自己表現が下手、くらいならまだしも、変態扱いされてはたまりません。
8.貯蓄精神が旺盛である
日本は台風や地震など自然災害の多い土地柄です。
まずこの面における不安は常にあります。
さらに仕事や会社に入れ込みすぎていて、それらを失ったときの不安にも強いものがあります。
その割には日本では自動車以外の損害保険の浸透が十分でなかったこと、本来元本の保証された貯蓄商品を好むこと、などから今にいたるも貯蓄が盛んです。
それも利子の高低にあまり関係されません。
世界的には不思議な感覚と見られています。
将来のことをしっかり考えている人が多い
日本人は将来のことを少し悲観的に考えすぎています。
その結果、金融資産は高齢層に集中しています。
極め付きは死ぬ間際の貯蓄額が、人生で最も多いということです。
これはいくら何でもやりすぎでしょう。
若い世代への資産移転を積極的に図っていく必要があります。
政府による制度的支援も必要でしょう。
9.言動が誠実である
日本人は正直誠実を尊びます。
交渉においても正論をたたかわせます。
ところが他の世界では一概にそうとばかり言えません。
外国人は自己主張と交渉において、あらゆる手段を駆使してきます。
ウソも方便を地で行く交渉ぶりで、正論などは数ある交渉手段の一つに過ぎません。
純情な日本人は、いちいち真面目に対応しすぎ、かえってペースを握ることを難しくしています。
男女別に見る日本人の性格
筆者は中国で貿易の仕事をしていたとき、全世界を相手に商売をしているカシミヤ業者にどこの国のバイヤーが一番信頼できるか?と聞いてみました。
すると答えは、1位ドイツ人、2位日本人、あとはどこも同じというものでした。
まったく予想通りでした。
この2トップは、まじめで信頼できるイメージが確立されています。
これは先人たちよって積み上げられた功績であり、いつまでも受け継いでいきたいものです。
以下それ以外の特徴を分析してみましょう。
日本人男性の性格
日本人男性は、やはり日本人イメージの大半を担っていると言ってよいでしょう。
それを形作っているのは、真摯なビジネス姿勢です。
筆者が中国に駐在していたとき、日本人と韓国人の差が話題となっていました。
それは投資に関するものです。
日本人は中国に100万ドルの工場投資をすると決めたら、計画に基付いて必ず実行します。
ところが韓国人は、事務所を設立しただけでぐずぐずしている。
いつ実行するかさっぱりわからないケースが多いのです。
計画を発表した後でも、もっともうかる商売はないか、などと画策を続けています。
真面目な日本人による投資はどこへいっても歓迎されます。