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心理学を学ぶべき16個の理由(続き2)

さらに、個人的な目標も他人に言うと成功率が上がるので試してみてください。

「今年中に絶対に恋人を見つける!」とか「苦手な数学を一番得意な科目にする!」といった個人的な目標を何度も繰り返し他人に宣言することによって、自分の中のモチベーションを上げ、さらに潜在意識の中にその目標を刻み込むことができるので、常にそちらのほうに努力を傾け、目標をとらえるための行動をする用意ができるのです。

2.ミラーリング効果

テレビや雑誌などでも恋愛テクニックとしてよく取り上げられているのが「ミラーリング効果」です。

「ミラーリング効果」とは、好感を寄せている相手の仕草や動作を無意識の鬱にまねてしまうこと、さらに自分と同じ仕草や動作をしている相手に対して好感を抱く、ということです。

人は、意識をしていない時でも自分が好意を持っている相手のことを真似するようです。

そして、自分の仕草を真似る人のことを仲間とか味方として判断してるようです。

これには、類似性の法則というものが関係しているようで、この類似性の法則というのは、人間が自分と似た人または似たものに対して好感を抱きやすい心理のことです。

確かに、自分が好きなものを好きと言ってくれたり、自分と同じものに興味を持っている人のことって、なんだかとても好感が持てますよね。

さらに親近感がわくのでいっきに仲良くなれたりします。

それで、仕草だけでなく、価値観や共通点、趣味や生活スタイルなどでも似ている、模倣する、ということでもっと心の距離を近くすることができそうです。

相手に好意を抱かせることができる

それで、よくビジネスでもこの点が応用されていて、営業成績の良い販売員さんなどは、お客の仕草をまねる行為によって相手に対する好意や尊敬の気持ちを何気なく伝え、それが相手との信頼関係につながり、契約成立に至っているようです。

さらに、相手が笑うときに笑う、悲しい顔をしているときは悲しい顔をする、というようにミラーリングすることで相手に同調し、好印象を与えることもできます。

さらに、会話のリズムを揃えるといったことでも、相手に好意を抱かせることができます。

理化学研究所によりますと、二人の会話のリズムが揃うと、同時に脳波のリズムも揃うそうです。

このことは、ビジネスの場面だけでなく恋愛においてもよくつかわれてきたテクニックです。

好きな人の目の前で、相手がしている動作を真似することによって、相手に自分への好意を持たせたり、相手をよく観察して共通点を多く持つことによって、相手のくせや行動パターンなどをまねることによって、距離を縮めたり、相手の好意をゲットするのです。

よく、長く付き合っていたり結婚しているカップル、または仲の良い友だち同士などが、一緒にいるうちに仕草が似てきたり、話し方や反応の仕方が似てくるということがあるものです。

私たちは、無意識のうちに自分が好きな人や尊敬している人のことを真似しているのですね。

そして、意識してそのように相手をまねて、心の距離を縮める努力があるのかもしれません。

無意識にしても、意識的にしても、お互いに似てくる、ということはお互いが相手に好意を持っていることの証拠なのです。

3.吊り橋理論

「吊り橋理論」とは、カナダの心理学者だっトンとアロンによって1974年に発表された「整理・認知説の吊り橋実験」によって実証された学説で、よく「恋の吊り橋理論」ともいわれます。

実験では、18歳から35歳までの独身男性を集め、片方のグループには揺れない吊り橋、片方のグループには揺れる吊り橋を渡ってもらいます。

そして、吊り橋の途中で女性が声をかけアンケートをお願いし、「後日結果に関心があるなら電話をください」と自分の電話番号を渡します。

その結果、揺れる吊り橋を渡っているときに女性から声をかけられた男性のほとんどがその女性に電話をしましたが、揺れない吊り橋を渡っていた男性では約1割ほど人たちしか電話をしませんでした。

”揺れている吊り橋の上”という緊張感を共有したことで恋愛感情に発展しやすかったということがわかったわけです。

人は不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対しては、恋愛感情を抱きやすいのですね。

確かに、今までは別になんとも思っていなかった人でも、危険や緊張という状態を一緒に乗り越えたとき、なんだか前とは違った感覚でその人を感じる、意識してしまうことってありますよね?
外的なドキドキが恋愛のドキドキと勘違いしてしまう、ということがあるのです。

相手に好意を抱かせることができる

それで、ドキドキしたり緊張する状態を作り、それを一緒に体験し乗り越えることで、相手に自分を意識してもらいやすくなります。

このドキドキをどう作るか、ということですが、よく二人の男女がお化け屋敷に一緒に入ると最後にはラブラブになって出てくる、というようなことが言われます。

ラブラブとはいかなくても、お互いになんだか恋愛感情を意識するきっかけになるわけです。

お化け屋敷だけでなく、絶叫マシーンに乗ったり、さらに、運動をすることによっても心拍数を上げることができるし、新しい体験を一緒にすることもできます。

不慣れな行動をするときにはみんな緊張感やドキドキ感があるので、それが一緒にいる人に対するドキドキ感だと勘違いすることもあります。

どんな方法にせよ、恋愛感情を持ってもらいたい相手には、恐怖体験をさせたり、緊張状態を感じさせることで、生理的な興奮状態を共有できる環境を作りだせば、相手に意識してもらいもっと親密になるきっかけを持つことができる、というわけですね。

4.シンメトリーの効果

「シンメトリーの効果」とは、完全な左右対称の人や物に対して、美しいという印象を持つ効果のことです。