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「勉強しろ」は逆効果な6個の理由と...(続き3)

たとえば大金持ちの子供がなんでも欲しいものを与えられ続けたとしたら、その子供は自分でお金を稼いで大金持ちになりたいとは思いもしないはずです。

勉強に限らず、自分がやりたいことをできる環境に身を置いているとわかれば、勉強でもやりたいと思えばできるんだという自信がつくでしょう。

勉強する意味や理由が添えられていない

「勉強をしろ」というからには、勉強することがとても良いこと、将来のために役立つことだということをなんとなくでも良いので、実感してもらわなければいけません。

はっきりと「そうなんだ」とまでは思わなくても、最初はほんの少しでもいいのです。

そもそも、大人が勉強する意味や理由を子供に伝えられなければ、子供も実感できません。

世間体や自分のコンプレックスからの押しつけだけでは子供は反発してしまいます。

やれと言われることに意味が感じられなければ、なかなかやる気にはならないですよね。

大人が会社で上司から〇〇をやれ!と言われたらするのは、そうすることで会社員としての責務を果たせる、業績を上げてお給料に反映してもらえる、という意味を感じられるからでもあります。

大人が見れば子供は勉強をするのが仕事だと思えても、子供にとってはなぜ勉強をしなければいけないのかと思ってしまうものです。

子供に勉強させる効果的な4つのこと


命令や強制が子供の勉強への意欲を削ぐのだとすれば、その逆に子供の気持ちを勉強に向わせるために効果的なことを見てみましょう。

褒めてあげる

褒められて嫌な気持ちになる子供はいないでしょう。

表面的には照れくさそうにするかもしれませんが、心を込めて褒めてあげましょう。

勉強の最中に褒める

褒めるタイミングとしては、勉強の最中に褒めるのが効果的でしょう。

褒められてうれしい気持ちがいつも勉強の最中に起こるということを実感できるからです。

勉強をした後に美味しいおやつを食べているときに褒めたとしましょう。

もちろんそれでも効果はありますが、褒められてうれしいという気持ちと美味しいおやつを食べているという事が紐づけされやすくなります。

勉強に関して褒めるためには、勉強をしているときがいいでしょう。

テストの結果を褒める

勉強につきもののテストの結果が良ければ、ぜひ褒めてあげましょう。

満点をとった時だけ褒めるのではなく、少しでも前回より点数が良ければ褒めてあげてください。

今度は70点を取りたいという目標を達成できたとか、成績アップを狙っていた科目の成績が伸びたなど、少しでも前進していたなら褒めてあげましょう。

人からの言葉で褒める

大人でも、本人から直接褒められることと同様に、〇〇が褒めていたよと言われるととてもうれしいものですよね。

子供も同じです。

自分がいないところで自分のことを良く思ってくれているという会話がなされたということで、喜びが倍になるものです。

「学校の先生や塾の先生が褒めていたよ」と言えば、学校や塾へ行くモチベーションもアップするというものです。

もちろん、褒められていないにもかかわらず、嘘を言うことはできません。

面談の時などに「なかなか頑張っているようですね」とか「テストの点数が上がってきましたね」などの前向きな言葉を先生から言われたなら、それを「褒めていたよ」と強調してあげれば良いのです。

ゲーム感覚で勉強させる

子供はゲームが大好きです。

勉強もゲームにしてしまえばこちらのものです。

勉強に関しては人が自分より良い成績をとろうが、勉強ができようが、まったく気にしない子供でも、ゲームや遊びでは勝ち負けにこだわったり夢中になることがあります。

勉強の達成感への道や努力の道をゲームととらえる工夫をしてみたいものです。

ゲーム感覚とは少し違いますが、先取感覚を味わえるようにしてあげるのも効果があります。

学校で同級生が知らないことをちょっと知っていると思えるとうれしいものです。

お兄ちゃんやお姉ちゃんは当たり前に知っていることを弟や妹が教えてもらって、学校でできると周囲から一目置かれたりします。