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縁の下の力持ちが就職において有利に...(続き3)

自分のことをしながら周りの様子も観察し、今どこで誰に何が必要なのかを咄嗟に気付ける判断力が必要とされます。

せっかくそんな優れた能力を持っているのですから、面接の際にはぜひそれを前面に押し出してアピールしていきましょう。

学園祭


学園祭では、規模の大小に関わらずクラスで何かしらの出し物があります。

タコ焼きやクレープなどの屋台を始め、お化け屋敷や占い、喫茶店など定番のものから目新しいものまでさまざまです。

学園祭ではクラス中が協力してひとつのものを作り上げていきます。

その中心となるのはクラス委員長であったり、実行委員長であったりします。

しかし、目立たないところで縁の下の力持ちも一生懸命に動き回っています。

道具で足りないものはないか、作業で困っている人はいないか、休憩の際には全員に飲み物や食べ物が配られているかなどを細かくチェックして、何か足りないところがあればリーダー役が気付く前にさっと助け船を出します。

学園祭の話は内容も盛りだくさんなので、自己PRにはピッタリです。

合唱コンクール


合唱コンクールでの縁の下の力持ちは、主に実行委員がなることが多いです。

合唱といえば一人ひとりが歌うため、一見すると個人が頑張るほかは特別にすることはないように思えます。

しかし、実行委員になると、合唱する歌を決定したり、指揮者や伴奏者を募ったり、また自分たちの合唱以外にも会場の設営や片付けなどの力仕事もあります。

クラスの人たちは自分たちの歌だけに集中出来ますが、実行委員ともなると、先生と生徒の橋渡し役になったり、クラスでどの時間帯に練習するかなどを決めたり、やることは実にさまざまです。

実行委員がクラスの縁の下の力持ちになることで、学校全体の合唱コンクールが上手く回していけるのです。

それらの経験も、自己PRでは大いに役立ちます。

体育祭


体育祭では、実行委員としてクラス内での競技の決定をしたり、会場の設営や片付け、体育祭当日のマイク係などを受け持つ人が縁の下の力持ちになりやすいです。

一方で実行委員ではなくても、例えばクラス内で盛り上がるためにコスプレをするのなら、皆がその準備が進んでいるかを観察して、出来ていない人を手助けしたり、運動が苦手な人の練習に付き合ったりと、個人的にクラスのために動き回る人もまた、縁の下の力持ちと言えます。

体育祭では勝敗を競うため、他の行事に比べるとクラス内で一致団結して盛り上がることが多いです。

皆が思い切り興奮状態となって盛り上がることが出来るように、縁の下の力持ちは不安要素や足りない部分を自ら積極的に補っていきます。

体育祭でのことを自己PRするのなら、どんな場面でどんなふうに誰の手助けをしたのかを、当時を思い出しながら具体的に話すと良いでしょう。

行事の実行委員


実行委員はあらゆる学校行事において、最も縁の下の力持ちとして活躍出来る立場にあります。

皆の意見をまとめるのは主にクラス委員が行いますが、実行委員はクラスの人たちが見ていないところで行事が円滑に進むように何度も話し合いをしたり、必要なものを手配したり、また当日には会場の設営や片付けなどの力仕事にも積極的に取り組みます。

クラス委員は皆の中心となってクラスを引っ張っていくのが好きな人が多いですが、実行委員は雑用も多く、大変で苦労する立場のため、皆のために進んで頑張れる人でないと向きません。

そのため自ら実行委員に立候補する人は、縁の下の力持ちの気質が強い人でもあります。

部活のマネージャー


部活のマネージャーは一見華やかに見えて、実は大変なことが多いです。

部員たちが問題なく練習や試合に集中出来るようにタオルや飲み物、差し入れなどを用意したり、部員一人ひとりの体調やメンタル面を気遣ったり、監督やコーチについて他の学校の人たちに挨拶回りしたりと、やることは本当にたくさんあります。

バレーやバスケなど、個人的にスポーツが好きというだけでは決して務まることはありません。

誰かの手助けをすることに喜びを感じる人でなければ、どこかで必ず「辛い、きつい」と感じてしまうでしょう。

しかしマネージャーの仕事に喜びを感じられる人は、間違いなく縁の下の力持ちと言えます。

アルバイトでの経験


アルバイトをする理由は人それぞれです。

大半は「お金が欲しいから」ですが、お金が欲しくて始めたアルバイトでも、いざ働き始めて慣れてくると、人によっては縁の下の力持ちの部分が表れてきます。

新人に指導する立場になってくると、混雑時でも落ち着いて周りをよく観察出来るようになってきます。

そこで困っている人やお客が何かを求めているのを見つけて直ぐにフォローに入ることが出来る人や、例え自分も忙しくても人のためにさらに時間を割けるような人は、自然と縁の下の力持ちを発揮します。

本当なら自分は休みなのに、他の人が休みになれば進んで代わりに仕事に出たり、誰かのミスを被っても優しい対応が出来る人は、店長からの信頼も厚く、また自分のそういった経験を必要な時に自己PRとしてアピールすることが出来ます。