アメンボが水に沈まない理由は、見た目通り非常に体が軽く、水に濡れない特性を持っているから。
たとえば、1円玉の重さは1gですが、水に沈むことはありません。
アメンボの重さは、10匹合わせても1gにならないといわれているので、もちろん水に沈むことはないのです。
また、アメンボの足の先にはたくさんの細かい毛が生えていて、その毛には油が含まれているんです。
なので水を弾き、アメンボは水に沈まないのです。
働かない働きアリがいる
「働かない働きアリ」とは一見、とても矛盾しているように思えるでしょう。
ただ、働きアリの7割は、目的もなくフラフラしたり、動かないなど、とにかくなにもしないのです。
とはいえ、やはり働きアリというぐらいですから、ずっと働き続けているアリもいます。
同じ働きアリにもかかわらず、どうしてこれだけの差が生まれるのか疑問に思うでしょう。
人間も「よく働く人」と「すぐにサボる人」で分かれますよね。
ですが、アリは人のように思考能力を持たないので「バレなければサボってもいいだろう」と考えているわけではありません。
ただ、遺伝的にエサに反応しやすいか、そうでないかで分かれているのです。
魚編
ここからは「魚」に関するうんちくを紹介していきます。
海や居酒屋、水族館デートの際に使えるかも!
イルカの方がサメよりも強い
水族館でも1番人気があるといっても過言ではないほど、注目されているイルカですが、実はサメよりも強いのです。
たとえば、サメの中でも特に恐ろしいイメージのある「ホホジロザメ」は海の生き物の中でも最強といわれているほど。
ただ、そんなホホジロザメに勝ってしまうのが、イルカだというのです。
もちろん、あれだけ人を魅了するパフォーマンスを繰り広げるイルカはそれだけ知能も高いでしょう。
とはいえ、サメよりも強いなんて、なかなか想像することができないですよね。
ですが、実際にイルカがサメを攻撃している様子は目撃されているのです。
世界一泳ぐのが速い魚はカジキマグロ
食用として人気の高い「カジキマグロ」ですが、実はおいしいだけでなく、世界一泳ぐのが速いのです。
ただ、ひとくちにカジキマグロといっても、ダントツで速いのは「バショウカジキ」で時速はなんと110km。
走りが速いことで有名なチーターと匹敵する速さとなっています。
ちなみに、これだけ速く泳げる秘密は、油を生成する腺にあるのです。
この腺で分泌された脂肪酸の混合液が、頭部全面に撥水層を作り出すことにより、水の抵抗を抑えて楽に泳げるようになるのです。
クマノミはオスからメスへと性転換をする
ファインディング・ニモとして一躍有名になったクマノミですが、実はオスからメスへと性転換をするのです。
というのも、クマノミは産まれたときはなんと全員がオスであるから。
そのため、群れの中でもっとも大きくて強いオスがメスへと性転換をします。
卵を体の中で成長させるには強い生命力が必要で、さらにクマノミは産卵後も孵化するまで親が卵を見守り続けることから、メスが大きくて強い方が都合がいいというわけなのです。
また、オスからメスへと性転換した場合は、もう二度とオスに戻ることはできないため、非常に大きな決断であるといえるでしょう。
魚は人の体温でやけどしてしまう
水温と体温が同じになる変温動物で、体温がとても低い魚には、人の体温は高すぎるとされています。
そのため、素手で掴んでしまうと、せっかく釣り上げた魚がやけどしてしまうことがあるのです。
ただ、魚にもいろいろな種類があり、人の体温でやけどしてしまうのは弱い魚だけなのだとか。
たとえば、漢字から見て分かる通り、魚へんに弱いと書く「鰯(いわし)」は人の体温でやけどする以前に、わずかな刺激もダメなのです。