGとされているのです。

分からない場合は違う言い回しをしよう!

「上司の行動や業績にはとても尊敬しているし憧れている。でもそれをどう言えばいいのか分からない・・」そんな悩みを持つ人も少なくはないでしょう。

上司のすごいと思うところを素直に褒めようとすれば、きっと自然と頭には「感心」の二文字が浮かんでくることでしょう。

しかし、それをそのまま使ってしまえば上司には失礼になってしまいます。

そこで、「感心する」という意味の言葉を上司や目上の人に伝えたいときには、他の言葉や言い回しで代用するようにしましょう。

部下から上司に対してなら、わざわざ「感心します」なんて言い方をしなくても、単純に「流石です!」や「本当にすごいですね!」と素直な感想を伝えればいいのです。

さらにそれを言い換えて、「尊敬します」や「自分の憧れです」「勉強になります」などの言い方をしてもいいでしょう。

いずれの言い方でも、自分が目上の人に対して素晴らしいと感じている気持ちが伝わりやすいですし、下手にかしこまった言い方をされるよりも上司も嬉しいと感じることでしょう。

言い方が分からないときにはとにかくシンプルな物言いに努めましょう。

「感心する」を目上の人に伝えるときの正しい使い方とは?例文を交えて紹介!


感心している気持ちを相手に伝えたい、けれども目上の人に対してはどう伝えればいいのか分からない、そんな人のために、ここからは感心の正しい使い方をご紹介していきます。

目上の人に対して「感心します」と言ってしまうと、相手によっては気分を害してしまうかもしれません。

せっかくポジティブな意味の言葉なのに、相手にネガティブに受けとられてしまわないためにも、自分の方が正しい言葉の使い方を身に付けて、相手と良い関係を築いていきましょう!「感心」という言葉の元々の意味や、それに似た意味を持つ言葉、また「感心する」を使う際の注意点などを交えながら詳しくご紹介していきます。

「感心する」という意味は?

そもそも、「感心する」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか?辞書で引くと、「感心」とは、相手の優れた行為や技量に対して心を動かされることという意味です。

