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行動心理学を学びたい人は知りたい、...(続き3)

目の瞬き回数が多い仕草は、目の前のものを見たくないとき、目の前のものを拒否する自己防衛本能の現れと言えます。

9. 独り言を頻繁に言う人に当てはまる法則

独り言は、寂しさで心が包まれているとき、話し相手を無意識のうちに求めている仕草と言えます。

日々の生活の中で、話し相手が欲しいときや自身の気持ちを分かって欲しい、理解して欲しい心理状態の表れかもしれません。

自分の考えを分かってくれる人を無意気のうちに求めている孤独感に心が包まれている状態に起こる仕草です。

独り言は、仮想の話し相手を自分の身近につくり、『バーチャルの人物』に話しかけているのです。

親しい話し相手が欲しい、親しい友人が欲しい、心を許せる人が欲しいという心の叫びを物語っています。

自分の気持ちを話す行為は、相手の同意を得ることで『自分は認められている』、『自分のことを理解してくれている』、『自分は独りではない』という、自分は社会の一員であり孤立していないことを確かめる行為でもあります。

人は潜在意識の中で、世間から『浮いた』存在になることを絶えず警戒しています。

自己防衛本能は、社会から疎外されたくない、拒絶されたくないという警戒心を呼び起こします。

学校のクラスから拒絶されたくない、職場の人から浮いた存在になりたくないという自己存在を確認する本能が働いています。

アフリカ象が大草原の厳しい自然環境中で生き残るために集団で行動する本能と同じく、人間にも生存本能により、世間という集団から疎外されたくない心理状態が常日頃働いています。

また、人間は動物の中で唯一、言葉を使って集団の中で自己を主張できる存在です。

言葉は自身が存在していることを認識できる大切な『生存ツール』といえます。

相手との会話ができるとき、自分の存在を再認識できますが、話す相手が居ないときは、やむを得ず独り言により、自分が存在していることを自身で認識する手立てになります。

独り言は、相手との会話の代替手段です。

人間は自身の考えを言葉で表現し、理解者を求めることで、自己存在を再認識する動物です。

自身の存在を再認識することで心の平安を保つことができるのです。

10. 貧乏ゆすりをする人に当てはまる法則

貧乏ゆすりは、イライラ感、緊張感、欲求不満で心のやり場がないとき、不満の発散手段として無意識のうちに身体に表れる症状です。

不満が心に鬱積しないように、無意識のうちに発散させる自己防衛本能が働いている状態です。

人は恐怖感に襲われると身体が震えます。

貧乏ゆすりも身体の震えのひとつです。

身体の震えにより極度の心の緊張を和らげて、心の平衡感覚を保とうとする働きといえます。

貧乏ゆすりは、自己の心の平安を保とうとする仕草です。

貧乏ゆすりは、心のストレスを軽減するために脳が発する『自己防衛信号』といえます。

【貧乏ゆすりについては、こちらの記事もチェック!】

11. すぐにニオイをかごうとする人に当てはまる法則

すぐにニオイをかごうとするのは、『ニオイ=汚れ』という生活感を抱いている人に見られる癖の仕草です。

ニオイは汚れから発するものという考えで、すぐニオイをかぐ人は、清潔感に過敏な人にみられる仕草です。

ニオイをかぐことで汚れているかをチェックする行為です。

わずかな汚れでも過敏に反応して嫌悪感を示す人に見られるでしょう。

自分の身の回りは常に潔癖でありたいという願望が強い人です。

清潔感に敏感に反応する人は、自分に自信がもてない面をもっています。

12. よく耳を触る人に当てはまる法則