老後の楽しみとしての早期リタイアであれば、長期間となるでしょうが、人生の間で一度経験したいということであれば、きちんと期限を設けるべきです。
何年続けるか決めることで、1年目、2年目、3年目…とその年の目標が明確になってきます。
自給自足というのは、最初から自分のやりたいことを全てやろうとするのではなく、きちんと土台作りをしてから、やりたいことを広げていく必要があります。
だからこそ、計画性というのは大切なのです。
20.収入を確保する方法を決める
自給自足をしている人で無収入で行なっている人というのは、ほとんどいません。
そもそも、100%自給自足で生きるのは難しいでしょう。
生活していくうえでは「お金」は大切になってきます。
そのため、誰しもが稼げる手段を確保しています。
自給自足を成功させるためには、不自由ない生活を送れるように生活スタイルを整える必要があります。
せっかく夢みた自給自足生活を送ることになったのに、金銭的に滞らなくなってしまったり、我慢をしなければいけない生活になってしまっては本末転倒です。
収入を確保する方法をきちんと決めてから、自給自足生活を始めましょう。
会社員として勤務
会社員として勤務を続け、自給自足生活を送るという人も多くいます。
いわゆるUターン生活と言われるもので、田舎で働くという選択をするということです。
田舎で働くことのメリットとしては、長時間労働に悩まされない、車で出勤が可能、満員電車の回避などでしょう。
その分収入面は減るでしょうが、自給自足で補えば、満足のいく生活を送れます。
起業
起業をすれば、自身が社長となるわけですが、会社の就業規則やルール、慣習にとらわれることなく、自由に生きることができます。
働く場所、時間も自由。
自分ルールで生きることができるからこそ、空き時間に自給自足を楽しめるでしょう。
とはいえ起業となれば、会社の全責任は自分にのしかかってきます。
売上が順調なうちは良いですが、低迷状態に陥ると、生活も精神的にも不安定となってしまいます。
そのため、起業をするのであれば、安定収入が見込めるということが必要不可欠です。
一か八かのようなビジネススタイルだと、仕事も自給自足も立ち行かなくなることが、目に見えています。
農作物販売
農作物が順調に育つようになれば、農作物を販売することで生計を成り立たせることができます。
昨今では、インターネットによる販売も増えてきているため、環境を整えれば遠方への販売もできるようになるでしょう。
とはいえ、農作物の販売というのはプロだからこそできることでもあります。
慣れていない人だと、満足いくものが育たなかったり、肥料等に多くのお金がかかかってしまったりして、赤字となってしまうことも。
また、農作物というのは、あまり高いものではありません。
そのため利益率というのが低いため、量が必要となります。
農作物をたくさん育てるためにはそれなりの労力と投資が必要不可欠です。
農作物販売のみで生計を立てるようになるのは至難の業です。
在宅ワーク
昨今では、在宅ワークの環境も整って来ました。
会社に出勤せず、収入を得るという生活スタイルが当たり前として確立しつつあります。
場合によっては、勤めてきた企業を辞めることなく、自給自足生活も送れるという場合もあります。
とはいえ、在宅ワークができる人というのは、責任を持って仕事ができ、成果が出せる人のみです。
ある程度ビジネスの基盤がきちんとしており、自分の知識と経験でお金が稼げる状態になっている人だからこそ、在宅ワークという働き方が成り立ちます。