〇〇さんの話なのか、上司に対する不満なのかよくわかりません。
こういう話し方をする人は、説明の仕方が苦手なのかもしれません。
改めて上手い説明の仕方を考えてみよう
職業や社風によっても異なる部分はあるでしょうけど、基本的には結論や要点を述べた後に理由や経緯で補足すれば、説明が上手になります。
その逆で話し始めると聞き手には何の話だかがわからず、内容を掴みづらくなってしまうでしょう。
良い例と悪い例を、他社との打ち合わせ内容の報告と仮定して比べてみます。
悪い例「今日は17時にX社のAさんのところへ打ち合わせに行ってきました。
Aさんは最近仕事が忙しいそうですが、なんとか時間を作ってくれたとのことでした。
Bさんって人が入社して、結構活躍しているらしいですよ。
それでも手が足りてないらしくて、他社への発注も考えてるんですって。
だからウチにも話振ってくれたんですけど、その案件っていうのが結構タイトなスケジュールで、どうかなぁって思ったんですが、金額は結構良かったです、具体的には…」
長いので省略するとして、良い例。
「X社から新規受注できる見込みがあります。5月のゴールデンウィーク明けから7月までの案件で、金額は〇〇円、2ライン稼働できるか人員の空き状況の確認をお願いします。担当はAさんですが、新たに入社したBさんに変わる可能性もあるとのことなので、空き状況をお伝えする際に改めて確認します。」
後者では最初に受注見込みか失注かがわかりますし、案件の内容も要点がまとめられていますよね。
報告・説明は物語ではないので、いらない情報は切り捨てて話す必要があります。
下手な人というのは経緯から事細かに入っていくので「ウザったい」話し方になってしまうわけです。
これを明確に指摘してあげないと改善することができず、周囲から「お前の話は聞いていられない」と言われて黙り込むようになります。
少し大げさに勘違いしている態度をとる
説明の仕方を教えてもなお改善が見られない場合、本人が「別に言ってること一緒じゃん」と思っている恐れがあります。
言ってもわからないのなら、多少痛い目に遭わないとわかりません。
そこで、あえて勘違いしている態度をとって自分の説明力不足を実感させましょう。
説明しないと勘違いされるということをリアルに分からせる
自分は悪くないと思い込んでいる人は、それまで様々な人がフォローしてくれていることに気付いていません。
フォローがあるから理解してもらえているのに、自分の説明力には問題がなく、分からない奴が悪いくらいに思っています。
対処法の冒頭で記載した「誘導して引き出す」も、やりすぎると本人を調子づかせるだけなので気を付けましょう。
図に乗ってきたなと思ったら、ただちに手のひら返しで勘違いしてあげてください。
まだ愛のある人に勘違いされた方が、怒らせてはいけない相手に勘違いされるよりはるかにマシです。
説明しないと困った事態が起こり自分のせいになることを知らせる
周囲の人と示し合わせて勘違いしてあげるのも手です。
1人だけで勘違いしている態度をとると、他にフォローしてしまう人がいた場合には無駄骨に終わります。
説明しない女が急に黙りこくったとき、いつもなら「どうしたの?疲れた?」「何か嫌なことがあった?」と聞いてあげているのだとしたら、それをやめてみましょう。
その代わりに「体調悪そうだから今日は帰っていいよ」と言い切ってみてください。
他の人も同様に「そうだよ、無理することないよ」と言えば、体調不良でない本人は焦るはずです。
いつもなら構ってくれるのに、何がいけなかったのだろうと考えるでしょう。
より強く分からせるなら、本当に困った事態を引き起こしてみるのもアリです。
喧嘩を始めるとか、いくらでも手の打ちようのある仕事をあえて失敗させてみるとか…。
とはいえ、こちらにもリスクが伴いますから、説明しないままでいられてクリティカルな時にやらかされるよりは良いと判断できる場合においての話です。
「周りにいる女は皆、説明しない」は自分のせいかも
男性に限らず、「私は他の女とは違う」と思っている女性も「女って説明しない生き物でしょ」と決めつけることがあります。
そうとしか思えないほど、自分の周囲にいる女性たちが説明をしないのかもしれません。