訓練と言っても意識的にしているのではなく、例えば職場でうろたえてはいけない様な職種であれば、日常もうろたえていることはないでしょう。
代表的なのは、人の命を預かる看護師や、警察官などがそうです。
うろたえてしまっては誰かを助けるどころか人の命を落としてしまうからです。
この人たちは、別に「うろたえない訓練」をしてきたわけではありません。
厳しい業務の中で、自然と身についていったのです。
なので、ちょっとやそっとのことでは動じないのです。
厳しい職種じゃないと、うろたえない人になれないのかと言えば、そうではありあません。
その人の生き方や信念によって、いくらでも変わっていきます。
2.ピンチをすでに想定している
子供の頃、何かしでかしたとき、母親に「ほらみなさい!」と言われたことはありませんか?
母親は自分の子供の行動パターンを知っているので、子供がどのような結果を持ってくるかを想定しています。
そして「ほらみなさい」という言葉が出てくるのです。
大人も未来を想定して行動できれば良いのですが、毎回何か失敗してオロオロしたり半泣きすることがあります。
それは人によって子供の時から大人になっても変わらない人がいます。
うろたえない人は、行動する上でいろんな想定をします。
例えば高価な物をローンで買ったら、毎月の支払いがこれくらいで、何年後に支払いが終わって…と計算できます。
しかし、うろたえてしまう人は、意外にもこの当たり前の計算が出来ていない人が多いです。
うろたえる人は「まぁなんとかなるだろう」「どうにかなるよね」と考えがちです。
それどころか、なんの根拠もなく「自分はやっていける」と確信をもって行動することがあります。
そして、いざやってみて「思っていたのと違った」という想定外のことでうろたえてしまうのです。
他の選択肢を用意している
うろたえない人は、何をするにもいろんな結果のパターンを想定しています。
成功した時、失敗しそうな時などです。
別な角度から見ると、うろたえない人は注意深い人とも言えます。
しかし、うろたえない人は、うろたえない為に色んな結果を想定して、最悪の結果にならないように行動する努力を惜しまないのです。
しかし、うろたえてしまう人は、割と結果を想定する種類が少ないです。
しかも良い想定のみの場合が多いでしょう。
ポジティブシンキングで行動力が早いのは良いですが、成功のイメージしかないので悪い結果が発生した場合、どうしてよいか分からなくなりうろたえてしまうのです。
うろたえてしまいがちな人は、何かを始める時3パターン以上の結果を予想しておくといいでしょう。
3.物事を客観的に見れる
うろたえない人は、物事を客観的に捉えられる人が多いです。
全ての物事には裏表があり、中には裏表の二面だけでなく多面なこともあります。
表の良い面だけを見てしまうと、後で裏の事を知りビックリしてうろたえてしまうことがあります。
しかし、うろたえない人は物事を客観的にとらえて色んな角度から見ようとします。
物だけでなく人に対してもそうです。
人は良い面も悪い面もあると知ったうえで、人づきあいをしていきます。
客観的に見るといっても、人はどうしても元々ある考え方や、その時の感情で見方が偏ってしまいます。
そこでおすすめしたいのが「相談」です。
誰かに話すことでさらに客観的になることが出来ます。
そしてもっと冷静に考えられて、客観視できるようになるのです。