そのため、学校が違くても同じ人が担任の先生だった場合はその人同士は同窓生ということになるのです。
名前も知らない、会ったこともない人が自分の同窓生だなんて驚きですが、同じ先生から学んだという共通点があるだけですでに他人ではないのです。
一般的にこの場合の同窓生が集まる場合があります。
それは、還暦を迎えて教員生活を辞めるときなど、その先生を囲む会などを生徒が主催し、過去に教わったことのある生徒が集まるときです。
とても人気のある先生だと生徒側がこのような機会を作ってくれることがあります。
この場合も、同じく名目は「同窓会」と呼びます。
このように広い範囲の人の同窓生というため、同じ「同窓会」でもいろいろな名目があるのかもしれませんよね。
同窓生とは違う?同級生と同期生の意味
同窓生という言葉は、同じ先生に教わった人のことだったり、同じ学校の出身者、同じ学級の出身者の人のことだと解説させていただきましたが、それではその同窓生と似たような言葉の同級生と同期生とは一体どんな意味があるのか?
次にご紹介していきたいと思います。
同窓生に比べて、「同級生」「同期生」という言葉は普段から慣れ親しんだ言葉のイメージが強い人も多いと思います。
しかし、同窓生が意外にも多くの範囲の人のことをそう呼ぶことがわかったので、もしかすると同級生と同期生にも驚くべき意味があるのかもしれませんよ!
しっかりと意味を理解できるように、一緒に確認していきましょう。
同級生の意味
まずは同級生の意味について解説していきます。
同級生という言葉は、じつは学生時代を卒業してからもずっと使う言葉です。
「あの人は昔の同級生だよ」と卒業してから再会した元クラスメイトのことを指したり、大人になってから知り合った人と同じ学年なのかどうなのかを確認したりするときなど、学校を卒業してからも普段から何度も会話に登場していたりしますよね。
そんな同級生の意味をズバリお答えしていきます。
かつてのクラスメイトのこと
同級生とは、前述でもお伝えしたとおりかつてのクラスメイトのことを指すようです。
もちろん過去ではなく、学生の人ならば今現在の同じクラスの人のことも同級生と呼んで正解です!
同じクラスで学んだ人とは、いつまでたっても同級生という関係が続いていくのです。
学年が同じ場合も使われることがある
同級生という意味には、クラスメイト以外にもただ学年が同じな場合もそう呼ぶことがあります。
本来は使わないものですが、同級生という漢字の「級」には階級や等級を表す意味があるため、この場合同じ学年であれば同じという解釈がされます。
そのため、同じ学年ということなので同じ学校の出身者じゃなくても、学年が同じならば同級生と呼んで良いことになります。
このように考えてみますと、同窓生と同じように同級生の場合もとても広い範囲の人のことを指すことがわかります。
同期生の意味
続いては同期生の意味についてです。
同期生という言葉は、よく大学や会社の人などを指す場合が日常では多いと思います。
この同期生の意味について、同窓生や同級生とは一体どのように違ってくるのか、解説していきます。
同じ年度に入学卒業をした者
同じ1年間でも、新しい年となる1月から12月という区切りと、会計年度や学校年度と呼ばれるその年の4月1日から翌年の3月31日という区切りの2つがあります。
同期生とは、この場合の学校年度による同じ4月1日に入学し、翌年の3月31日に卒業をした人のことをいいます。
簡単に言えば同級生とも同じ意味合いになるのですが、学校は年度単位で考えるため同級生でも同期生でもどちらも同じ学年の人のことを指していると考えて良いでしょう。
同じ年度に入社をした者
「あの人は俺の同期だ」とついよく耳にするのが会社です。
会社でも入社時期が同じ年度の場合、その人たちは「同期生」となります。
職場内の飲み会やコンパなどがある会社だと、同期生のみが集まる機会があったりもします。
先輩後輩とも違って、同期生は自分と対等な存在のため仲良くなりやすいという特徴もあります。