何となく周囲に合わせ、2~3種類に集約されるでしょう。
昼食は楽しむものどころか、時間のロスのような感覚です。
この感覚も食事は楽しむもの、または大事な社交と考える外国とは大いに違っています。
ただしファーストフードの本家であるアメリカとは、この辺りの感覚も似ているようです。
ミーハーである
ミーハーとはもともとは低俗な趣味や流行に走っている教養のない人を指していたそうです。
それが芸能人の動静を追いかけ、知ったかぶりをする若い女性を中心に使われるようになりました。
現在は逆にもう少し広く若い女性に限らず、使われているようです。
例えばAKB48を見守り、育てるのが生きがいである、などと広言している中高年のオヤジたちも、あるいはそう呼ばれたがっているかも知れません。
外国人からは、オタクの存在も含めて、日本人は変態が多いという評価です。
仲間内のうけ狙いのような活動が、国際的には怪しい行為と見られてしまいます。
流行りのものに流される人が多い
日本は、流行りすたりの目まぐるしい社会であることは間違いありません。
さらに面白いのは、その去っていった昔をやたら追慕する気持ちも強いことです。
それならもう少し一つ一つの時代をもっと大切にしてもいいと思います。
しかし流行りものに流されては、あとから懐かしむ感性はもう血肉と化しているようです。
ユーモアがない
日本人はユーモアを欠く、と言われます。
もともと自虐的な傾向が強いため、欧米のようにジョークをジョークとして笑い飛ばせないことは考えられます。
サラリーマン川柳など、国内でしか通用しない、うさ晴らしを専門としているせいでしょうか。
こうした分野でも、もっと世界に目を向け、センスを磨いていく必要がありそうです。
日本人=仕事人間、真面目という印象がある
イギリス人の映画監督に、「グラディエーター」「ハンニバル」などで知られるリドリー・スコットがいます。
日本の中高年には、松田優作の遺作となった「ブラック・レイン」の監督としてなじみ深い人です。
彼は世界中さまざまな場所で映画の撮影を行っていますが、その経験に基付いて、イギリス人、アメリカ人、日本人のスタッフについてコメントしています。
監督の要求した舞台装置や小物などを、「日本人スタッフはその日のうちに手配してくる。アメリカ人スタッフは、日本人ほど早くはないが翌日には手配してくる。イギリス人スタッフは手配することができない。」というものです。
多方面に目配りができ、機敏な日本人スタッフの動きが伝わってくるようです。
イギリスは階級社会のため労働者階級のスタッフは、上流階級の使う品物をどこで手にいれればいいかわからなかったのでしょう。
もっともネット通販の発達した現在では事情が変わっていると思います。
とにかく日本人は何をやらせても仕事人間、真面目かつ有能である、ということがこの証言からも伝わってきます。