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「人災」とはどういう意味?使い方や...(続き4)

戦争やテロ

人災という言葉は、人が何かを起こすことで犠牲があることをいいますが、まさしく戦争やテロは人間が自らの意思で起こしているといってもよいでしょう。

昔から世界は、国と国同士で争い、同じ人間を傷つけてきました。

どうしてそんなことができるのか、通常ならば理解ができませんが、悲しいことに人間が自ら武器を手に取り、人間に危害を加えるということは歴史上本当にあることです。

テロや戦争などは、今でも他国で起こっているため、テロや戦争による人災はいつまでたってもなくならないのかもしれません。

平和が1番だということを世の中の誰もが知っているはずですが、戦争やテロが終わらない限り、人災はいつまでたっても人の命を奪う恐ろしい存在としてあり続けるのでしょう。

「人災」を使った例文

人災の意味や使い方についてご紹介をさせていただきましたが、それでは実際にどのように人災という言葉を使えば良いのでしょうか?

正しい意味を知ったことで、正しい使い方をしたいですよね。

いくつか例文をご紹介していきますので、よろしければ参考にしてください。

我が社は人災を防ぐために徹底的な対策を行っています

これは、たとえば大きな災害が起こる可能性がある場合に備えて、会社がそれを防ぐための対策をとるという意味ですよね。

対策をきちんと取らなくて、対策をとっていれば防げたかもしれない災害の場合も「人災」という扱いになってしまうので、少しでも危険のある製品に携わっている場合はこのように対策をとることが適切なのです。

その時代は人災が続き、国民の不安が広がっていた

こちらの例文からわかるのは、この時代背景にはおそらく戦争や戦いがあったのだと推測されます。

日本だけでも、大昔は戦国時代と呼ばれる人災があったり、その後世の中が成長していっても今度は他国との原爆を使った戦争が起こったりと、それぞれに人々は人災に悩まされてきました。

今の世の中では、日本は核を持っていませんし、もう2度と戦争はしないと決めてはいますが、このような争いがあった当時は国民のみなさんはとても恐ろしかったことでしょうね。

ある意味災害よりも人災のほうが、防ぐことは困難なものかもしれないと思います。

悲しいですが人間というのはそういう生き物なのかもしれません。

彼は人災に巻き込まれて全治3ヶ月の大怪我を負った

この場合は、様々な例が想定できます。

たとえば、台風や地震などにより土砂が交通機関に影響を与えて、車同士の接触により怪我を負った場合は人災という扱いになります。

これがもしも土砂崩れが落ちて車に落下して怪我を負ったというと災害になるのですが、人災と表現されている場合には災害が発端でも必ず人と人のなにか関わりがあるのです。

また、全治3か月というと軽傷とも言い難い怪我になるため、人の作業の確認不足による原子力事故や、交通機関が原因で起こった事故も考えられると思います。

今回の人災によって現場の無責任な処置が明らかとなった

こちらの例文では、「現場の」と表現していることから、会社などの組織が関係していることがわかります。

必ず会社には人が在籍しているわけですので、現場の無責任な行動が原因となった場合は要するに人の処置や対応がよくなかったということなのでしょう。

人の処置や対応がよくなかった場合は、人災という扱いになりますので、こちらのケースでは会社の現場でもっと工夫をすれば抑えられた事故なのに、それに携わる人間の注意に欠けていたということがわかります。

「人災」の対義語

人災という言葉は、人が自発的に起こしている災害や、偶然だとしても人の不注意により起こってしまった災害のことをいいます。

その意味を十分にご理解していただいたところで、今度は人災という言葉の対義語について考えてみましょう。

人災という言葉の反対の意味は一体どんなものがあるのでしょうか?

「天災」

人災の対義語となる言葉でまずあげられるのは天災という言葉です。

人災が人が何かしらの形で関わったことによって起こるものだとしたら、それと反対の意味である天災は人の関わりは一切ありません。

そのため、人がどんなに注意をしたり努力をしても防げない災害のことをいいます。

考えてみると、人災よりずっと恐ろしいものかもしれませんね。

「天災」の意味

具体的に天災とは一体どんなものなのか、その意味について学んでいきましょう。

まず、天災とは自然現象により発生する災害なので、地震・台風・雷・洪水などが挙げられますね。