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自己紹介の項目10個。シーン別に紹...(続き4)

内容も大事だが、全身から言外のこともたくさん伝わる

人の第一印象というのは、まず外見で決まることが多いです。

清潔感があるかどうか、感じが良さそうかどうかを見た目で判断する人はとても多いでしょう。

自己紹介のように、話す言葉の内容によって相手への印象が決まるのは、外見の次です。

つまりは、自己紹介で自分の魅力を伝えようと思っても、外見で相手への印象が悪ければ、自己紹介させてもらう機会すら得られないこともあります。

これはとくに、出会いの場においては顕著でしょう。

また、自己紹介の内容がどんなに素晴らしいものであっても、話す際の表情や言葉の使い方、視線の動きなどで相手に対して不信感や嫌悪感を与えてしまうこともあります。

自己紹介は、「ただ響きの良い言葉で相手の関心を引けばいい」というものではありません。

内容も大事ですが、全身から言外のこともたくさん伝わるのだと理解しておきましょう。

動作や表情からも人となりが表れる

人の品格というのは、隠していてもちょっとした動作から表れるものです。

例えば一見乱暴な言葉遣いをしている人でも、立ったり座ったりした時の姿勢が真っ直ぐで美しいと、「実は育ちが良いのかもしれない」と育った環境の良さを窺わせます。

また、どんなに外見が美しく磨かれている人でも、気に入らないことがあると舌打ちをしたり、唾を吐いたりすれば、実際には下品な人柄だと周囲には露見してしまうでしょう。

このように、動作や表情からも人となりは表れます。

もしも自分という人間を演技で偽ろうとすれば、四六時中気を張って生活を送らなければならないでしょう。

自己紹介は短時間がほとんどですが、自己紹介をしている最中だけでなく、その前後の自分の動作や表情も人から見られていると意識しましょう。

また、自己紹介の内容をあまり飾り立て過ぎても、動作や表情と話す内容がミスマッチな時には、それが飾り立てられた内容だとすぐに気づかれてしまうので注意が必要です。

自己紹介が上手であることのメリット

自己紹介は進学や入社など、新たな出会いの機会に行うことが多いです。

そのため、日頃はあまり変化のない生活を送っている人からすると、それほど自己紹介をする機会はないのかもしれません。

しかし、日頃から自己紹介をする機会が少ない人ほど、いざ本番では言いたいことが上手く言えなかったり、自分の魅力を短時間で分かりやすく伝えられなかったりします。

自己紹介し慣れている人は、何度も回数を重ねる中で、短時間で自分の魅力を分かりやすく、上手に伝えられるようになっていることが多いです。

そのため、自己紹介が上手い人と下手な人とでは、聞いていて一目瞭然であることも多いでしょう。

自己紹介が上手くなることでさまざまなメリットを得ることができます。

どのようなメリットがあるのかを具体的に挙げていきましょう。

存在感を増すことができる

自己紹介が上手だと、たくさんの人たちの中でも一際存在感を増すことができます。

皆が同じような淡々とした自己紹介をする中で、1人だけ目立った自己紹介ができれば、周囲の人たちへの自分の印象付けが上手くいきます。

また同時に、周りが好感を持ってくれれば、周りの人たちから話しかけてきて親しくなることもできますし、短期間でたくさんの人と直接言葉を交わして縁を繋いでいくこともできるようになります。

期待して大事にしてもらえる

自己紹介が上手い人は、周りから「この人はできる人かもしれない」という期待感を持たれることが多いです。

そのため、会社では上司や先輩から期待されることで、大事にしてもらえることもあるでしょう。

もちろん期待されたらその分努力しなければなりませんが、最初に目をかけてもらえると、仕事も丁寧に教えてもらえる可能性がありますので、仕事で頑張りたい人や早く出世したい人ほど、自己紹介を磨いておくと得られるメリットが多いでしょう。

人脈が広がる

自己紹介が上手い人は、誰とでもスムーズに自己紹介からその後の会話への流れを作れます。

そのため、短時間でたくさんの人と出会うことができ、また人脈を広げることも可能でしょう。

人脈が広がればそれだけチャンスを得られる機会も増えますし、自分の目標や夢を叶えやすくなりますので、自己紹介が上手くできることはその後の自分の人生にも良い影響を及ぼすと言えるでしょう。

自己紹介する時の注意点

自己紹介をする時には、いくつか注意しなければならない点もあります。

自己満足の自己紹介をしたところで、それが相手にも魅力的に伝わるとは限りませんし、相手や場面によっては悪い印象を持たれてしまうこともあります。