また、心に深く感じることや、相手に対して感服する様といった意味もあります。

これらの意味からも分かるように、「感心する」とは、誰かの優れた行為や技量、能力などに対して自分が良い意味で心を動かされることを指します。

すなわち、自分対誰かという、相手がいることによってはじめて使われる言葉なのです。

また、「感心する」という言葉は、自分から誰かに対して向けられているものですので、自分に対して使うことはまずありません。

もし自分で自分に「感心する」なんて使っていると、周りからは「自画自賛の偉そうな人」と思われてしまうでしょう。

さらに「感心」という言葉には、逆説的な意味もあります。

逆説的な意味とはつまり、「本来とは真逆の意味で使われること」です。

「感心」という言葉を本来ポジティブな意味で使っているのに対し、敢えてネガティブな意味として「感心する」という言葉を使うこともあります。

例えば人に迷惑をかけてばかりいる人に対して、「あそこまで迷惑をかけているのを見るといっそ感心するわ~」などと使うことがあります。

これは悪いことばかりする人に対して、本来とは逆説的な意味として「感心する」と言っていますので、どちらかと言えば相手に対する嫌味として使われることがあるでしょう。

しかし基本的な意味としては、良い意味の言葉です。

感服すること

「感服」とは、相手に大変感心して尊敬の気持ちを持つことです。

「感心」とよく似ていますが、その気持ちを持った上で、さらに相手に対して丁寧に敬う気持ちを持つ際に使われることの多い言葉です。

友達や身近な人に対して「感心するね」と言うことはあっても、「感服するね」と使うことはありませんよね。

「感心」は比較的カジュアルに使われることの多い言葉ですが、「感服」となると、より目上の人に対してや、フォーマルに使われることの多い言葉でしょう。

そのため、「感心する」といった意味の言葉を目上の人に使う際には、「感服します」という言葉で伝える人の方が多いでしょう。

類語

「感心」には、たくさんの類語があります。

その中でも、相手の行為や技量に対して深く感動や好意を抱くといった意味の類語をご紹介していきます。

例えば「尊敬」「賛美」「崇拝」「傾倒」「心酔」といった類語は、相手に自分が強く心を惹かれたり、動かされたりするといった印象の強い言葉です。

「尊敬」は一般的な類語ですが、「崇拝」や「心酔」ともなると、相手の優れた部分に対して自分が心底酔っているような気持ちも含まれています。

また、「見事」「あっぱれ」「偉い」などの類語では、相手の行為や技量に対して純粋にすごいと思う気持ちが強いでしょう。

さらに、「感嘆」「称賛」「感服」「絶賛」などの類語は、手放しで相手のことを褒めたたえているといった印象の感じられる言葉です。

同じような意味でも、自分が相手に対してどんな感情を抱いているかによって、類語を使い分けることが多いです。

対義語

「感心する」の対義語は「感心しない」ですので、「感心」の意味とは正反対の意味を持つ言葉が「感心」の対義語だと考えられます。

「感心」は自分が相手に対して良い意味で強く心を動かされることですので、その反対だと考えれば、「無関心」や「嫌悪」「不満足」「下手」「不用意」「迂闊」など、およそ自分が相手に対して感心できないような言葉が「感心」の対義語だと言えるでしょう。

「感心する」というのは意外なことがある人に対して使うもの

自分が普段当たり前に感じていることに対しては、そこまで心を動かされることはありませんよね。

例えば、機械は便利で当たり前ですし、気難しい性格の人とのコミュニケーションが取り辛くても、それを当たり前に感じていれば何ら驚くことも、感心するようなこともないでしょう。

しかし、例えば一見気難しそうな性格の人なのに、話してみたらとてもフレンドリーでこちらが驚いたときには、相手に対して「外見よりも気さくで優しい人なんだな」と感心することはありますよね。

相手が自分の予想を飛び越えて意外な行動をとったときに、それに心を打たれて感心することはあります。

つまり、「感心する」という言葉は、意外なことがある人に対して使うものなのです。

簡単に行動が予想できる人や、何かをしたところでそれが当たり前の人に対しては、わざわざ「感心する」なんて使うことはないのです。

専門的なプロの人に対しては使わない

例えば料理のプロに対して、「料理が上手だなんて感心しますね」と言えば、それはプロに対して失礼に当たります。

何故なら、「感心」とは自分にとって意外な相手に対して使う言葉ですから、「料理が上手くて感心する」と言うことは、元々は相手の料理の腕前をたいしたことがないと思っていた、ということになるからです。

相手は料理のプロですので、料理の腕前があるのは当たり前のことです。

それを「流石ですね」と褒めることは良くても、「感心しますね」と褒めるのはまったく褒めていることにはなりません。

時々言葉の使い方を誤って、その道の専門家に対して「感心」と使ってしまう人がいますが、大抵の場合はその言葉で相手は気分を害してしまいます。

「感心」は専門的なプロの人に対しては使わない言葉だということを、きちんと頭に入れておきましょう。

例「こんな美味しいものを作ってくださり感心しました!」は失礼に当たる

例えば料理のプロが作った食事をとった後で、相手の腕前を褒めようとして「こんな美味しいものを作ってくださり感心しました!」と言ってしまったら、相手に対して失礼に当たってしまいます。

本人は褒めているつもりでも、プロにとっては「たいした腕前じゃないと思っていたけど意外と料理が上手いんですね」と言われているような気分になるからです。

決してそんなつもりはなくても、言葉の使い方を間違えてしまうと、相手はこのように受け取ってしまいます。

その道のプロというのは、自分の専門分野に対して並ならぬ情熱と同様に、プライドを持っています。

「感心する」という言葉は、そんなプロのプライドを刺激して、傷つけてしまうことがあるのです。

年下の人に対して使うことが多いのが「感心する」という言葉

「感心する」という言葉は、目上の人にはNGとされていますが、その一方で同じような立場の人や、とくに年下の人に対しては使われることが多いです。

上司が部下に「君の働きには感心するよ」と褒めることがあるのも、立場が上の人間から下の人間へと向けることのできる言葉だからこそです。

立場の上下と同様に、年長者から年若い人へ向けて「若いのに感心だね」と使うことも多いですし、さして年齢が離れていなかったとしても、年上から年下の人間に対しては、一般的に褒め言葉としてよく使われています。

