相手に言いくるめられたり叱られたりすると、自分はこれ以上なにも言えなくなってしまうので仕方がなく納得したふりをするしかないのですが、どうしても腑に落ちないこともあります。
そんなとき、自分の気持ちが納得できていないので気分が晴れることはありませんので、自然と声のトーンが落ちてしまう傾向があります。
「元気がないね」と周りが心配してしまうほど、頭のなかは納得できない事柄のことでいっぱいです。
気分が晴れて気持ちが楽になれば自然と声の調子もあがっていくものですが、人の声のトーンとはその人の気分をそのまま表すこともあるため、納得できない状況のままイライラしているときにはいつまでたっても声のトーンは低いままかもしれません。
11.面倒くさがっている
親からやりたくもない部屋の片付けをしなさいと命令されたり、勉強しなさいと言われたり、仕事の上司からすごく手間のかかる仕事を押し付けられたときなど、自分でそれを実行するにはどう考えても面倒くさくてやりたくないと思うことってありますよね。
そんなときは、その行動自体を面倒くさがっているため、自然と体の動きは鈍くなり、表情も晴れず、そして声のトーンも低くなってしまいます。
まさにその行動を面倒くさがっているのが、行動のすべてで丸わかりの状況ということになります。
無理をして声のトーンを明るくして笑顔で引き受ける大人な対応ができる人もいるかもしれませんが、そんな無理ばかりをしているのは体にもよくありません。
面倒くさがっているのがすぐにわかるくらい素直に声色に表したほうがストレスがたまらないため、ありのままでいきましょう。
12.嫌いなものがある
嫌いな人や、嫌いなもの、嫌いな場所などを見つけると、なんとなく嫌な気持ちになってしまいそれが声のトーンにも現れます。
たとえば女性ならば、虫が苦手だという人も多いですよね。
虫が苦手なのに、キャンプなどに出掛けて、たくさんの虫が飛んでいる森を散策することになったら、明るい声のトーンで楽しく会話なんて当然できないものです。
いつ自分に向かってくるかわからない虫への恐怖に心はドキドキして、冷静な会話さえもできないかもしれません。
このように人は、なにか自分にとって嫌いなものがある場合も声のトーンが低くなる傾向があります。
もしも周りに突然声のトーンが変わった人がいたら、その人の様子をよく見てあげてフォローしてあげるとよいでしょう。
13.やりたくないことがある
やりたくないことがあるときにも人の声のトーンは下がる傾向があります。
たとえば、その日すごく会社の仕事で疲れているのに、苦手な上司に夜に飲みに誘われてしまったときなど、行きたくないけど断れない状況などもありますよね。
そんなときは、つい明るい声で良い返事などできないもので、できれば行きたくない…という気持ちが声色にあらわれてしまうものなのです。
その声のトーンに上司のほうも「なんだ?体調でも悪いのか?」などと聞き返してくることもあるかもしれませんが、それでも「いえ、そんなことありません。ぜひご一緒させてください!」と頑張って答えるのが社会人の辛いところです。
14.相手を誘惑している
意中の相手を落としたいときなど、相手を誘惑しているときには、声のトーンを下げることでなぜか色気が出るものです。
それを心得ている女性は、自然と相手を誘惑するときには声を低くするという恋愛テクニックを使います。
一見、男性ウケしそうなのは声が高いほうでは?と思うかもしれません。
しかし、高いトーンの声でノリよく話をするよりも、低いトーンでゆっくりと丁寧に話をするほうが、より大人の女性の魅力を発揮しやすく、誘惑するには効果的なのです。
「今晩どう?」「今日の髪型、どうかな?」「あなた、素敵だよ」など、なるべく低い声のトーンで男性に詰め寄り、相手をクラクラさせちゃいましょう!
15.集中している
人が物事に集中しているときというのは、そのことで頭がいっぱいです。
そのため、誰かと会話をするときの自分の声のトーンなど気にならないものです。
たとえば、急いで仕上げなくてはならない仕事があるときなどを思い出してみましょう。
時間との戦いですごく急いでいるのに、そんなときに誰かから声をかけられても、明るくハキハキと話せる人は少ないでしょう。
会話をすることすら面倒くさいと感じているかもしれませんよね。
もしもそんなシチュエーションに遭遇しても、その人は決して声をかけた人のことを怒っているのではないので、どんなに声が低くて怖くても気にしないようにしましょう。
一番好感度が高い声のトーンって?
もとからの地声が高い低いに関わらず、人の声には様々なパターンがあります。
そして人の声のトーンとは、そのときの気持ちや行動により自然と本能的に使い分けられていることが分かっていただけたかと思います。
しかし声のトーンとその状況によっては、もしかしたら誰かを傷つけたり不快な気持ちにさせてしまうものもあるかもしれませんよね。
できれば声のトーン自体を、会話をする相手と状況によって使い分けることができたら、どんな人からも好感を持たれるかもしれませんが、それをすることはなかなか困難です。