自分とその一族だけが宇宙にぽっかり浮かんでいるようなイメージです。
そして何もかも自分との関係で解釈します。
一歩引いた公正な視線というようなものはありません。
5. 自分が得をすればいい、という人が多い
中国人の究極の目標は、交渉を繰り返しながら、自分たちの一族を高い位置へ押し上げることです。
自分たちが繁栄すればよい。
そのためには手段を選びません。
6. 大げさである
中国人は何事もオーバーアクションです。
これも自らを大きくみせる手段の一つです。
立派な事務所や、高級車、ブランド品で身辺を飾りたがる心性と変わりありません。
7. お金が大好き
中国では、地位とお金は一致しています。
地位は利用して金を生むためのものです。
中国人の某氏は、出世して工場長に就任したとき、この地位にいる間にできるだけ稼ぐつもりだ、と意欲を隠そうとしませんでした。
これは仕入れ先から出来る限りワイロを取るぞ、という宣言に他なりません。
8. 血縁や親戚を非常に大切にする
中国人は血縁や親戚以外に信じるものを持っていません。
神や仏はありません。
寺社の数は数えるほどしかありません。
中国文明は多くの人間を養ってきたシステムとはいえ、形式主義と現実主義に覆われ、本当に信じられるものはないのです。
頼るものがあるとすれば風水くらいでしょうか。
中国人にとって血縁は最大のよりどころです。
9. 迷惑はあまり考えない
中国人の世間とは顔の見える範囲だけです。
それ以外の視線は一切気になりません。
人様にご迷惑をおかけしました、不快な思いをさせて申し訳ありません、などという発想は皆無です。
中国でいう礼儀とは、マナーや作法のことではありません。
10. 自信過剰
中国人は日常会話で「圧力大(プレッシャーがキツイ)」を連発しています。
筆者は当初、大きな声で言いたい放題の中国人にストレスなどあるわけない、と思っていましたが実はそうでもないことがわかってきました。
あまりにも延々と交渉という戦いが続くため、くたびれてしまうときがあるのです。
自信過剰に見える中国人ですが、悩みのないわけではなさそうです。