自分の思いだけで話すのではなく、いつも聞いてくれている人の気持ちを確認する余裕があるのがたおやかさに通じます。
早口の癖がある人は意識してゆっくり丁寧に言葉を紡いでみましょう。
上品な言葉遣い
ビジネスシーンでもプライベートでも、私たちは「言葉」を介して人とつながり理解しあいます。
ある程度の年齢やキャリアになると、きちんとした言葉使いを身につけている人が多いですが、そこに「品」があるでしょうか?
反面教師を見てみましょう。上品ではない言葉使いとはどういうものでしょうか?
「あのぉ~、そうなんですよねぇ~」
大人になっても語尾を伸ばす人がいますが、あまり知性が感じられません。
また、自分が話しているときに、まるで質問をしているように語尾を上げる人もよくいます。
たとえば、「私がぁ⤴、きのう行ったとしたら⤴?」
こちらは一生懸命相手の話を聞いているところなのに、質問されているかのように語尾を上げて一呼吸置かれると、「早く話してよ」という気持ちになります。
上品な言葉使いと言われても最初はハードルが高いですが、ちょっとした丁寧な言葉が自然に使えるようになるだけで印象はずいぶん違います。
「わかりました。」「了解です。」を、「かしこまりました。」「承知しました。」「ありがとうございます。」
「恐縮です。」を、「恐れ入ります。」
「着る。」を、「お召しになる。」
「言う。」を、「おっしゃる。」などです。
たおやかな女性になるため上品な言葉使いをしようと思っても、ぎこちなさやおかしな言葉使いをしてしまっては恥ずかしいですね。
最初はいくつかの言葉を自然に言えるように、そして子どもっぽい語尾伸ばしや語尾上げをしないようにしてみることから徐々に上品な言葉使いを身に着けていきましょう。
5.愚痴や悪口を言わない
いくら上品な言葉使いをしても、話す内容が愚痴や人の悪口ばかりでは、上品からはほど遠くなります。
たおやかな女性になるために言葉や所作などをいくら磨いたとしても、やはり一番大切なのは「心」です。
人がいるときにはものすごく丁寧で上品そうな話し方、身のこなしの人でも愚痴ばっかり、悪口ばかり言う人が存在します。
でも、やはりいつかは露呈していきます。
人の悪口ばかりを聞いているほうは、表面上は話を合わせますが、自分のいないところではこのように言われるのだろうか、という気持ちになるものです。
話し方云々より大切なのはやはり、口から出る言葉そのもの、そしてその言葉にはどういう気持ちが込められているのかということですね。
6.清潔感がある
たおやかな女性は所作が丁寧で品があり言葉使いも上品です。
そして、髪や肌、身に着けるものすべてにおいて清潔感があります。
清潔感がある状態と聞くと、お風呂上がりの洗いたての髪や肌の女性を思い出しませんか?
さらさらの髪、ウェービーヘアでもよく手入れされたヘアスタイル、きめ細かい肌、白い歯、毛玉や染みなど付いてない清潔そうな洋服。
清潔感は着るもののほかに、バッグや靴にも表れます。
バッグはどうですか?ハゲハゲヨレヨレになっていませんか?
バッグの中はちゃんと整理されていますか?
靴はどうですか?汚れていませんか?
ただ、清潔感は身に着けるものだけではありません。
実は、どんなに綺麗な洋服を着て綺麗にシャンプーされたサラサラの髪であっても清潔感が台無しになることがあります。
それは、姿勢です。
座っているとき、立っているときの姿勢です。
スマホを見るときに背中を丸めていませんか?
背筋をピンと伸ばした女性は清潔感を感じさせるものです。