例「子供が勉強や掃除などの家事ができて感心する」

大人から見たときには、子供は多少わがままに育っていても不自然ではありません。

むしろ、学生の頃ぐらいまでは、家の掃除や食事といった家事は、親がやってくれていて当たり前だと思っている人も多いでしょう。

世間一般的には、子供の内は家事に対して気が回らないというのが普通の考えですので、その中でもせっせと家事を手伝う子供がいたときには、素直に感心して「家の手伝いができるなんて感心するね。」と褒めることがあります。

また、勉強に関しても進んで一生懸命に勉強をしている子供には感心する大人は多いですし、それもまた褒め言葉として「感心だね」と伝えることがあります。

子供からすれば「感心だね」と褒められるのは素直に嬉しいと感じますし、それで「上から目線で言われている」と思うことはありませんので、お互いに褒める側と褒められる側とで、良い関係を築くことができるでしょう。

言い方では悪い気をしないという人も

人によっては、目下の人や年下から「感心しますね」と言われても、そこまで気にならないという人もいます。

大らかで優しい人や、素直な性格をしている人の場合、「感心ですね」と褒めてきた相手が例え自分よりも立場が下の人間だったとしても、その言い方や表情から、「ああ、好意的な意味で言ってくれているのだな」ということを察します。

すると相手の気持ちが理解できるからこそ、言い方でいちいち目くじらを立てることなく、素直に「ありがとう」と余裕を持って受け取ることができるのでしょう。

また、一見気難しい性格の人が相手でも、「○○さんて本当にすごいですね!感心します!」とこちらが裏表なく無邪気に伝えれば、苦笑しながらも悪い気はしないということもあります。

年上の人や立場が上の人が、「感心ですね」と言われて悪い気がしない場合の多くは、そう言ってきた相手の性格が純粋だったり、悪気がなかったりすることが大半です。

相手に悪気がなく、素直にすごいと思っているからこそ、間違った使い方だとしても、悪い気はしないのでしょう。

反対に、裏表のある人や嫌味っぽい口調になりやすい人が「感心ですね」と言えば、途端に相手は上から目線で失礼だと憤慨してしまうこともあります。

言い方や「感心」と口にした人の性格によって、相手に与える印象は大きく変わります。

気にしないという人もいるが基本的には間違えないようにしよう!

大らかな性格の人や、優しい性格の人は、年下や目下の相手が「感心ですね」と自分に言ってきてもあまり気にすることはないでしょう。

一瞬「ん?」と気にはなっても、そこでいちいち怒ったり、あれこれとお説教をしたりはせずに、笑顔で聞き流します。

しかしもしそれが毎回続くようなら、優しい笑顔がなくなって、怒ったり不機嫌になってしまったりするかもしれません。

優しい人ほど普段はいちいち注意しないため、一度怒ったときには怒りが限界を超えていて、何度謝ったところで許してくれないこともあります。

また、相手の優しさにこちらが甘えることによって、別の場所で異なる相手に対しても誤った使い方をしてしまい、そこで怒られたり、大恥をかいてしまったりするかもしれません。

そうならないためにも、基本的には「感心」の使い方を間違えないように気をつけましょう。

どの様な使い方がある?「感心する」を違う言葉で言うとどうなる?例文もあります!

目上の人に素晴らしいと思う気持ちを伝えたい、けれどもどう言えば上手く伝わるのか分からないという人のために、ここからは「感心する」を別の言い方で表現する方法についてご紹介していきます。

ここで別の表現方法を覚えておくと、社会に出てからも役に立ちますし、身に付けておけば咄嗟のときに間違った使い方をしてしまうリスクも減らせます。

いったいどんな言い方があるのか、例文を交えて具体的にご紹介していきます!

