従来では、よく「嫁小姑問題」というものを耳にしたものです。
それは、兄が結婚して自分の兄を別の女性に取られてしまったかのような気持ちになった妹が、兄嫁に嫉妬して兄嫁にいじわるをするというものですね。
しかし、じつは最近はデリケートで気遣いがちな女性も増えているため、小姑側が「兄嫁」との付き合い方に逆に悩むケースが増えているそうです。
小姑が嫁に気を遣うなんて?!と思うかもしれませんが、小姑にとっての兄嫁は「義理の姉」になる立場なので、もとは他人であり血縁関係がなかった相手です。
そのため兄嫁となったからと言っていきなり親しくなるというのはどんな小姑でも最初は戸惑ってしまうようです。
ではどのように兄嫁と付き合っていけば良好な関係が築いていけるのでしょうか?
具体的な距離感や、嫁のタイプによってしなくてはならない対応の仕方などを今回はこちらでまとめていきたいと思います。
これであなたも嫁小姑問題をクリアできるかも!?
兄嫁との関係、みんなどうしてる?
兄嫁といえば、長年自分だけの良いお兄ちゃんだったのに突然他の女の人のものになってしまった…という複雑な感情を抱いてしまう小姑も多いのではないでしょうか?
お兄ちゃんとの関係性にもよりますが、妹にとってのお兄ちゃんとは昔からよく面倒を見てくれて遊んでくれた、大好きで優しい自分だけのお兄ちゃんというイメージが強い人もいると思います。
兄嫁はそんな妹にとって、最初で最後のライバルでもあり、そして自分にとって突然現れた「義理のお姉さん」でもあります。
血の繋がりはなくても、自分にとってはお姉ちゃんになるので、そんな兄嫁との関係に悩む妹も多いのではないでしょうか?
トラブルの起こりやすい兄嫁問題
じつは、嫁姑問題よりもかえってトラブルが起きたときに厄介なのが兄嫁と妹の嫁小姑問題です。
姑に比べて年齢差が少ないことから、本当のお姉さんというよりも「友達」という感覚に近いことから、トラブルも起こりやすい相手でもあります。
一見、歳が近いぶん姑よりも仲良くなりやすいのでは?と思われがちですが、じつはそうではありません。
その原因としては年齢的に感覚も近く、お互いに同性なのでライバル心を抱きやすい対象となってしまうことでしょう。
また、年齢が近いことから将来的に長い付き合いとなるのも嫁と小姑のほうです。
そのため、もしもトラブルを起こしてしまうとそれが何十年も続いてしまうこともあります。
また、嫁との関係が破綻してしまうと、嫁の旦那である実のお兄ちゃんとの関係も破綻しかねないので注意が必要なのです。
お兄ちゃんが妹より自分の嫁を守るのは当然の形でもあるので、そのときに悲しい思いをしなくてすむように、できれば生涯円満な関係を築いていきたいものですよね。
円満な関係を築いていくために
兄嫁とトラブルにならないよう、円満な関係を築くために努力している小姑は多いと思います。
たとえば、姑にとって小姑は実の娘になるのでどうしても可愛いですよね。
親にとって子供はいつまでたっても子供なわけで、とくに実の娘は母親にとってかけがえのない存在です。
あとから嫁いできた嫁と比べて、実の娘をさりげなくひいきしてしまう姑も多く、それを敏感に察する嫁はそのことに嫌悪感を抱きます。
旦那の実家に嫁いだ嫁からすれば、違う家に嫁いでいった小姑をいつまでも可愛がるというのは面白くないのでしょう。
このような場合でも、姑は案外そんな嫁の感情に鈍感で気がつかないものです。
そのため、立場的にも同じ嫁である小姑のほうが敏感にその気持ちを察して、気を遣うというケースも多いのです。
「自分ばかりひいきされていると思われないように、あまり実家には頻繁に行かないようにしよう」と意識している小姑も多く、それは嫁と自分との関係でトラブルが起きないよう気を遣っているからなのでしょうね。
女同士だと仲良し・不仲が分かれやすい
血縁関係のない姉妹関係ですが、なかには兄嫁ととても仲良しだという小姑もいます。
しかし逆に「絶対に仲良くなれない」とお互いに嫌い合っている人もいますよね。
このように、どうしても女同士だと気の合う合わないがあったり、タイプが異なると相手を受け入れられないという感情が生まれます。
それは、学生時代からの友達関係でも同じですが、女性は男性に比べて人に対する好き嫌いがハッキリしていることが原因だと考えられます。
また嫁と小姑問題の場合、共に「旦那さん」と「お兄さん」を慕っていることが共通していることからお互いをライバル視しやすい傾向にあるのです。
それが同性ということもあり、さらに関係が難しくなってしまうのでしょう。
大切なのは兄嫁との関係をどうしたいか
女同士ということもあり、なかなか兄嫁と小姑の関係というのは難しいものですが、大切なのは兄嫁との関係を小姑がどのようにしたいか?です。