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ひよるとはどういう意味?若者言葉を...(続き2)

どちらも基本的にひよると意味は同じですが、ひよったは過去形になり、ピヨるはより若者的なトレンドを意識した言葉になります。

若者同士では普通に使われている言葉でもありますが、一般的にはあまり知られていない言葉でしょう。

この二つの言葉を聞いた時は、ひよるの過去形と、ひよるの変化バージョンだと思って頂ければ大丈夫です。

ひよるは方言ではない

もうお気づきかも知れませんが、ひよるという言葉は方言ではありません。

日和見という言葉から派生した新しい言葉です。

さらに語源である日和見から意味も変わってきている言葉なので、ひよるという言葉のオリジナルな意味として定着しつつあります。

何も知らずにひよるという言葉を聞いたとしたら、どこかの方言と思ってしまうかも知れませんね。

ひよるのシーン別使い方

今までの章で、ひよるという言葉の意味や語源などについて説明してきました。

若者言葉であるひよるについて理解して頂けたかと思います。

この章ではさらに詳しくひよるについて説明していきたいと思います。

現代の若者は、どの様な状況でこのひよるという言葉を使っているのかを具体的にお伝えします。

中には本来の意味である日和見主義に近い使い方をする場合もあり、興味深い内容になっています。

大きく分けて日常生活と会社での使い方について説明していきますので、参考にしてみてくださいね。

日常生活

それではまず、日常生活でのひよるの使い方についてです。

若者が使う言葉ですので、使われるシーンも若者が経験しそうなシチュエーションで使われることになります。

そうなりますと学校生活やその延長上で使われることになり、友達同士や学生同士で使われることが多くなるのです。

まるで学園物のアニメに出てきそうなシーンで使われることが多くあります。

それでは日常生活でどのようにひよるという言葉が使われるのかを見ていきましょう。

先輩にびびる

まずは学生同士の上下関係内での使い方です。

コワモテな先輩や部活の厳しい先輩に強い態度で迫られたり叱られたりすると、後輩は当然怖気づくとも思います。

そんなシチュエーションで、「怖~、ひよった~」とか「マジピヨるんですけど」などといった使われ方をします。

やはり意味としては怖気づく、ビビるといった意味になり、怖い先輩に態度に対しての自分の状態を表すことになります。

ケンカしたとき

ケンカをしたときにもひよるは使うことが出来ます。

ケンカ相手の強さや怖さにひよる、ケンカをして強そうに振舞っていたけれど、内心ひよっていた、ピヨる相手が憎めなくなって、ケンカを止めた、などケンカで感じた恐怖心や怖気づいた態度に対して使えます。

また、語源に近い日和見的な意味で使うことも出来ます。

友達同士がケンカをして、強い方の友達の意見にひよってしまった、強い相手の意見にピヨって同意してしまった、などと使う場合もありますが、現代においては少数派の使い方になるようです。

チンピラに絡まれた時

学園ドラマのようにチンピラに絡まれた時にもひよるは使われます。

突然の災難に驚き、ビビッてしまい、「あの時はひよった」や、チンピラに睨まれて一瞬でピヨった、などと使うことが出来ます。

本人にとって望まれない出来事ですが、危険が去った後では仲間内での笑い話や武勇伝の中で使われることになります。

会社で

日常生活では若者らしく学生にありがちなシチュエーションでの使われ方をされているひよるですが、社会ではどのような使われ方をするのでしょうか?

社会では学生のような状況を経験することは少なく、ひよるという言葉を使う年代も学生に比べて上がります。

そのためひよるの本来の意味である日和見の意味に近い、または同じ意味で使われることが多くなります。

つまり、相手の顔入りや立ち位置を伺い、相手に合わせてより強い方や自分が有利になる方へなびく場合やそのような人を相手にしたときに使われるのです。