もしも大好きな芸能人がいたら、その芸能人の出身地や出身校を調べてみると良いかもしれませんね。
同窓生という言葉は、遠い存在だった人を自分の近くへと感じさせてくれる魔法のような言葉なのかもしれません。
同じ部活に所属していた人
学校生活といえば、クラスや学年行動以外に行われる集団行動の1つが部活動です。
部活動にはそれぞれの学校ごとに、文化部や運動部という枠組みだけではなく、さまざまなものがありますよね。
部活動は自分の好きなものを選び参加するものですが、同じ部活に所属していた人のなかには先輩や後輩、同学年だけどクラスが違った友人などもいるでしょう。
すると同じ部活に所属していた人のことを3つの言葉のどれに当てはめるのが正解でしょうか?
この場合、すべての人に当てはまる使い方としては「同窓生」が間違いないといえます。
しかしなかには同じ部活に所属もしていたし、同じクラスでもあったという人もいるかもしれませんね。
そのような人に限っては同窓生もであり、同級生でもあり、同期生でもあります。
使い方が個人個人で違ってきてしまうのですが、同じ部活に所属していた人をまとめて表現するならな同窓生が言い間違えもなく、使いやすいといえるでしょう。
全く会話のなかったクラスメイト
学校も同じで、学年も同じ、そしてクラスも同じだったたくさんの共通点のある相手でも、在学中にその人と全く会話をしたことがなかったというケースもなかにはありますよね。
偶然にも3年間同じクラスだったりもして、それでも仲良くしていた人がちがくて、とくに会話をするような接点がなく、卒業してからは名前さえも思い出せないというような、あなたにとっては存在感のないクラスメイトです。
しかし、会話もなかったし顔も名前も思い出せない…というような相手でも、あなたにとってその人は同級生であり、同期生であり、同窓生でもあります。
クラスが同じになったという事実があるだけで、縁を切っても切れない関係ということなので、このようなケースの場合はお互いに複雑ですよね。
同じ学校にいたけど転校した人
学校といえば、中には親の都合などで途中で転校してしまう人もいるかもしれませんよね。
そのような相手を表すときにどれを使えば良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。
同じ学校に在籍はしていたし、学年も同級生という事実はあるので、使い方が少々難しいかもしれません。
しかしこの場合は、過去に同じ学校だっとしても「同窓生」「同級生」の2つに限ります。
卒業を一緒にしていないのなら「同期生」だけは当てはまりません。
同期生だけは、一緒に入学をして一緒に卒業をした同級生を表す言葉になるので、該当はしないのです。
そのため転校した人への使い方の正しいものは同窓生・同級生となります。
年度の途中で転入してきた人
日本の学校年度は4月1日をはじまりとし、3月31日で終わりになりますが、中にはその中間あたりに転入してくる生徒もいるかと思います。
転校とは親の都合なので自分では時期を選べないものですからね。
そのような転校生の場合は、3つの言葉の使い方の正しいものはどれになるのかを解説していきます。
同窓生、同級生、同期生の3つですが、この場合の正しいものは「同窓生」と「同級生」になります。
理由としては、先述の転校してしまった人と同じです。
同窓生は同じ学校に在学させしていた事実があればすべての人が当てはまる言葉なので、転校生がどんな時期に転校してこようとも使える言葉です。
さらに同級生も、学年ごとに考えて良い言葉なので同じ学年に在学していれば、時期は関係なく同級生という言葉を使って正解なのです。
最後の同期生については、たとえば転入生がその年度の5月に転校してきた場合、年度のはじまりが日本では4月1日なわけですから、すでに年度の途中からの在学ということになります。
同期生の正しい使い方は、年度始まりから終わりまでの1年間を一緒に在学した人のことを表現する言葉になるので、この例の場合の転入生は当てはまりません。
中には転入生と仲良くなったという人もいると思うので、傷つけないためにも無難に同級生・同窓生という使い方でみんなと差別化しないように気をつけてあげましょう。
新入社員で入った会社の同僚
同僚とは、先輩・後輩関係なしに同じ職場内にいる人のことを指すのですが、新入社員で入った会社の同僚の場合は職場の後輩に辺ります。
後輩となると、自分よりも年下であることが多くなってくるため、その場合は同窓生・同級生・同期生のこの3つどれにも当てはまらないケースが多いでしょう。
この場合、同窓生でもなく同級生でもなく、同期生ともいえません。
しかしレアケースですが、職場によっては中途採用だったり、学歴の違いによって入社時期が違うことがあります。