「感激しました」

「感激」とは、強く心に感じることがあり、それによって気持ちが昂ることです。

誰かに助けてもらったときや、普通の人ではとてもできないことを成し遂げた人を見たときなど、自分の心に酷く感銘を受けることがあったときに、気持ちが震え昂ることがあります。

その感情を「感激」と言いますので、誰かに対して感心したときには、「感激した」という言葉に言い換えることができるでしょう。

さらに言えば、「感心」よりも「感激」の方が、より強く心を動かされたという気持ちを相手にも伝えることができます。

そのため、相手に対して強く心を動かされたときには、相手が年上や年下、立場に関係なく「感激しました!」と使うことができるでしょう。

また、言われた相手の方も、それだけ自分の行動が相手の心を動かしたと分かれば、きっと悪い気はしないでしょう。

美味しいものを作ってくださり感激です!

上司の家に食事に呼ばれたときや、交際相手の実家に行ったときなどに、食事を振舞われる機会もあると思います。

その際に、出された食事を美味しいと感じれば、「美味しいものを作ってくださって感激です!」と相手に伝えることで、食事を作った相手も喜んでくれることでしょう。

自分が美味しかったと感じた気持ちを伝えられて、かつ相手が喜んでくれるのなら、それに越したことはないですよね。

また、プロの料理人に感想を伝える際にも、「こんなに美味しいものを食べられて感激しました!」と言えば、プロも満更ではないと素直にその賛辞を受け取ってくれることでしょう。

「感激」という言葉には情熱的なイメージが含まれますので、そこまで手放しで褒められた相手も、それを当然と思うよりも、嬉しいと感じることの方が多いでしょう。

とても感激しました!

「感激」という言葉は、実に便利な言葉です。

何せ自分が心を動かされることがあったときには、具体的な感想を述べる必要がなく、たった一言相手に「とても感激しました!」と伝えるだけで、自分がいかに心を動かされたのかを相手に伝えることができるからです。

「感激しました!」の一言さえ伝えてもらえたら、さらにそこから「どこがどう感激したのか」と細かく詮索をしてくるような人はあまりいないでしょう。

また、自分が強く心を動かされた人に対して、「いろんなところが素晴らしいと感じて、どこもかしこもすごいけど、それらの感想をひっくるめてとにかく相手に一言伝えたい!」というときにも、「感激」の一言は役に立ちます。

劇を観た後で役者に感想を伝える際や、映画を観た感想を言う際、スポーツの試合を観た感想を伝える際などにも、「とても感激しました!」の一言だけで、相手には自分がそれだけ興奮して盛り上がったのだという気持ちを伝えることができます。

さらに「感激」という言葉自体、年上や年下に関係なく使えますので、いつでも、どんな場面でも自然に使うことができるでしょう。

「感動しました」

「感動」とは、ある物事に感銘を受けて激しく心が動くことです。

「感激」と意味はよく似ていますが、「感激」の方がやや表現が激しいため、一般的には「感動しました」という言葉を使う機会の方が多いでしょう。

友達や同僚の頑張る姿や、上司が自分を盾にして部下を守ろうとする姿、弱い立場の人が必死で何かに食らいつこうとする姿など、自分が強く心を動かされることに対して、「感動しました」という言葉で伝えることが多いです。

「感動」も「感激」と同様に、相手の立場や歳の差に関係なく使うことができます。

そのため、上司の頑張りに対して「あなたの頑張りに自分は感動しました!」と伝えても良いですし、また年下の子の頑張りに「きみの行動には感動したよ」と伝えてもいいでしょう。

言われた側も、自分の行動で相手の心を強く動かしたのであれば、満更ではないと感じることでしょう。

映画を観て感動しました!

