22. 目が合うとするそらす人に当てはまる法則
子供時期にイジメにあって人を信じられなくなっている人や人間関係で心が傷ついて、人を恐れる人は、目を合わせることを避けようとして、そらせることが少なくありません。
『目は口ほどにものを言う』ということわざにある通り、目は『その人の全て、全人格』を物語ります。
ですから、本心を知られたくない、隠したい人は無意識のうちに、相手と目が合うとすぐにそらして、自分の本心を気付かれないようにします。
また、劣等感や自己嫌悪感を心の奥に抱いている人は、周りの人に本心を知られたくないため、自己防衛本能が働き、相手と目が合うとすぐにそらしてしまいます。
23. 試験前や忙しい時に、逆にいつもしない掃除をしたくなる人に当てはまる法則
いつもしない事をしたくなる人には、ストレス原因から心を遠ざけようとする自己防衛本能が働いていると言えます。
人は、試験前や忙しい時には、自覚の有無に関わらず、脳がストレスを感じているものです。
ストレスを強く感じているとき、脳自身がストレスから自らを守ろうとして、全く無関係の行動へ心の興味を向かわせようとします。
この結果、いつもしない掃除などの行動に神経を集中することで、ストレスから脳自身が解放されていきます。
24. うなずく回数が多い人に当てはまる法則
相手を目の前にしてうなずく回数が多い人は、相手を大切に思う心の持ち主であることを物語っています。
相手の話に真剣に耳を傾けて、聞き漏らさないように自己確認する行為です。
また、うなずく行為は、相手の話の内容を反芻する行為に相当します。
相手に向かって、『真剣に聞いているよ』と合図を送る意味も込めています。
うなずきは、相手との『無言のコミュニケーション』とも言えます。
行動心理学について知ろう
行動心理学は、『行動の原点は心にあり』という考えをもとにした、人の心を研究する分野です。
多様化している人間模様の中で、職場などで繰り広げられる人間関係をスムーズに築いていく『潤滑油』の役割を担ってくれるのが行動心理学と言えます。
あなたも行動心理学を知ることで、日常生活の中で織りなされる男女の人間関係づくりにも活かすことができます。
また、身近な人との人間関係の修復の一助にもなり得ます。
行動心理学は、心理学の分野の中でも、日常生活に最も身近なものなのです。