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手前味噌とはどういう意味?デキる人...(続き3)

そんな筆者の印象は、ある意味当たっていたということなんですよね。

だから、筆者なんかが使うような言葉ではないって思っていたんだな~って。

感覚的なモノは合っていたのだと思います。

それに、謙遜や恐縮をしながらも自慢話を繰り広げるわけですから、聞き手の立場が下である印象も与えることになりますよね。

なのでやはり、それなりの立場の人が使う言葉であるとも言えるでしょう。

スピーチや演説

筆者の印象にあった、政治家さんや著名人の人が使っているというイメージ。

これはある意味、聞き手より自分の方が、権力や権威のある人間だということを、自覚しているからこその発言であると言えますよね。

特に政治家さんがスピーチや演説などをする場合、「手前味噌ですが…」と表現することで、ある一定の効果があると思われます。

立場のある人間である自分から、一応気を使っておかなければならない有権者に向けての発言をする場においては、謙遜もしておかなければ反発心を生んでしまいますよね。

結局は自慢話で、自分の権力を誇示するような発言であっても、「手前味噌…」と言っておけば、謙虚さも示したことになります。

このことからも手前味噌の使われるシーンは、それなりの立場にある人が、不特定多数の人へ向けての発言をする時が最適とも言えますよね。

自分に自信もあって、自慢話を繰り広げたい時でも、聞き手の支持を得られなければ発言の意味も無くなってしまいますから。

なにかの発表

ただもちろん、政治家さんや著名人で無ければ使ってはいけないということではありません。

スピーチや演説をする機会は、何も偉い立場でなくても行う可能性があるものです。

そのひとつが、何かを発表するというシーンになると思います。

研究の成果を発表したり、自分の経験を発表したりなどで、スピーチをする場合もあるでしょう。

そんな時、例え年齢を重ねたことによる確固たる自信が無くとも、その発表に向けて準備してきたことについては、それなりの自信を持ってその場に臨んでいるはずです。

その時の自分なりの努力や、それまでに自分がしてきた経験に基づく発表は、やはり自分で自分を褒めてあげたいようなものだったりするはずですよね。

ただ、不特定多数の人に向けての発表をする場合、その中には自分よりも経験や知識豊富な人もいるかもしれません。

そんな人を相手に自慢話をするのは、ちょっと気が引けますよね。

そんな時こそ、「手前味噌ですが…」という前置きが活躍するのでしょう。

何かを発表する場というのは、無縁な人は無縁だけど、職業などによっては度々発表の機会があることでしょう。

そんな時に覚えておくと、便利な表現だと言えると思います。

プレゼン

そんな発表の機会のひとつに、プレゼンがありますよね。

これこそ特に仕事で、頻繁にプレゼンを行う立場にいる人もいると思います。

社内に向けた企画案、取引先に向けた提案などを行うプレゼンテーション。

これが、会社にとっても自分にとっても、営業成績を左右する大事な局面だったりもします。

新しい企画を通すために、取引先に自社の商品を採用してもらうために…ありとあらゆる調査をし研究をし、ひとつの仕事を形にするための最終局面であるプレゼン。

この出来栄え次第では、時間をかけて苦労して集めた資料も、ひねりにひねった企画も、全て水の泡になる可能性もあるんですよね。

ということは、いくら自信を持っている企画でも、自社製品があれば取引先の利益になると分かっていても、相手の気分を害してしまうプレゼンはご法度ですよね。

かといって、アピールもしなければ、企画や商品の良さも伝わりません。

そんな時にデキる人は、「手前味噌ですが…」と謙遜し、これまでの会社の業務内容や、取引先の成果にリスペクトを示しつつ…さらなる一手として、自分の企画や商品の素晴らしさをしっかりアピールするということです。

講演

そして中には、講演活動をするという人もいるでしょう。

こんな時にも出来る人は、講演のなかで「手前味噌ですが…」を使っているようです。

講演活動をするということは、やはり講演者はそれなりの立場があったり、著名人であったりしますよね。

また、講演で話すだけの経験が自分にはあるという人が、講演活動をするものだと思います。