食べたいものを食べ、行きたいところに行く、何もやりたくなければしないということが可能なのが一人の時間です。
自分自身と対話できるのも一人の時間です。
何も予定がない日、何もすることがない時間も、至極の時間だと思えるのがたおやかさに通じます。
普段は社交性があって人と楽しそうに過ごしている、優し気でゆったりとしている女性らしいたおやかな人が、一人でカフェでもレストランへも入れるというと驚くかもしれませんが、たおやかな人にとっては誰かと群れるほうが不自然かもしれませんね。
12.身の丈に合った生活を好む
たおやかな人は人と自分を比べるという価値観で生きていません。
身の丈に合った生活を好むからこそたおやかなのです。
誰かが自分より優れているとか、あの人のほうが自分より良い生活をしているという思いを持ちながら生活していると、ゆったりとした生き方はできませんよね。
気配りとは違う意味でいつも周囲を気にしながらハラハラキリキリ競争社会を生きている人はたおやかさは身に付きにくいものです。
13.周りの意見に流されない
なんでも周りの人がやっていることが良く見えたり、自分が劣っていると思ってしまったり、ということがたおやかな人にはありません。
それは頑固さとは違います。
人は人という柔軟性です。
繊細であっても周囲の意見に流されない芯の強さがあるのですね。
私たちは、本当は良いと思っていなくても人が、「これいいよね!」と言われれば「そうね、私もそう思うわ」と答えてしまうことがあります。
反対意見を言うと悪いような気がしたり、そのことで摩擦や衝突をしてしまうことへの恐れがあります。
恐れだけでなく、誰かと同じ意見になることで結束を強めたいという心理も手伝っていつも周りと合わせてしまう人がいます。
たおやかな女性もときにはそのような処世術を発揮することがあるかもしれませんが、そのようなときでも柔軟性を持っているため自分自身を抑圧するようなことはありません。
「この人はこういう考えなんだな」「私は違う考えを持っているけれど、それを言うと相手を傷つけてしまう」という俯瞰的観点から考え、見ることができるので周りの意見に流されるようなことはなく、しかも頑固でもないのです。
14.感情的にならない
たおやかな女性は感情的になりません。
人間なので感情はもちろんあります。
むしろたおやかな女性は感情豊かですが感情に振り回されたり、感情の赴くままに行動したり、周囲に感情をぶつけたりはしないのです。
ビジネスや家庭、恋人や友人との間でつい感情的になって、後々困ったことになって後悔したことはありませんか?
怒りの感情はなかなか厄介なものです。
実は強い怒りの感情のピークは6秒だと言われています。
6秒経つとおさまってくるものだということですね。
その6秒間を我慢しきれずに後悔してしまうというわけです。
また、6秒の間におさまりかけていた怒りの感情を、またすぐにぶり返す人がいます。
自分でも怒りの感情がおさまりかけていたことを感じ取るのですが、それがまた気に入らないのでしょう。
自分の怒りがおさまることは負けを意味するとでも思ってしまうのです。
たおやかな女性はそのことを無意識的にでも理解しているのですね。
感情に任せても自分に得になることはないという冷静さと賢さがあります。
15.相手の立場に立って物事を考えられる
感情的にならないのは相手の立場に立って物事を考えられるからでもあります。
自分にとっては腹立たしいと思えることでも、少し目線を変えてみれば、相手ばかりを責めることはできないかもしれない、自分も同じことをする可能性はないだろうか、ということを考えられるのです。
それは相手に賛同するとか、相手に同調するということではありません。
あくまでも客観的な視点を持ったうえで、一度相手の立場に立ってみようとできるということです。
16.人とほどよい距離感を保つ
たおやかな女性は、人は人自分は自分というスタンスができています。