それとも、「どうして自分はあの時、あのように行動してしまったのだろうか?」と後悔することが多いですか?
後悔することが多い人は、過去のことを思い出しては自分を責めたり、そして周りを責めたりすることが多いかもしれません。
自分の失敗がずっと自分を臆病にしたり、自分はダメだという気持ちにさせていることもあります。
時に、自分ではどうしようもなかった状況で、不幸な経験をしてきたという人もいるでしょう。
家庭環境や友達、恋人との関係で深い傷を負わされた、という人もいます。
それは、自分が悪いわけではなく、周りの人の言葉や行動が、あなたに大きな影響を与え、今も苦しんでいたり、それが原因で何かのトラウマを抱えているということもあるかもしれません。
そのような人は、自分の過去が今の自分を縛り付け、思うような今を生きていけない責任を周りの人に押し付けたくなることもあるでしょう。
そのように感じるのは当然ですが、でも、過去のことでずっと苦しんでいたり、誰かを憎んでいたりすることで自分の今の幸せを奪ってしまっているのかもしれません。
大切なのは今
私たちは過去を変えることはできません。
それで、過去は過去、今は今と割り切る必要があります。
過去を自分の記憶から消し去ることはできないかもしれませんが、そればかりを見て生きるのではなく、これからの自分、つまり未来を見て今を生きるほうがずっと前に進みやすくなります。
例えば、みなさんは運転をするときに、バックミラーをどのくらい見ますか?
運転中ずっと見ている人はいますか?
そんな人はいませんよね。
バックミラーをずっと見ているなら、前に進むのはとても危険です。
前に発進したいなら、ちゃんと前を見ている必要があります。
バックミラーは時々安全確認として見る程度で大丈夫です。
同じように、私たちは”今”を生きています。
それで、”今”という現実を前に進ませるためには、未来を見る必要があります。
過去のことは、自分や周りを責めるためではなくて、そこから必要な教訓を学ぶためだけに振り替えるだけで十分なのではないでしょうか?
大切なのは今であることを覚えておきましょう。
今の生活の中にあるできていること、感謝できること、そして幸せと思えることに目を向け、自分の未来の可能性に焦点を当てましょう。
過去は変えられないけど、今と将来は、自分で作ることができるのです。
2.笑顔でいよう
笑っている人を見ていると、なんだか幸せな気持ちになれると思いませんか?
微笑みかけられると、こちらも自然と微笑んでしまう、ということもあります。
赤ちゃんや子どもたちの無邪気な笑顔を見て、ホッとしたり、癒されたりすることもありますよね。
「笑う門には福来る」ということわざがありますが、これって事実であることが脳科学的にも証明されたようです。
脳科学によって発見されたことによると、笑顔に似た表情を作るとドーパミンが活性化するようです。
このドーパミンとは、脳の「快楽」に関係している神経伝達物質で「幸福物質」とも呼ばれています。
つまり、笑顔でいれば脳には「幸福物質」ができるので、楽しくなったり、気持ちが前向きになったりするのです。
昔お母さんやおばあちゃんから、「辛い時こそ笑いなさい」と教えられた人がいるかもしれませんが、それは実際に脳内に、ストレスを緩和し幸せを感じさせる物質を作っていたということで、真実で実際的なアドバイスだった、ということですね。
心身が落ち着いているとき、リラックスしているときに出る「a波」という脳波は、笑顔になると発生するらしいです。
それも心が笑っていなくても表情が笑顔であれば出るということなので、無理にでもにっこりと笑うといいんですね。
楽しい時だけ笑う、というのではなく、笑顔でいるから楽しくなれる、という仕組みがあるというのは驚きです。
ですから、常に笑顔を絶やさない人は幸せ感が大きくなるということなのです。