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「勉強しろ」は逆効果な6個の理由と...(続き5)

朝起きたら着替えをして朝食を食べるように、学校から帰ったらまず宿題とか、食後1時間後に予習復習など、時間が空いた時に勉強をするのではなく、食事や睡眠と同じようにルーティン化してしまいましょう。

塾に通う(子供に合った塾選びは必須)

また、家だけでなく子供に合った塾選びはとても大切です。

勉強の内容を教えてくれるだけでなく、勉強の仕方も教えてもらえます。

これまでにお話してきたことも、塾に行くことにより自然にできるようになります。

たとえば周囲の子供たちと競争をできる環境、つまりゲーム感覚で勉強ができます。

そして勉強時間を決めてメリハリをつけることは塾に通えば、否が応でもできてしまいます。

塾講師がタレントになったり、コマーシャルに出たりとなにかと話題になる現代ですが、自分に合った良い塾、自分に合った良い講師に出会えることも子供にとって大きな問題です。

精神論を言うつもりはないですが、「求めよさらば与えられん」です。

親が真剣に子供の個性と将来のビジョンを大切にしたいという気持ちがあればこそです。

一緒に取り組む姿勢を見せる

子供は勉強をしろと言われても、なにをどうやって良いのか、どういう風に勉強を進めて良いのかわからないのです。

そんなとき一緒に取り組む姿勢を親や周りの大人が見せてくれれば安心できます。

上から「勉強しろ」と言われるのではなく、お父さんやお母さんも「僕が、私が勉強をすることに一緒に取り組んでくれている」と思うと、反発ではなく協力したいいという気持ちになるのです。

親の期待に沿うのではなくです。

具体的には、「このドリルを1日1ページずつやってみよう」と言って、答え合わせは親がする、というルーティンを作り実行してみるというなどもあります。

さあ、勉強をしよう!と言っても、何をそんな風にどうやってすればよいのかは子供にとってとても難しいことですから、勉強の計画は親が立ててあげましょう。

一緒に頑張れるものを見つける

そのためには、ただ漠然とした目標だけでなく、もう少し具体的に一緒に頑張れるものを見つけると良いですね。

勉強の成績への目標ではなく、勉強をすることで見えてくるビジョンがあると良いですね。

好きなことを勉強に紐づけされるようになると強みを発揮できます。

時間を忘れるほど夢中になる体験をすると、頑張ることが喜びに紐づけされることにもなります。

将来海外で仕事をしたいなという目標が見つかれば、英語を勉強しようと思うとおもうのですが、そんなに簡単なものではないかもしれません。

ユーチューバーになりたいのだから、理科や算数は勉強する気がしないと言うかもしれません。

そんなときは、ユーチューバーになるためには、見てくれる人や聞いてくれる人が「おもしろい!」と思ってくれるものを発信し続けなくてはいけないんだよ、という話から、あなたは何が得意なの、何が好きなの?というものの話し合いから始めてみましょう。

身近に学習意欲をそそる環境をつくってあげる

たとえば家に本がたくさんある家の子供のほうが大学進学率が高いそうです。

本を読めば勉強をするようになるわけでも、本を読めば頭が良くなるといっているわけではありません。

その本は、子供が読む本でなくても良いようです。

本がたくさんある家は親や兄弟が本を読んでいる、本を読む環境が家の中に出来上がっているということです。

それは子供が勉強をしやすい環境にもなります。

将来の夢や進路を話し合い応援する

将来何になりたいとか、どういう方向性のものが好きだとか、子供と話し合いをして応援してあげましょう。

もし子供が少々突拍子もないことを言ったとしても、頭ごなしに否定しないようにしましょう。

今は突拍子もないものであっても、成長するにしたがってその突拍子もなさと現実が融合する可能性もあります。

たとえばアインシュタインのような科学者になるという夢を話したとしましょう。

アインシュタインのようにはならないかもしれないけれど、科学の勉強を続けて地道な研究員になるかもしれません。

未来の自分のために、自分の幸せのために今頑張ろうということを押しつけではなく伝えていきましょう。

子供は大人より将来や未来ではなく現在を生きているものです。

それが子供らしさですが、あなたも大人になって一人の人間として収入を得て生きていく存在だということを意識させてあげるのも親の役目です。