なので筆者には、講演をする立場になることなんて一生無いでしょう(笑)
講演を行う人は、自身の経験が他の人には無いもので、唯一無二くらいの感覚を持っている人も多いと思います。
そこまではいかなくても、自身のような経験をする人は極少数であって、人に聞かせるだけの価値ある経験が、自分にはあると思っているはずです。
だけどやはり、講演こそ不特定多数の人が聞くものであり、年齢層もバラバラ。
自分の経験値には自信を持っていても、特に年配の人には、鼻につく話になってしまうかもしれません。
もちろん自信があるのだから、堂々と自慢したって言い訳ですが、出来る人なら聞き手側が不快にならないようにも気を使うのです。
講演で話すことって、自身の経験値によるものが多いですよね?そこには自分なりの苦労した経験や、他の人が体験していない特別な経験があって、それはきっと他の人にも役に立つものになるんだと思います。
そこは自信を持っても誰にも文句は言われないだろうし、文句も言われたくないという気持ちがあるでしょう。
でも、筆者は思うんです。
今は経験者が少なくなってきてはいますが、ある一定の年齢以上の人は戦争を体験しているんですよね。
そんな体験をした人たちを目の前にしたら、自身の経験を自慢することなんて出来ないなって。
そう考えたら、どんな人が聞いているか分からない講演において、「手前味噌ですが…」くらいのことは言っておきたいですよね。
こういった謙遜は、ある意味礼儀なのかもしれません。
もちろん、聞き手が自分より年齢層が上の人達だけだって分かっていたら、手前味噌と言うより「恐縮ですが…」と言った方がいいんですけどね。
HPやブログ
つまり、「手前味噌ですが…」というのは、自慢するにあたって、一応謙遜を含ませたというニュアンス。
なので、聞き手が明らかに自分より年上だったり、立場が上である場合は、「恐縮ですが」と言うほうが正解となるわけです。
ですので使うシーンを間違えれば、ちょっと不快な気持ちにさせてしまう可能性もあるということですよね。
聞き手が不特定多数で年齢層もバラバラな場合や分からない場合、もしくは自分の知識や経験などに置いて、それなりの立場にいると自他ともに認められていたりする場合。
また、しっかりとアピールすることが必要なプレゼン。
そんな時に「手前味噌ですが…」と使うのがいいと言うことです。
となると、日常的に筆者のような一般人では使うことって無い言葉なのかな…と思われますが、実はよく使われている場所が他にもあるということなんです。
それが、HPやブログなんですよね。
HPやブログは、まさに不特定多数。
年齢層も性別も分からない人々に向けて発言する場です。
つまり、その場で自慢話を繰り広げる際に、「手前味噌」は最適な使い時になるということです。
HPやブログは、自身のことを発信し表現する場。
だけど、発信するには、読まれなければ意味がありませんよね。
アピールも必要だけど、時に謙遜し謙虚さを見せておいて、読者に愛される存在になることも大切です。
きっと皆さんそんな気持ちもあってだと思いますが、HPやブログでは「手前味噌」は結構頻繁に登場しているのだそうですよ!
️手前味噌の由来
ここまで、手前味噌の意味やどんな時に使われるのかについて解説してきました。
ですが、そもそも何故、手前味噌が自慢を意味しているのか…気になりますよね?
これには、日本ならではの調味料である味噌が使われていることに、ヒントが隠されているようです。
日本人なら無くてはならない味噌。
それに手前を組み合わせて表現されることになった、手前味噌。
この言葉の由来は、一体どんなものなのでしょうか。
由来を知ると、なるほど!と思ってしまう、日本のかつての風習がありました。
ここで使われる手前とは
まずは、手前味噌の“手前”の意味について確認していきましょう。