「反論したい気持ちを我慢して押さえつけている」のなら、そこに「素直に他に学ぼう」という気持ちはありません。
ただ我慢強い人なだけです。
ここは謙虚さとの、大きな違いですよね。
もちろん、我慢強くいられるのだって立派なことですが、謙虚な人は純粋に状況を受け入れていて、もっと楽な気持ちでいるはずです。
3.自分をわきまえている
“自分をわきまえている”のも、謙虚な人の特徴として挙げられます。
自分を偉いとも思わないから素直に学べるし、自分をわきまえているから控え目でつつましくいられるんです。
それは決して、自分に自信が無いわけでもなく、自分が弱者だと思っているわけでもありません。
悲観したり、卑下しているのでもなく…ただ自分をわきまえているんです。
この感覚って、謙虚な人ならではの感覚ですよね。
筆者も、頭ではわかっていても、心はそう簡単についてきません。
また、謙虚な人は、人に傲慢な態度をとることもなく、人をひがんだりすることもありません。
そこに、比較や競争の意識はなく、ただ自分がわかっている。
それが謙虚な人なのです。
4.自慢をしない
謙虚な人の特徴には、“自慢をしない”ことも挙げられます。
これも、自分をわきまえているからで、決して我慢しているのではありません。
謙虚な人には、自慢したいという気持ちもなければ、自慢という概念すらないのではないでしょうか。
自分を偉いものとも思わず、自分をわきまえていると、驕ることもありません。
普通なら自慢できるような才能や地位があっても、思い上がることがないんですよね。
だから、自慢ということには考えも及ばないのです。
謙虚な人は、周囲から見れば控えめ過ぎるようにも感じられ、一見我慢しているようにも思われますが…本人は、周囲が思うよりも楽に生きているはずです。
自慢したいという衝動から解放されていて、自分の感情を押さえつける必要もないんです。
ある意味悟りの境地…それが、謙虚な人なんです。
5.鼻につかない
謙虚な人は“鼻につかない”人だったりもしますよね。
他の人が言ったら自慢話のような内容でも、謙虚な人の言葉だと嫌味に感じられることがありません。
また、謙虚な人は存在が「うっとうしい」と思われることもないんですよね。
謙虚な人は、人をイラつかせることもなく、自然とその場に居られる人なんです。
でも、控え目で目立たないからというわけではなく、存在感はちゃんとある。
謙虚な人が作り出す空気感は、本当に不思議なものです。
筆者の以前の職場の部下が、まさに謙虚な子でした。
今この記事を書きながら、ずっとその子のことを思い浮かべています。
謙虚なその子が契約を取ったときは、周囲も一緒になって喜べちゃうんですよね。
話す人によっては自慢話にも聞こえて、鼻につく場合もあるのですが、謙虚な人からは「あなたよりすごいでしょ」「私偉いでしょ」というような気持ちが一切感じられないのです。
そこには素直に「みんなのお蔭で契約にこぎ着けました」という謙虚な気持ちしかありません。
自慢どころか、周囲の人を立てるようなことを言うんですよね。
それが心からの本音だから、簡単にまねできないとも思わされるんです。
謙虚は人は、心の底から謙虚なんです。
6.悪口を言わない
謙虚な人は“悪口を言わない”のも特徴ですよね。