最近は若者が田舎へと移住しているのはご存じでしょうか。
人はなぜ田舎に憧れを抱き、移住していくのでしょう。
知らない土地に憧れを抱くのは至極当然で、夢があって良いことですよね。
しかし田舎暮らしにもメリットのみではなく、デメリットも存在するのです。
そんな田舎暮らしのメリット、デメリットを知り、田舎暮らしへの夢と現実を把握しておきましょう。
憧れの田舎暮らしの実態
あなたが想像する田舎暮らしとはどのようなものでしょうか。
ひとえに田舎暮らしといっても、その田舎の度合いは人によって異なると思います。
ド田舎が良いのか、それとも都会寄りの田舎が良いのか、それだけでもかなり風景やライフラインが変わってきますね。
田舎に移り住んだという方は、もともと都会に住んでいた人が多いのでしょうか。
それとも地元は田舎で、都会に働きに来ているけれど、やはり田舎に戻ったというパターンなのでしょうか。
後者の場合は、田舎暮らしの実態を知っているため、馴染みやすいという部分がありますよね。
前者の場合は、初めての田舎暮らしで想像していたものと違ったという部分がありそうです。
果たして、田舎で暮らすことを決めた人の動機はどのようなものだったのでしょうか。
自分が想像していたものと、現実の生活との違いはあったのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
1. みんなの田舎暮らしの動機
最近の傾向として、田舎暮らしを決める人は若者に多いという部分があります。
田舎暮らしというと、終の棲家に選んだり、どうしても老後というイメージが付いて回ると思うのですが、現在はそうでもないようです。
その背景には、田舎への憧れや新しいことへのチャレンジといったものが見え隠れしています。
具体的に田舎暮らしを決めた人の動機を見てみましょう。
「体調を崩したため」「自然の中で過ごしたい」「自分自身を見つめなおしたい」
「田舎育ちの人の良さを感じたため」「田舎で子供を育てたかったから」「田舎に可能性を感じているから」
「田舎に興味はなかった、ふらっと立ち寄ったのがきっかけとなった」「町おこしをしたい」
こうして見てみると、田舎暮らしを決めた動機というのは人それぞれです。
「もともと田舎に憧れていた」という意見はほとんどなく、なんとなく辿り着いた人や、導かれるようにして着たという自然の流れというのを感じる意見が多く見受けられます。
2. 理想と現実の違いは?
田舎暮らしにも理想と現実は存在します。
田舎に住みたいという憧れを持って移住してくる人は、理想と現実のギャップに驚いてしまうことがあります。
町おこしという言葉が先ほどもでてきましたが、田舎には高齢者が多いことから、若者をよんで町を活性化させるPR活動が最近よくされていますよね。
雑誌で特集されたり、テレビで特集されていることから、田舎に住んでみようかなと思う人もいます。
特集されているものは、どうしても良い面を取り上げますよね。
そうすることで移住してくる人が多いのも事実です。
しかし良いイメージばかりを膨らませてしまっている人が田舎にきて、想像していなかったことにぶち当たるということがよくあるのです。
田舎に住むと自給自足というイメージはありませんか?
そうしたイメージからか、少ないお金で暮らせると思う方もいるようですが、田舎は車が必要で、ちょっとしたお出かけにも車をだすので、ガソリン代の出費に驚くということも。
また、寒暖差が激しかったりと、「自然を甘く見ていた」という意見も飛び出してきます。