自分が誰かになにかを話したいと思うときというのは、たとえば自分がその話をすることで相手が楽しいと思ってくれるかも?と思う期待などの気持ちがあったりしますよね。
そんなときは、「どうしたら面白く伝わるだろう?」と思いながら、やや高めのテンションになりがちです。
テンションが高くなっているときというのは、自然と声のトーンもあがるものなので、相手が聞き取りやすいように落ち着いて話してあげるよう心がけましょう。
4.話せて・会えて嬉しいという気持ち
なかなか会えない友人や恋人に久しぶりに会うことができたというときは、誰だって嬉しいものです。
会えないからこそ、「会えた時にはこんな話がしたい」「早く会って話がしたい」という思いを募らせ、それが実際に会えたときには喜びが何倍にも膨れ上がるのでしょう。
会いたかった相手に会えたときというのは、その興奮からつい上機嫌になるものです。
そして、「会えた時にはこんな話をしよう」と考えていたことが一気に溢れ出し、その嬉しさからつい声のトーンも高くなるものです。
相手がもしも恋人ならば、その声のトーンと話をしているあなたの表情を見ただけで「自分と会えてこんなに喜んでくれているのか」と愛おしさを感じてくれることでしょう。
会えて嬉しいという感情は、会ったときの表情や声のトーンで伝わるものなので、恋愛相手の場合はその気持ちを素直にありのままでぶつけるのがよいでしょう。
5.相手を尊敬している
尊敬している相手と話をするときに、人は自然と声のトーンが上がるものです。
尊敬している相手だからこそ、自分のことも気に入ってほしいという欲があるため、自分をよく見せるために会話するときに声を高くするというのは、意識していなくても自然とそうなってしまうものです。
ずっと憧れていた尊敬している相手と実際に会えたときというのは、どんな相手と会うよりも誰だって嬉しいはずです。
しかしそれと同時に、とても緊張しますし、自分が相手にどのように上手に振る舞えるかというプレッシャーもありますよね。
会えて嬉しいけどとても緊張している状態のため、いつもの精神状態でいることが難しくなり、それが自分の声色となり現れるのでしょう。
6.できるだけ多くの人に話を聞いてもらいたいと思っている
たとえば、街中で繰り広げられている国会議員の選挙の演説などで、低いトーンで話をしている国会議員はあまり見たことがありませんよね。
みなさんマイク越しにも関わらず、声を張り上げているせいか、どこか高いトーンでの声色になっているはずです。
それは、自分がもしも選挙で当選した場合はこんなふうに世の中を変えられますよ、というのをより多くの人に聞いてもらい、その結果自分に是非投票してほしいという願望からくるものなのです。
このように人は、できるだけ多くの人に自分の話を聞いてほしいと思っているときには自然と声のトーンが高くなります。
大きな声を出すと自然と声が高くなるという人もいると思いますが、低くモゴモゴとした声より高めの声のほうが、やまびこをするときのように遠くまで声が通りやすいという心理も自然と働いているのかもしれませんね。
7.怖がっていたり、怯えていたりする
ホラー映画などで、登場人物が真っ暗闇の場所を進んでいったり、メインの幽霊に遭遇したときなど、声が震えているにも関わらずなぜか声が高くなっているのを見たことがないでしょうか?
人の声は、楽しいときや興奮しているとき以外にも人が恐怖に直面しその対象のものに怖がっていたり、怯えていたりする場合にも高くなる傾向があるようです。
怖がっているときというのは、あまり大きな声を出さないものなので、自然と声がか細い声になりがちです。
それゆえに、声が自然と上ずってしまい高くなってしまうのでしょう。
怖がっているときといえば、悲鳴もほとんどが高い声になるため、悲鳴は遠くまで響きやすく、その甲高い声が緊迫感を与えるのかもしれませんね。
8.相手を楽しませたいと思っている
たとえば友人がなにかに悩んで落ち込んでいるときや、恋人が仕事で失敗したときなど、自分ではない相手をなんとか元気づけたいという場面がときにあると思います。
そんなときは、相手にとにかく楽しんでもらうための会話をするように心がけるものですよね。
相手を楽しませたいと思って頑張っている人というのは、相手に笑顔になってほしいため楽しい話題を提供しているので、話をしている自分のテンションも自然とあがっているはずです。
すると、自分のテンションに合わせて自然と声のトーンも高くなる傾向があります。
声のトーンとは話し手の気持ちが相手に伝わる要素でもあるため、相手を励ましたりするときには、高い声のトーンで話すようにすると相手も自然と安心することができるようです。
9.若く見せようとして声のトーンを高くする
年齢的にはもう良い大人なのに、このままではオバさん一直線!そんなのは嫌だ!と思っている女性はきっと多いはずです。
そんな女性がついしてしまいがちなのが、若く見せようとして声のトーンを高くすることです。
若い頃は確かに友人と話をしているだけで自然と声のトーンが高くなり、キャッキャとはしゃいでいる様子だけでも若さを感じさせたものです。
しかし、それが年々女性は年齢と共に声が自然とでなくなっていく傾向があるため、つい日常での声が低くなっていきます。
そしてどうしても若く見せようと頑張ってしまうときには、自分でも気がつかないうちに自然と声のトーンが高くなってしまいます。