このようにして、嫌な子と接点を持たないということで、うまくかわしていくという方法を習得していきました。
それでも、しつこい子だったのですが、やはり6年生ぐらいになってくると、だんだんとうちの子も強くなっていき、最終的には「もう家に来ないで!」とその子にはっきりということができるようになりました。
ここで「戦え!」と言うと気が弱い子などは逃げ道を塞がれてしまったようで、どうしたらよいか分からなくなってしまうところがあります。
だからこそある程度は、アドバイスをしてあげたり、時折時々は矢面に立ってあげるということも必要です。
しかしこのように、いざとなったら逃げるとなると安心が出来るのかうまく対処ができるようになってきました。
勉強の理解力が無いのでは?
勉強の理解力についても、非常に親としては悩ましいところがあるでしょう。
全く勉強ができないとなると、将来の選択肢が非常に限られてしまうということから、勉強に関する悩みも親にとっては尽きないものです。
この理解力のなさについては、できれば、どのように理解ができないのかということを注意深く見てもらえればと思います。
たとえば算数が極端に苦手なのかもしれませんし、音読など本を読むことが苦手なのかもしれません。
うちにも、そのようなものが苦手という子がいて、結果的には養育に通っています。
このように何が苦手ということをしっかりと知ることによって、どのようにしたら良いのかという対処ができます。
勉強ができない時にできることは?
この勉強ができないのは、どの程度なのかということも非常に重要です。
小学校の低学年のうちから、学習についていけないとなると、ひょっとしたら学習障害の可能性もあります。
発達障害の一種で、学習機能の一部だけが極端に苦手であるということもあります。
例えば数字の概念などが苦手とか、算数が極端に苦手ということであれば、そのような算数系のことが苦手な学習障害である可能性も考えられます。
このような場合でしたら、算数だけが極端に悪く、国語などは普通であるケースが多いです。
しかしディスレクシアというような感じで、読み書きが苦手ということであれば、読みが苦手な場合は特に全体的に勉強が苦手であるということが考えられます。
うちの上の子が学習障害ではないものの、発達障害という診断を受けたことがありますので、下の子が音読などが極端に苦手であるということから、学習障害を疑い結果的に養育につなげたところがあるのですが、最近になって学習障害ではない可能性も出てきています。
うちの場合は特に眼科などでも問題がないと言われたことから、少し謎である部分はあるのですが、時折学習障害ではなく目が悪いということもあります。
弱視である可能性もあるということですので、経験から言うと、まずは眼科などにかかり、それでも目に問題がないということであれば学習障害を疑った方が良いでしょう。
最近は年長さんでも本を読むということがあり、それが出来ないということから不思議に思うこともあるかもしれませんが、小児科の先生に相談をすると「年長で本がスラスラと読めないのは、まだそんなに問題がない。
小学校の2年ぐらいになってもできなければ来てください」と言われました。
このように先生によって見解は違うものの、年長さんからそんなに不安に思うことはないというケースが多いようです。
もし学習障害などの問題も全くないということであれば、いざという時は塾や家庭教師の先生などのように、教えるプロに教えてもらうというのも手です。
お家だとどうしてもついついヒートアップしてしまうところもありますし、お子さんも親御さんに甘えてしまうというところもあります。
このようなことから、できれば第三者に入ってもらうというほうが安心なのは言うまでもありません。
ちなみに著者の下の子は、このように療育につなげているところがありますが、最近になって学習障害もそこまでではないということが言われ、さらに当日に眼科にかかる用事がありましたので眼科でも相談してみたのですが、眼科でも問題がないと言われました。
その時は定規の目盛りを読むことができないということで相談をしたのですが、どちらも問題がないと言われ「じっくりと見てみてそれでもダメだったら、このような定規の読み方を塾の先生にみっちりと教えてもらうといいですよ」ということを眼科の検査士さんに言われました。
このようなことから、ただ単に苦手というケースもあるようです。
あくまで個人差がありますので何とも言えません。
もし悩んでいるということであれば、是非ともこのようなプロの相談を早めにしてほしいです。
叱りつけてばかりで時間自信をなくしてしまうという段階になってしまうと、勉強嫌いにもなってしまいます。
原因がわかれば早く正しい対処をすることができます。
下の子は文字を読むのが苦手ですので、学習障害のお子さんが使うような音読の補助するものを学校に持ち込んでいます。
プラスチックの棒状みたいなもので、緑の縦線が引っ張っているというもので、
これを教科書などに当てると、その部分が大きく勝つ緑の線が引かれているような状態になりますので、非常に読みやすいようです。
このような補助用品を使うことで、すんなりと読めるようになるということであれば早めの対処をすることによって、そこまで苦手意識を持たずに済むというところがあります。
だからこそ、正しく対処するために早くプロに相談をし、テストを受けた上で問題がないということを言われたのであれば、塾の専門の先生に教えてもらうという方向性で考えてもいいでしょう。