そのため意味として日和見という言葉を知っている人には理解しやすい使い方だといえるのです。
会議で「日和見」な態度をとる
会社の会議でつい日和見な態度をとってしまった場合、「今日の会議でひよった」と使うことが出来ます。
例えばあるAとBのプロジェクトがあり、会議でどちらを優先するかを決める際にAの方が有利に進みそうな時にはAを推す意見を述べたりします。
ですが、Bの方が有利になると見るやBを推す方向に変えてみるなど、正に日和見的な言動をした際にひよるを使うことが出来ます。
この場合のひよるは日和見主義の意味があるひよるなので、語源のままの意味で使うのです。
また、会議中に自分の意見を聞かれて、その場の流れや有利な意見に合わせて適当な意見を述べてしまう場合もひよった態度をとったということが出来ます。
このように社会でもひよるを使うシーンはありますが、意味は語源の日和見と同じものになることが多いのです。
実際に年配の上司などは日和見という言葉を多用する人もいると思います。
上司が「日和見」主義で、いつもコロコロ考えを変えて困る
先程述べたように、年配の上司の中には日和見という言葉を使う人もいると思います。
または上司自身が日和見主義者で、態度をコロコロ変える人であるかも知れません。
例えば、社長の前では社長の意見に従い、課長の前では課長の意見に従うといったように、人により態度を変える上司がいて困る場合「上司のひよった態度に困る」ということも出来ます。
日和見主義者の態度にはいちいち付き合っていては、こちらが疲れてしまいますので注意が必要ですね。
言葉の使い方として、このような日和見主義者に対してそのままの意味でひよるを使うことが出来るのです。
現代の若者の言葉であるひよるですが、昔からある日和見という言葉と同じ意味で使う場合もあるのです。
ひよりやすい人の特徴
では、ひよりやすい人というのは、いったいどのような人のことをいうのでしょうか?
友人や家族から「あなたってひよりやすいよね」なんていわれて、あまり意味が分からなかった方もいるかもしれないですね。
ひよりやすいという意味が分かれば、きっとあなたが周りから見られている雰囲気や印象までも分かるはず!
さっそくひよりやすい人の特徴を見ていきましょう。
普段は強がって見せている
本当は弱いのにいつもは強がっていて、その弱さを見せないようにしている人のことを”ひよりやすい人”といいます。
自分では、強く見せようだとか強がっているのが普通で、周りにもそのように見えているように感じますよね。
しかし、ひよりやすい人というのは、強がっているということが周囲にバレやすい傾向があるんです。
そんな強がっている姿がひよりやすく見えてしまうんです。
自己保身に走りやすい
また、強がっているということは、自分を守る姿勢に入りやすいということでもあります。
自分の弱さを認め、そしてさらけだすことができれば、わざわざ強がる意味はありませんよね。
しかし、ひよりやすい人というのは、その弱っている部分を誰かに見せることを嫌がる傾向にあるのです。
それにその弱いところがバレてしまったら、誰かに弱みにつけこまれるかもしれない…と思っている人も。
そこまで考えてしまうちょっとした”被害妄想”が強いところもあります。
そのため、自分を守るために強がり、自己保身に入りやすくなってしまうんですよね。
これは幼い頃からのクセであることが多いので、自分でも気づかずに強がってしまっていることも多いです。
気が小さい
強がってしまうのは、弱いところを隠すためだ…と一つ前の項目でお伝えしましたね。
要するに気が小さいということでもあります。
気が小さいということは、心が繊細でガラスのハートの持ち主であるということになります。
いつも強がっているし、強く見えるので人によっては「まさか弱いなんてないだろう」と思われるのですが、そんなことないんですよね。
弱い犬がそれを隠すために吠えまくるのと同じかもしれません。