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「感心する」を目上の人に伝えるとき...(続き4)

いったいどんな言い方があるのか、例文を交えて具体的にご紹介していきます!

「感激しました」

「感激」とは、強く心に感じることがあり、それによって気持ちが昂ることです。

誰かに助けてもらったときや、普通の人ではとてもできないことを成し遂げた人を見たときなど、自分の心に酷く感銘を受けることがあったときに、気持ちが震え昂ることがあります。

その感情を「感激」と言いますので、誰かに対して感心したときには、「感激した」という言葉に言い換えることができるでしょう。

さらに言えば、「感心」よりも「感激」の方が、より強く心を動かされたという気持ちを相手にも伝えることができます。

そのため、相手に対して強く心を動かされたときには、相手が年上や年下、立場に関係なく「感激しました!」と使うことができるでしょう。

また、言われた相手の方も、それだけ自分の行動が相手の心を動かしたと分かれば、きっと悪い気はしないでしょう。

美味しいものを作ってくださり感激です!

上司の家に食事に呼ばれたときや、交際相手の実家に行ったときなどに、食事を振舞われる機会もあると思います。

その際に、出された食事を美味しいと感じれば、「美味しいものを作ってくださって感激です!」と相手に伝えることで、食事を作った相手も喜んでくれることでしょう。

自分が美味しかったと感じた気持ちを伝えられて、かつ相手が喜んでくれるのなら、それに越したことはないですよね。

また、プロの料理人に感想を伝える際にも、「こんなに美味しいものを食べられて感激しました!」と言えば、プロも満更ではないと素直にその賛辞を受け取ってくれることでしょう。

「感激」という言葉には情熱的なイメージが含まれますので、そこまで手放しで褒められた相手も、それを当然と思うよりも、嬉しいと感じることの方が多いでしょう。

とても感激しました!

「感激」という言葉は、実に便利な言葉です。

何せ自分が心を動かされることがあったときには、具体的な感想を述べる必要がなく、たった一言相手に「とても感激しました!」と伝えるだけで、自分がいかに心を動かされたのかを相手に伝えることができるからです。

「感激しました!」の一言さえ伝えてもらえたら、さらにそこから「どこがどう感激したのか」と細かく詮索をしてくるような人はあまりいないでしょう。

また、自分が強く心を動かされた人に対して、「いろんなところが素晴らしいと感じて、どこもかしこもすごいけど、それらの感想をひっくるめてとにかく相手に一言伝えたい!」というときにも、「感激」の一言は役に立ちます。

劇を観た後で役者に感想を伝える際や、映画を観た感想を言う際、スポーツの試合を観た感想を伝える際などにも、「とても感激しました!」の一言だけで、相手には自分がそれだけ興奮して盛り上がったのだという気持ちを伝えることができます。

さらに「感激」という言葉自体、年上や年下に関係なく使えますので、いつでも、どんな場面でも自然に使うことができるでしょう。

「感動しました」

「感動」とは、ある物事に感銘を受けて激しく心が動くことです。

「感激」と意味はよく似ていますが、「感激」の方がやや表現が激しいため、一般的には「感動しました」という言葉を使う機会の方が多いでしょう。

友達や同僚の頑張る姿や、上司が自分を盾にして部下を守ろうとする姿、弱い立場の人が必死で何かに食らいつこうとする姿など、自分が強く心を動かされることに対して、「感動しました」という言葉で伝えることが多いです。

「感動」も「感激」と同様に、相手の立場や歳の差に関係なく使うことができます。

そのため、上司の頑張りに対して「あなたの頑張りに自分は感動しました!」と伝えても良いですし、また年下の子の頑張りに「きみの行動には感動したよ」と伝えてもいいでしょう。

言われた側も、自分の行動で相手の心を強く動かしたのであれば、満更ではないと感じることでしょう。

映画を観て感動しました!

映画の物語はとても魅力的です。

面白い映画ほど夢中になって観られますし、世界観に自分も入り込むことで、自分の心が強く揺さぶられることでしょう。

そして自分がどれだけ強く心が動かされたのかを目上の人に伝える際には、「○○という映画を観て、とても感動しました!」と使うことができます。

「感動」という言葉は私たちにとっては比較的身近な言葉ですので、その意味も自分の気持ちも、相手にはとても伝わりやすいです。

さらにそれで目上の人がその映画に興味を持ってくれれば、共通の話題ができてお互いにコミュニケーションが取れやすくなることもあるでしょう。

「感動」は誰でも使いやすい言葉ですし、使う対象も限られていないため、「感心」の代わりとしても使いやすい言葉でしょう。

この音楽は感動します!

音楽は耳で聴くものですが、それによって強く心を打たれる人は多いでしょう。

メロディの調子、歌詞の意味で感動し、心を震わせる人もたくさんいます。

耳から入った音楽は人の心を強く動かすため、自分の好きな音楽を目上の人におすすめするときには、「この音楽はとても感動するので、ぜひ聞いてみてください!」と伝えることもあります。

言われた方が、「そんなに感動するほどいい音楽なのか」と興味を持てば、きっと同じ音楽を聴き、その感想を話してくれるでしょう。