CoCoSiA(ココシア)

声のトーンで聞き分ける30個の心理...(続き3)

周りからすれば、痛いオバさんにうつってしまうこともあるため、気をつけましょう。

10.高いトーンで怒る時は感情的になっている

男性も女性も、感情的になって怒っているときはつい声のトーンが高くなってしまうものです。

悪く言えばヒステリックな状況ともいえるでしょう。

お母さんが子供を激しく叱るときや、上司が部下を思い切り叱るときなど、声を大きく張り上げるため自然と高くなる傾向があります。

あまりに高い声で怒りすぎて「あの人はヒステリックで嫌になる」という印象をも持たれてしまうこともあるため、感情的になりすぎないように注意しましょう。

11.気持ちを盛り上げようとしている

人が誰かの気持ちを盛り上げようとしているときにも、自然と声が高くなります。

たとえば、プロレスなどの応援の場で、リングの上で激しく格闘しているプロレスラーへの呼びかけで、低い声で応援をしている人はあまり見かけませんよね。

日本代表のサッカーの試合などで、敵のチームになんとか追い上げたいときや、ゴールが決まったときの歓声なども、多くの観客の声は歓喜と興奮に満ちていて、その声のどれもが高い声になっているはずです。

このように、誰かの気持ちを盛り上げようとしているときには自然と声が高くなる傾向があるようです。

12.予想外のことが起きた


自分が思っていたこととは180度異なる予想外のことが起きてしまったときも、自然と高い声で驚いてしまうものです。

たとえば、絶対に不合格だと思っていた試験に滑り込みで合格できたときなど「え!?」という驚きの声と共に、そこには歓喜の響きが付け加わりどこか高いトーンの声になっているはずです。

それとは逆に、絶対に成功すると思っていた仕事のアクシデントが起きてしまったときなども、動揺と緊張が入り混じり声が上ずってしまったりもします。

このように、物事で予想外のことが起きたときに人の声のトーンは高くなるようです。

13.緊急性が高い

日々生活をしていると、突然起きてしまった大事件や、緊急性が高い事柄が起きることもあります。

そんなときは「どうしよう!」とだいたいの人がパニックのような状態に陥ってしまうものですが、そんなときの声のトーンもやっぱり高くなります。

「どうしよう」「大変だ」「なんとかしなくちゃ」と、とにかく緊急である故に、通常の精神状態ではいられないため、いつもの声の調子には自然とならないのです。

緊急をようするため急いでいることから、冷静に低い声でゆったりと話している余裕がないということもいえるでしょうね。

14.他人行儀

人は自分のことではなく他人行儀なことについては、どこか声のトーンが高くなるものです。

自分のことならば冷静にじっくりと考えながら話をするものですが、自分ではない他人のことなので、自分にとってはそれほど重要ではないからかもしれません。

自分にとって重要ではないことは、関心がないために上の空で話をしていることもあります。

そんなとき、はっきりとした口調でテキパキ話すことができないため、自然と声が上ずってしまうのでしょう。

15.ごまかしている

なにかを人から指摘されて、それを必死にごまかしているときというのも、人の声のトーンは高くなるものです。

それは、「なんとかしてごまかさなくちゃ」という緊張感からくるもので、緊張状態にあるために冷静に話すことができないからでしょう。

頭のなかで、必死に言い訳を考えそれを言葉に並べると思うのですが、ごまかしていることに変わりはないので、「どうしよう」という不安が常に頭のなかにあります。

そんな不安な思考の中で出る言葉は、どれも薄っぺらく、そして声も聞き取りにくいものになります。

もしも声が上ずっている人がいたら、なにかを隠しているかも?というサインにもなるかもしれませんね。

声のトーンが低いとき

人は日常生活で自然と声のトーンが高くなることをご紹介させていただきましたが、では反対に、声のトーンが低いときというのは、一体どんなパターンがあるでしょうか?

次に詳しくご紹介していきたいと思います。

1.自分の威厳を示そうとしている

声のトーンを低くすることで、自分の威厳を示そうとしている人がいます。

たとえば、会社のえらい人や、スポーツチームの監督、先輩、亭主関白の父親など、自分をえらくみせたいと思っている人に多い傾向があります。

高い声のトーンでは、どうしても優しいイメージを持たれやすくなってしまうため、意図的に自分の威厳を示そうとしている人は、声のトーンを低めにして会話をするのかもしれませんね。

声のトーンを低くして叱ったり話をしたりすることで、相手から自分が舐められないようにしているのでしょう。