映画の物語はとても魅力的です。

面白い映画ほど夢中になって観られますし、世界観に自分も入り込むことで、自分の心が強く揺さぶられることでしょう。

そして自分がどれだけ強く心が動かされたのかを目上の人に伝える際には、「○○という映画を観て、とても感動しました!」と使うことができます。

「感動」という言葉は私たちにとっては比較的身近な言葉ですので、その意味も自分の気持ちも、相手にはとても伝わりやすいです。

さらにそれで目上の人がその映画に興味を持ってくれれば、共通の話題ができてお互いにコミュニケーションが取れやすくなることもあるでしょう。

「感動」は誰でも使いやすい言葉ですし、使う対象も限られていないため、「感心」の代わりとしても使いやすい言葉でしょう。

この音楽は感動します!

音楽は耳で聴くものですが、それによって強く心を打たれる人は多いでしょう。

メロディの調子、歌詞の意味で感動し、心を震わせる人もたくさんいます。

耳から入った音楽は人の心を強く動かすため、自分の好きな音楽を目上の人におすすめするときには、「この音楽はとても感動するので、ぜひ聞いてみてください!」と伝えることもあります。

言われた方が、「そんなに感動するほどいい音楽なのか」と興味を持てば、きっと同じ音楽を聴き、その感想を話してくれるでしょう。

もしそこで音楽の好みが合えば、その後で立場は違えど同じ音楽好きということでコミュニケーションが盛んになるかもしれません。

一方で、音楽には人それぞれに好みがあります。

そのため、例え自分が感動した曲であっても、すすめた相手が同じように感動してくれるとは限りません。

好みが違ったらそれまでになってしまいますが、それでも自分がどれだけ心を動かされたのかは、相手に伝えることはできるでしょう。

「敬服します」

「敬服」とは、相手に感心して尊敬の念を抱くことです。

感動や感激も、相手の行動に対して強く心が動きますが、「敬服」の場合には、さらにそこに強い尊敬の気持ちが加わりますので、より目上の人に対して使う機会の多い言葉でしょう。

例えば大学の教授の研究内容や、研究に熱心に打ち込み、素晴らしい結果を出していることを心から尊敬している学生が、教授に対して「教授の研究に対する姿勢には敬服します!」と使うことがあるでしょう。

また、ピアニストやシェフ、武道の師範代など、優れた技能を持つ人の周りに集まる人たちが、尊敬と憧れの念を抱いて「敬服します」と使うこともあります。

「敬服」とは、心から尊敬し、素晴らしいと思う相手に対して、最大限の敬意を示しながら褒めることですので、畏まった場面や物言いの際に使われることが多いでしょう。

あの人の才能にすっかり敬服してしまった

世の中には、優れた才能を発揮している人たちがいます。

知識や技術などの面で活躍する人たちは、その人たちを知る多くの人々から尊敬されていることでしょう。

そして、才能溢れる人を目標としている人たちや、その身近で優秀さを目の当たりにしている人たちからは、特に強い尊敬の念を持たれていることが多いです。

とりわけ、同じ道を目指す人たちからは、単なる尊敬や憧れ以上の敬服の気持ちを持たれることもあります。

そして優れた才能を目の当たりにしたときに、自分の心の感動を言葉にして、「あの人の才能にはすっかり敬服してしまったよ!」と言うことがあるでしょう。

「敬服」は、直接敬服する相手に使うこともあれば、第三者を介して間接的に伝えることもあります。

基本的には目上の人に対して使われることが多いですが、特に優れた人物であれば、後輩や部下に関係なく、「敬服する」と使うこともあります。

言葉をよく選んで発言をしよう!

言葉とは、時と場合の使い方によって相手に良い印象も、悪い印象も与えてしまいます。

自分では相手を褒めたつもりでも、相手からすれば貶されていると思えてしまうこともあるでしょう。

今回ご紹介した「感心」という言葉は、そうした誤解を生みやすい言葉でもあります。

そのため、「感心する」と言葉にするときには、相手や言葉使いをよく考えた上で正しく発言するようにしましょう。