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恋愛心理学を極めるための17個の法...(続き2)

心臓がドキドキするような状況を味わうと良いのです。

 ただし、吊り橋効果は心理学の世界でもその実証については疑問の声が上がっているものです。

例えば、そのつり橋を一緒に渡ったのが「美女」だったからこそ、連絡先を交換することができたというものです。

美女じゃなければ意味がなかった、または、同性同士では意味がなかったのではないかと言う声も出ています。

つまり、吊り橋ばかりが恋心を生む原因になったのではなく、他の要因も大きく関わっていたということになりますね。

ですが、実際の恋愛に役立てるときにはそういった細かいところは気にかける必要はないでしょう。

一緒にホラー映画やお化け屋敷を体験してくれるような男女が、そのドキドキを一緒に体験することで心の距離が近づくと考えると、吊り橋効果もあながち間違っていないのではないでしょうか。

とにかく、気になる異性を出かける機会があったのなら、それを逃さずに吊り橋効果を試してみるのも良いですね。

2.単純接触効果で少しずつ近づく

 単純接触効果というのも、心理学の実験の中で実証された概念です。

人は、長く接触している(見ている)刺激に対して、短い接触時間の刺激よりも好意を抱きやすいというものがあるのです。

これを恋愛的な面で役立てるとするならば、とにかくアプローチするということでしょう。

長く接していればいるほど好意を抱きやすいのですから、とにかく気になる人との接触を増やすのです。

気になる人相手に恥ずかしがっていてはいけません。

相手との接触を増やすことで、少しずつ行為が溜まっていくようなイメージと考えれば良いでしょうか。

 もちろん、単純接触効果はそれほど単純な話ではありません。

心理学の実験においては、被験者が「好意も嫌悪感も感じていない刺激」を使って行いますから、最初から刺激に対しての嫌悪感が強かった場合には、接触を増やしたところで意味がないと言われています。

だから、もう既に嫌われている相手との接触を増やしたところで意味がないのです。

ですが、相手にとって自分が「何でもない」ときには意味がきちんとあるでしょう。

何よりも、接触を増やすことで、相手が自分のことを良く知ってくれるようになります。

良く知っている相手のことは好きになりやすいですよね。

相手と話した時間が長ければ長いほど、お互いのことを良く知り合い、お互いの良い部分を知ることができるので、恋に落ちやすくなるのです。

これはとても重要ですから、騙されたと思って単純接触効果の効果を信じて接触を増やしてみてはどうでしょうか。

3.ミラーリング効果で好印象に

 ミラーリング効果とは、思わず相手と同じ行動をとってしまうというものです。

好意を抱いている相手とは、つい無意識的に同じ行動をしてしまうのです。

これは自分では気づかないものなのでコントロールできません。

この効果を利用して相手の反応を見ることで脈ありかどうかを調べるのも良いですね。

ですが、この効果のもう一つの重要なポイントは、自分と同じような行動をしている人に、つい好意を抱いてしまうこともあるということです。

つまり、相手に好意を抱かせるためには、ミラーリング効果を利用して、相手と同じ行動をとるようにすれば良いのです。

ただし、あまりにわざとらしい行動をとると嫌がらせだと思われてしまいますので注意してくださいね。

4.ダブルバインド

 ダブルバインドはとても難しい概念ですが、恋愛心理学的に理解するのは難しいことではありません。

この方法ではYes/Noの質問をしないということがポイントです。

相手の返答を質問の言葉によって拘束すると良いのです。

例えば、相手のことをデートに誘いたいとします。

大抵は、デートの誘い文句は「今度の日曜日二人きりで出かけない?」です。

この言葉は間違っており、この方法では相手は簡単に断ることができるのです。

相手が断れないようにするためには、この言葉を少しだけ変えれば良いでしょう。

「デートしたいんだけど、来週の日曜日か今週の土曜日どっちが空いてる?私はどっちでも良いよ」と言うと、相手の答えは「Yes/No」と言う次元ではなくなってしまっていますよね。