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ペットロスを乗り越えるためにやりた...(続き6)

ペットを家族の一員にすることは今では当たり前のようになっているかもしれませんが、一生を共にすることはできないものだと考えましょう。

その覚悟がなければ飼ってはいけません。

その覚悟をしていてもなお、ペットロスというものになる人もいますから、覚悟があってもペットロスにならないというわけではありませんが、甘い覚悟で飼っていると、お別れの時に心に受けるショックが大きくなりすぎてしまいます。

ペットの寿命は短いもので、いつかは看取らなければいけない時が来る、その覚悟を持ってペットと一緒に過ごすようにしてくださいね。

ペットと過ごせる1日、1日を大切に過ごす

 ペットと過ごせる一日はとても大切な時間です。

長くて20年ほどしかない寿命なのですから、その一日は人間の一日よりもずっと大切な時間かもしれないと考えておきましょう。

死んでしまってから何もしてあげられていないと後悔するのが嫌ならば、ペットを大事にしてあげてください。

家族の一員に迎えたからと言って杜撰に扱ってはいけません。

忙しいからと言って放ったらかしになっているのなら、その分だけ暇なときにはかまってあげるなど
大切な時間を過ごすようにしてください。

ペットロスの原因はペットの死が勿論直接的なものではありますが、ペットに何もしてあげられなかった後悔というのも多分に含まれているでしょう。

いつペットを看取ることになっても公開をしないような生き方をさせてあげることが大切です。

「この子がいなくなって寂しいけれど、できる限りのことはやってあげられた」という意識を持てるように、ペットとの時間を大事にするようにしてください。

感情移入しすぎない

 シビアな話ではありますが、ペットに感情移入しすぎないというのも大事です。

ペットに感情移入していると、その死を悼む気持ちが強くなりすぎます。

確かに、死を悼むことは大切でしょう。

死を受け入れられないのは誰もが同じ条件です。

ですが、必要以上にペットに感情移入していると、その死があまりに大きすぎるものになるのです。

感情をペットに寄せることは大切です。

飼い主の感情が自分にあると感じるとペットも幸せにいられるでしょう。

ですが、だからと言って感情を移入する必要はありません。

自分は自分、ペットはペットという自立した気持ちを持っていることも大切です。

ペット中心で世界が回ってはいけない

 ペットが大好きな人の中には、ペット中心に世界が回っている人がいます。

家の中で一番偉いのはペットであり、ペットのために生きていると考えている人々です。

ペットのためなら何でもできますし、ペット中心に動いているので、その中心がなくなってしまってはどうしようもないという状態に陥るのです。

ですが、それは何かおかしいですよね。

ペットは確かに家族の一員かもしれませんが、人間と同じではありません。

ペット様という状態になってしまってはいけないのです。

従者が主人をなくすと何もかもなくしてしまうのと同じように、ペットの召使のような生活を送ってはいけません。

あくまで寄り添っている家族の一員でいましょう。

ペットがいなければ何もできない状態になっているのは、ペットに対する一種の依存であり、それは愛ではありません。

ペット仲間を増やす

 ペット仲間を増やすというのも良いかもしれませんね。

同じ動物を飼っている仲間を作ることで、どのように生活していれば健全にペットとの生活を送ることができるのか分かるでしょう。

特に、ベテランのペット仲間を作ることができれば、困ったときにでも頼りになります。

ペットの話をすることもできますし、たくさんの交流をすることができるでしょう。

そうした仲間からの情報を活かしてペットの老後をみとって上げれば、老後に何もできなかったと思うこともありません。